円陣闇丸さんのレビュー一覧

不遜で野蛮(新装版) 小説

岩本薫  円陣闇丸 

ノンキャリア刑事×本庁キャリア

2001年ビーボーイノベルズで出版されたものに書き下ろし「One and only」を加えた新装版です。熱情シリーズ3冊目(1冊目「不器用な純情」2冊目「好きの鼓動」)ですが、ちらっとそれらしい人物が登場するくらいで、内容にはそれほど重要でないので、私のように未読でも問題ありません。

上司の失態により奪われたパソコンを取り戻すべく、上條(受け)は同期の織田(攻め)に協力を要請します。5年前に…

3

暁に濡れる月 (下) 小説

和泉桂  円陣闇丸 

双子編、完結

清澗寺シリーズは和泉さん作品では一番好きです。
長いシリーズですが、昭和初期の時代背景と共に本当に読み応えあります。
言葉遣いや 描写の形容詞選びから字面まで含めて雰囲気が構成され、がっかりさせない二段組みノベルは長編好きには堪らないです。
最近、文庫化が始まってますけど、改稿・追加がされたか気になってます。

この本を含む『暁』3冊は、冬貴の孫世代が描かれてるという、BL家族常識でも飛…

2

秋のリンクスフェアプレミアムマガジン 2014 特典

小説の番外編が充実☆

去年応募した全サ小冊子がやっと到着。
小説:漫画=2:1くらいの割合で、
小説は各11ページとたっぷりめ、
漫画は2~10ページと作品により幅がありました。

■英田サキ{叶えられた約束の行方 ◇ 「神さまには誓わない」番外編}
美しい兄に惹かれる弟。
ある夜、兄はその想いに応え、弟のものを口で…
寿命ある人間との切なくも強い愛が心に沁みました。
その後のアモンの珠樹への想いも知…

8

秋のリンクスフェアプレミアムマガジン 2014 特典

眞御ちゃんの○○は格別♥︎♥︎

応募してからほぼ一年くらい?たっての到着なのですっかり存在を忘れてしまってた小冊子。

丹下道先生目当ての応募だったため、本編を読んでない作品もあったのでほんの一部だけレビューを…

♦︎恋するテーブルマナー
〜愚かにならぬ「恋」など「恋」ではない〜♦︎丹下道
『恋するインテリジェンス』番外編

テーブルマナーというタイトルでピンとくる通り、針生の“食フェチ”です。
安定の変態っ…

7

きみがいなけりゃ息もできない(新装版) 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

キャラクターの透明な魅力

二木の片づけ出来ない、時間を守れない、単純な作業を覚えられない、忘れっぽい、情緒不安定というこれらの特徴、なんだかどこかで聞いたような感じがします。
それだけでなく一定の分野においてはもの凄い集中力を見せたり、独特の感性を持ち合わせていたりと、これは然るべき機関へ行けばそれなりの診断名をつけられてしまいそうだと思いました。本編に直接的な表現は無いですが、榎田先生はある程度そういった知識と見識を持…

4

threesome スリーサム 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

3人の生き様

丸ごと一冊がひとつのストーリー。

短編集「erotica」の中にあった1つのストーリーの
続編となっています。

組長さんと弁護士さんと部下。
この3人がメインのお話です。

組長さんが2人に愛されまくります。
外で見せる顔と別人のようになっちゃいます。
これがかわいいw

でもストーリーはいつもの榎田さんの展開で
しっかり読ませてくれます。
極道さんなお話なので、怪…

3

二重螺旋 9 不響和音 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

学園祭☆

解決していないアレコレは多分にあるにせよ
今回の話はちょっと箸休めな感じでしたね。
ほのぼのな日常が微笑ましくもありと思ってしまいました。
尚ちゃんが学園祭楽しそうにしてたからだな多分(´艸`*)

さて、記憶喪失の父から始まる今作。
記憶をなくして、可愛い子供たちには拒絶され
窮地に陥っている感はそこだけ切り取ればかわいそうな感じもしますが
これまでの行いを思いかえすと・・・とい…

0

まばたきを三回 小説

凪良ゆう  円陣闇丸 

面白い!

こういう非リアルな内容の、現実感のあまり感じられない内容のお話はどうも苦手で敬遠していたんですが、あらすじ知らずに購入して、読んでみて、自分のなかにあった苦手意識が吹っ飛びました。
面白い。
途中までは「幽霊とかそういう類いのお話なの?」とページを捲るスピードも遅く読んでいたのですが(令だけ幽霊かと思いきや一佳も幽霊になっていて頭のなか???でしたし(笑))、二人して人形に乗り移って令の両親の…

1

ゆるがぬ絆 -花嵐- 小説

遠野春日  円陣闇丸 

強くゆるがぬ絆ができたという気がします

前話『ついの絆』の数ヶ月後。
前巻の後、次は佳人のビジネス上の苦労と多忙さにすれ違う二人の話かなと想像していました。
それから、貴史が図らずも海外でリクルートすることになった千羽のその後が非常に気になっていたので、相変わらずのようですが貴史ともうまくやってるらしいです。
また半人前の以下だった、相当手こずらされた新米秘書の潤が少しは進歩して使えるようになったのかな…
そんな気になる部分がち…

1

ついの絆 -芝蘭の交わり- 小説

遠野春日  円陣闇丸 

攻めに対してちくび攻め、言葉攻め、縛り?

今回は1冊を半分ずつで2カップルのお話で、どちらも新キャラ登場です。

佳人の起業した仕事も順調にスタートを切り、秘書との兼業も厳しくなった頃、取引先からの紹介で佳人が引き継ぐ秘書の後継者 潤がやってきました。
しかし、それが茶髪のチャラ男で礼儀も社会常識もなく困惑する佳人。
指導の甲斐なく進歩のない潤。
初めは、軽薄でいい加減な坊ちゃんに疑問を持った佳人でしたが、失敗しても挫けない明る…

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