円陣闇丸さんのレビュー一覧

Chara collection EXTRA 2011 特典

コミック9作品・ノベル4作品

漫画9作品・ノベル4作品の番外編です。

漫画は1作品はほとんど8ページ前後ですが、「シラフでいても意味がない」だけは四コマということもあり4ページです。
いずれもコミックの最後に入るような内容なので、元の作品を知らないと雰囲気を楽しむ程度で終わってしまいそうです。特に「神隠し寮奇譚」は忍者屋敷のような罠やメリケンサックでの臨戦態勢という独特の内容でしたので、どんなんだったっけ?とコミックを…

1

情熱のゆくえ 小説

遠野春日  円陣闇丸 

ようやく素直になれた二人

情熱シリーズ2作目。
遥が何者かに誘拐されてしまいます。
何とかして遥かを助けたいと思う佳人は、川口組若頭の東原と関係のある弁護士の貴史の力を借りて救出に向かいます。

いつもは遥にどう思われているか気をつかってばかりの佳人が、今回は気丈に振る舞っていて頼もしかったです。
遥も囚われ身でありながら佳人の心配ばかりだし、不器用な二人がようやく自分の気持ちに気付けて素直になれてなによりでした…

0

水に眠る恋 小説

可南さらさ  円陣闇丸 

これまた名作です(T-T)

水に眠る恋は、全部で3つの章からなります。

1章目が本編であり、タイトルと同じ「水に眠る恋」です。
出会いから9年後の再会愛。お互い思いあっているのに、すれ違うという王道ストーリーです。
ここでは攻めの母親が見識の高いキツイ女性で、二人の間を引き裂こうとします。受けはその母親からお金を受け取り、攻めの前から消えるのですが、事実とはかなり違っておりました。でも攻めはそのことをずっと根に持っ…

5

ひそやかな情熱 小説

遠野春日  円陣闇丸 

素直じゃない

ヤクザ親分に囲われていた佳人を貰い受けた青年実業家の遥。
佳人は遥が自分に対してふとした瞬間にみせてくれる優しさに惹かれていきますが、一方で優しくした直後に急に冷たくされる気まぐれな態度に混乱してしまいます。

遥のツンデレぶりは最高ですね。
ここまで素直じゃないと、さすがの佳人が混乱するのもしょうがない(苦笑)
お互いに相手に嫌われたくない、悪く思われたくないという感情ゆえに
そっけ…

0

神さまには誓わない 小説

英田サキ  円陣闇丸 

泣く。

トピで薦めていただいた作品。『ファラウェイ』のスピンオフで、アモンの悪友アシュトレトという名の悪魔が主人公。彼は悪魔だからかその欲深さが人間より一層人間っぽくって、わたしにはとっても魅力的なキャラクターだったんですよね。魂の一部を預けた相手に忠実なアモンとは対照的に、自分の持つ能力を最大限に謳歌しているアシュトレト。人間だったら不遜で身勝手な快楽主義者かもしれません。何度も生まれ変わり少しずつしか…

9

ファラウェイ 小説

英田サキ  円陣闇丸 

悪魔と恋。

英田先生による人外モノ。続編を含めてとてもよく作りこまれたお話だなと思いました。ストーリー自体面白いし、一歩踏み込んで神々と人間の歴史、生まれ変わり、愛することとは…、など宗教的、哲学的なネタも拾いながら読む楽しみも提供してくれている壮大なストーリーでもあるっていうか。軒並み評価が低くてビックリしました。さすがに皆さまのBL小説経験値の高さ、中でも先生の作品を読まれて来た期待値が判断基準となってい…

3

ダークナイト 刹那の衝動 小説

愁堂れな  円陣闇丸 

単独では物足りない

1冊すべて表題作の長編です。御園生(受け)の視点でストーリーは進みます。

御園生は、高校時代に自分を犯した相手・幸村(攻め)と殺人事件の操作をすることになります。被害者・聖也と御園生がセフレだったとバレると、幸村は予想外な要求をしてきて…という話です。

まず、幸村の行動が唐突すぎる!とビックリでした。嫉妬したからってフェラ要求って発想が分からなかったです。高校時代から自慰でそんなシーン…

2

ふしだらで甘い誘惑 小説

和泉桂  円陣闇丸 

一緒に過ごす17日間

1冊すべて表題作の長編です。
淳紀(受け)、慎(攻め)と両方の視点でストーリーが進むので、二人が互いに惹かれ合う過程が分かりやすいです。

裏表紙のあらすじに二人が「17日間を過ごすことになり」とあったのですが、私はその理由に思い当たらず、ちょっと悔しかったです。

有能だけど冷めているというある意味で似た者同士が、一緒に過ごした17日間で求めているものをお互いで埋めたという印象の話でし…

1

艶乱 小説

遠野春日  円陣闇丸 

揺るがない信頼関係

「艶悪」「艶恋」に続く3作目。
艶恋から2年ほど経過した話で、今回は東原が893になるきっかけとなった過去が明らかになります。
そしてその過去の因縁から命を狙われるのですが、今回は事件よりも、東原の過去にスポットが充てられていて東原という人間の人となりが分かる作品でした。
(やはり東原は魅力的!)

また、遠野さんが艶シリーズのテーマは「変化」とおっしゃっているとおり、
二人の関係はど…

4

12時の鐘が鳴る前に(新装版) 小説

ひちわゆか  円陣闇丸 

泣きました

皆さんの評価が高かったので購入して読んでみました。
〈運命の人〉をテーマにした王道ものですが、直球で胸にこみあげるものがあり、我慢していたのですが夜の草むしりのシーンで泣きました。(私はふだんめったに泣きません。。)

ようやくふたりが結ばれたときはもう達成感でいっぱいでした。
新装版は描き下ろしSSが沢山あって嬉しいです♪
車海老は駄目でロブスターはいいなんてどんな基準なの朋也(笑)。…

0
PAGE TOP