円陣闇丸さんのレビュー一覧

シンプル・イメージ 小説

砂原糖子  円陣闇丸 

攻めとの海辺の生活

1冊すべて表題作カップルの話です。浅名(受け)の視点で進みます。

「シンプル・イメージ1」で二人は恋人同士になり、
「シンプル・イメージ2」で不安を抱きますが未来へ歩む決意をし、
「シンプル・ライフ」は引っ越して3年後のラブな暮らしです。

航(攻め)は、文章では年下らしい若々しさが会話や描写に垣間見えているので年齢に納得ですが、表紙イラストでは高校2年生は無理がある大人な落ち着きぶ…

1

嫉妬は黄薔薇に託して 小説

遠野春日  円陣闇丸 

花束の意図するところ

前作、「花束に託して」で盛り上がり買ったはずの続編を
今頃掘り起こしてくるとか(-_-;)
なんて思いつつな読み始め。

開始数ページでジーンの可愛さに悶絶しているワタクシでございます。
あまつさえ見目が秀逸であるがゆえに
あまつさえ仕事がバリバリにこなせてしまうがゆえに
あまつさえ思ったことをあるがままに口からこぼしてしまうがゆえに
どーにも高飛車でプライド高く見えてしまう受。

1

密約のディール 小説

英田サキ  円陣闇丸 

意地っ張りと弱さは表裏一体

病床の祖父が会長を務める会社の社長に就任した水城。
就任早々に持ち上がった買収話。
しかもその買収を持ちかけてきた相手が、水城の高校時代の同級生の鴻上でした。

そして鴻上が買収話に1か月の猶予を与える代わりに提示した条件は、水城が鴻上の期間限定の愛人になること。
高校自体自分を傷つけた鴻上が再会してもなお、自分にひどい仕打ちをするのか理解できない水城でしたが、病床の祖父の為に取引に応じ…

2

暁天の彼方に降る光 下 小説

和泉桂  円陣闇丸 

おつかれさまでした。

第1部のラストが余韻のある終わり方で好きだったので、第2部完結編が出ると知った時に正直蛇足になるのではないかと思っていました。
上巻を読んでの感想は、国貴と遼一郎の別れや和貴の誘拐など、定番ネタだけれども1つ1つの描写が濃いので退屈はしないといった感じ。

第1部でわりと吹っ切れたと思ってた和貴も、年齢を重ねるごとに感度が良くなりすぎて逆にコンプレックスということで、1周回ってちょっと笑って…

5

暁天の彼方に降る光 下 小説

和泉桂  円陣闇丸 

それぞれの愛の行方

壮大な一族絵巻の完結編、その後編。
明治から大正、昭和、そして戦後へ……
長い苦難の果てに辿り着いた、それぞれの愛の行方、
タイトルの通り、まるで呪われたかのような一族の
光さすような結末が描かれた読みでのある一冊だった。


話は4つ。
『暁天の彼方に降る光』国貴編
1933年暮れ列車事故に巻き込まれて遼一郎を失った国貴。
駆けつけてくれたサラと共に、パリに向かうのだが……

14

シンプル・イメージ 小説

砂原糖子  円陣闇丸 

少しづつ関係を作っていく感じが好きでした。

好きだった人が結婚する事になり、
恋も仕事もすべて捨てて、田舎暮らしをする事にした千晶が
引越し先で地元の高校生永倉と知り合い恋に落ちるというもの。
若いからこその曇りない気持ちと、年を重ねてるからこその臆病を伴う相手への気持ち、
それが読んでて楽しい年の差カップル。
よくあるタイプの話といえばそうなんですけど、
やはり人気作家砂原糖子さん、上手いし面白かった。
2話お話が入ってて、…

0

ダークナイト 刹那の衝動 小説

愁堂れな  円陣闇丸 

強○の理由が酷すぎて…

あらすじ:
高校時代、テニス部の先輩らに輪姦された過去を持つゲイの刑事・御園生(受け)。
ある日、セフレ(ネコ)の一人が何者かに殺害される事件が発生。
捜査のため本庁からやって来た警視・幸村(攻め)は、高校時代御園生を強姦した男で…

全編通してとにかく御園生が酷い目に遭うお話。
加害者(犯人や攻めの幸村)がさほど糾弾されず美談風に終わるという、何とも座りの悪い作品でした。
愁堂さん…

15

Chara創刊20周年記念展 図録 Chara EXHIBITION 2016 ART COLLECTION コミック

  楢崎壮太  二宮悦巳  日高ショーコ  秀良子  穂波ゆきね  円之屋穂積  三島一彦  みずかねりょう  水名瀬雅良  山田ユギ  やまねあやの  雪舟薫  TONO  高階佑  今市子  円陣闇丸  エンゾウ  笠井あゆみ  葛西リカコ  禾田みちる  夏乃あゆみ  木下けい子  草間さかえ  左京亜也  高城リョウ  高久尚子  yoco 

美しすぎる

諸事情により原画展には行くことができなかったのですが、通販でこちらが販売されていたのを見つけ購入してみました。

もうね、表紙というか、装丁もとても素敵。
白い、ちょっとニュアンスのある紙に、メタリック調のシルバーの文字で『Chara EXHIBITION 2016 ART COLLECTION 』の文字。
そして、深紅の幅の広い帯。
なんかちょっとエロティックな感じを受けました。
人…

1

墨と雪 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

1年待ちかぁ

甘い水でこんなキャラ出てきてたか?遠藤と神宮寺の方は覚えてるんだけど…。 それはさておき、痛いです。ある一部分が精神的にも肉体的にも痛いお話でした。こういう風に拉致られたりした場合、もちろん犯れちゃうわけですが、その描写がないからなのか猟奇的で犯られちゃった感がないんです。そして救出後…。 ここからが人間味が凄く出てて安心して読める。前半の2人の関係と比べると凄く甘い。特に黒澤の変化。仕事が仕事な…

3

墨と雪 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

ぜひ続きのお話を読んでみたい

平河寮シリーズと知ってはいたのですが、他の作品はまだ読んだことがありません。
でも、本作品だけでも十分楽しめました。

お話は、警視庁特殊犯捜査係の篠口が、拉致監禁されるという内容で、BLというよりかはサスペンス要素が強かった気がします。

篠口の異変にいち早く気づき捜査を始めたのは、篠口と10年ちがく体の関係を続けてきた黒澤。
一線をひいて距離を保った関係を続けてきた篠口に対し、黒澤…

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