円陣闇丸さんのレビュー一覧

暁天の彼方に降る光 上 小説

和泉桂  円陣闇丸 

THE清澗寺家シリーズ

THE 清澗寺家シリーズ

前作から数年経ち、もう新作は出ないと思っていた清澗寺家シリーズですが、新作が出ると聞き喜んで購入しました。
BL大河と謳って遜色ない濃厚でどっしりとしたシリーズはこれまでのお話同様読み始めると止まらない内容となっています。

上巻と銘打ってあるままに、今回はお話が完全に下巻に続いています。
冬貴編の序章、国貴編、和貴編、ショートストーリーの道貴編で構成。

22

暁天の彼方に降る光 上 小説

和泉桂  円陣闇丸 

たった1ページで不快感MAXに

なんだかとても悲しくなったのでここに書きます。

メインの国貴編と和貴編を読んだまでは良かったのです。
どちらのカプも通常営業で可愛いなー。
どちらも事件が起きたところで終わっていてとても気になるし、
下巻が楽しみだなー。
のんきにそう思ってました。

その後、時間ができたので冬貴編を読みました。
それが数日前なのですが、
あまりにショックでそれから心が死んでました。

冬…

10

暁天の彼方に降る光 上 小説

和泉桂  円陣闇丸 

すべては下巻に続く……

上下巻での刊行が予定されている、シリーズ完結編。
近頃は文庫化もされている、
円陣さんの挿絵も麗しい壮大な一族絵巻だが、
その最後にふさわしい二段組みで分厚い上巻です。


最初は、冬貴の結婚式の前夜、成人の儀を描いた短編『雪月夜』。※
(ちなみに、冬貴の誕生日は本書の発売日2/29です。)
その後、国貴編と和貴編両方がそれぞれ下巻に続くとなり、
最後に明るく糖分補充担当の道貴の…

20

神子と神獣の守り人 小説

月東湊  円陣闇丸 

もふもふ萌え

子どもの芙蓉がとにかく可愛かった。優しくて頑張り屋さんで、何ていい子なんでしょ。その芙蓉が助けた狐が実は敵国の兵士の我緯であり、後年敵国に攻め込まれ捕えられた芙蓉を助けるのが冒険の始まり。
最初は頑なだった芙蓉がだんだん我緯に慣れていくのがいい。我緯は芙蓉を守るために何でもする健気さ。我緯が人間・獣・小獣と体を変形できるのもイイ。私も獣の我緯にもふもふしたくて堪らなかった。
逃避行のお話ですが…

5

Chara創刊20周年記念展 図録 Chara EXHIBITION 2016 ART COLLECTION コミック

  楢崎壮太  二宮悦巳  日高ショーコ  秀良子  穂波ゆきね  円之屋穂積  三島一彦  みずかねりょう  水名瀬雅良  山田ユギ  やまねあやの  雪舟薫  TONO  高階佑  今市子  円陣闇丸  エンゾウ  笠井あゆみ  葛西リカコ  禾田みちる  夏乃あゆみ  木下けい子  草間さかえ  左京亜也  高城リョウ  高久尚子  yoco 

思わず購入してしまったぐらい素敵な作品の数々・・・

原画展の後期に訪れました。
会場は思っていたよりもコンパクトでしたが、幸い人数がまばらな時間帯だったのか、じっくりゆっくり何度も眺めることができました。

図録の販売があることは知っていたのですが、当初買う予定は全くなかったんです。
でも、作品を眺めている内に、これは家でもじっくり眺めたい!!!!という気持ちが一気に強まって購入しました。
展示作品と未展示作品が収録されているとの事で、前…

1

threesome スリーサム 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

裏社会で生きる、味わい深い男たち

『erotica』は未読です。読んでいたほうが理解度は高まるかなとは思うのですが、これ単品でも問題なく読めました。

面白かった!
さすが榎田さんというべきか、ストーリーの組み立て方が非常にお上手。極道の世界が舞台なので暴力的なシーンの描写も多いのですが、キャラたちの性格ゆえか時にコミカルに進んでいくストーリーで読みやすかった。

頭脳明晰でクールな印象ながらも、辻にどっぷり惚れて執着心…

6

Chara創刊20周年記念展 図録 Chara EXHIBITION 2016 ART COLLECTION コミック

  楢崎壮太  二宮悦巳  日高ショーコ  秀良子  穂波ゆきね  円之屋穂積  三島一彦  みずかねりょう  水名瀬雅良  山田ユギ  やまねあやの  雪舟薫  TONO  高階佑  今市子  円陣闇丸  エンゾウ  笠井あゆみ  葛西リカコ  禾田みちる  夏乃あゆみ  木下けい子  草間さかえ  左京亜也  高城リョウ  高久尚子  yoco 

イラスト好きにはたまらない一冊

 Chara創刊20周年記念展、後期に行ってきました。会場は想像よりもずっと小さくて、思いのほか早くまわってしまったのですが、飾られている作品が素晴らしくて何周もしてしまいました。
 この図録は入口カウンター前に他のグッズと共に並べられていて、見本があるので、隅々まで見てから購入を決めることが出来ました。記念展に飾られている作品以外のものもあり、見ごたえたっぷりです。
 日高ショーコ先生、笠井…

4

恋襲ね 小説

小林典雅  円陣闇丸 

恋を襲て

最近、総受モノにハマっていまして(身も蓋もない)。この作品は総勢で、攻3人+受2人の5人が登場しますが、時代劇ということもありそんなに乱交っぽい爛れた雰囲気はないので安心して読めました。円陣闇丸さんのイラストも艶っぽく、さすがだなと思いました。

小林典雅作品の特徴かと思いますが主要なキャラクターが皆さん良い人で、特に主人公の鮎之介なんかは最後までとても純真で優しい雰囲気の青年で可愛かったです…

3

墨と雪 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

不思議の国の眠り姫

「男にとって好きになった相手はいつだって姫君だ」って、犬飼ののさんの「裏切りの薔薇」で攻めのレイザックが言ってました。けだし名言だと思います。常日頃およそその言動からはロマンの欠片も感じさせないような男であっても、胸の奥底にはそんな柔らかい思いを後生大事に抱えていてほしい。

 本書の攻め、黒澤一誠も、公安警察のキャリア官僚で、齢39にして理事官の出世頭。切れ者すぎてモンスター呼ばわりすらされ…

7

天国へ行けばいい コミック

円陣闇丸 

虚無感がしみる・・・

これは終わりから始まる物語です。
主人公二人は出会った瞬間に死んでいます。犬を助けようと歩道橋から落下した守谷と、その守谷を助けようとした渡瀬はトラックに轢かれてしまいます。彼らが死んだ場所が0地点となり、生と死の間の空間から抜け出すために二人は協力する。と、ザックリ筋を言うとこんな感じなのです。私好みのストーリーではないか!と思ってよみましたが、残念なことにストーリーだけでみるとこの作品は失敗…

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