円陣闇丸さんのレビュー一覧

砂楼の花嫁 小説

遠野春日  円陣闇丸 

ラストはよかった

ふたなりものということで評価の高い続編「花嫁と誓いの薔薇」のために読みました。

確かに要素てんこ盛りで豪華でしたが、それぞれの消化が浅く表面的な気がしました。どれも好きな要素なんですけどねぇ。
秋成は自分の居場所のなさに悩んでますが、確かにきれいで素直なだけであまり魅力を感じられず。女になりたくないという割に、グジグジしていて女よりも女々しい。
イズディハールは人望厚く有能な皇太子なはず…

4

神さまには誓わない 小説

英田サキ  円陣闇丸 

飛び道具、バンッ!

前作が執着の輪廻転生ファンタジーだったので、そのスピンオフのこの本も、ちょっと恐る恐るだったのですが、杞憂でした。
前作のおじゃま虫、人間なんて退屈しのぎに過ぎないっていっていたアシュトレトが、アモン達の生活に影響されたのか、ある事故の時、とっさに人間の身体に入って、そして真実の愛を知る物語。
子どもにペットに死にネタと、大天使ミカエルまで登場して、ちょっと強引な感じもあるけど、これでもかって…

3

ファラウェイ 小説

英田サキ  円陣闇丸 

覚悟済みでしたが

私の読書歴は、BLよりファンタジー、SFの方がむしろ長いのですが、
だからこそ、BLに登場するSFやファンタジーに対しての見方が厳しめになる事が多いのですが、、、
えーっと、
ある程度覚悟はして読みましたが、
なんで、この設定?

いや、設定のせいじゃないな、
神も悪魔もその時々の人間の勝手な呼び名で、その本質たる永遠の存在は変わりがない
って基本理念自体は充分アリ。
永遠の存在…

2

恋の棲む場所(表題作 君に降る光、注ぐ花) 小説

神奈木智  円陣闇丸 

カバーイラストが爽やか

爽やか、かわいい、高校生祭り開催中。

この本、結構古いクリスタル文庫なのですが、高校生祭りのアンテナが積み本の中からビビッと反応して釣り上げました。

まず、このカバーイラストの青い色がとっても青春。
円陣先生もこんなかわいくて若々しい絵かいてはったんやねぇ。
残念なことにカラーイラストは表紙のみ、中の挿絵も点数が少ない。
でも、円陣先生の、この雰囲気の絵はなかなか貴重。

内…

3

Chara Collection EXTRA 2013 特典

惚れ込んでいる作品があれば、二重丸◎

円陣さんの美しい表紙の全サ小冊子。

お目当ては、
英田サキさんの『秘めたる願い』(ダブルバインド番外編) 
松岡なつきさんの『夜会の華』(FLESH & BLOOD番外編) 
の二編。
どちらも、本編のファンにとっては満足度の高いSSだった。


『秘めたる願い』は、『ダブルバインド』の番外というよりは
葉鳥忍が主人公なので『アウトフェイス』の番外編というべきだろう。…

2

2009全員サービス[小説Chara創刊10周年記念]ココだけCOMICフォーカス!!extra 特典

フォーカス!

知っているのは(読んだことあるのは)
DEADLOCKと青の疑惑だけです(^-^;

DEADLOCKはめっちゃ、好きです。高階佑先生のイラスト!
ユウト可愛いしディックカッコいいし!
あーでも、いつ見てもユウトのお髭はダメですね……(×_×;)

恋愛私小説 小椋ムク先生がイラストで、続きを漫画として読みたいです(*^^*)
内容が気になってしまったので、小説は買いました。
で…

1

ついの絆 -芝蘭の交わり- 小説

遠野春日  円陣闇丸 

新しい出会い

今回はいつも(?)の2組メインのお話が入ってまして
仕事関係で新しいキャラの登場となってます。

遥×佳人編。
佳人が自分の仕事をもつようになって
今まで自分がしていた遥の秘書候補が出てきます。
(最近の子と言えばそれまでですが、私的にも超イラつく性格で
昔の人間からしたら、仕事する気あるんかい!なキャラ…)
これまた使い物にならなくてイライラすることも多々ですが
最終的には遥を…

3

騎士と野獣 小説

岩本薫  円陣闇丸 

3pの様で

話はきちんとしてます?若干??というところもあるけど仕事の話などもきちんと描かれています。弟の一人が同じ会社ということもありますけど。
早い段階で弟二人が兄をそういう目で見ていることはわかりますが、兄はま~ったく気づいていない風です。
3Pっぽいのは下の弟(野獣?)が抑えきれずに兄を襲ったところに上の弟(騎士ね)帰ってきて、弟に挑発されてフェラしてしまうところくらい。
どうなるんだろう?まさ…

1

きみがいるなら世界の果てでも 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

守る愛から育てる愛へ

漫画家シリーズ最終巻です。
割と軽めでエンタメ色の強いシリーズだと思ってましたが、ルコちゃんたちに予想外に大きな波乱が起きてしまいます。

前回は無事にくっつくまでのお話。なぜ惹かれあうのかの部分はあまり掘り下げられていなかったのを、今回しっかり掘り下げてありました。それぞれがラブコメ的な好きではなく、もっとしっかりと自分の気持ちに向き合っているのです。
榎田さんお得意の愛のムチをぴしりと…

1

ついの絆 -芝蘭の交わり- 小説

遠野春日  円陣闇丸 

ついの絆―芝蘭の交わり―

情熱シリーズは今作も期待以上の作品でした。

遥×佳人も、東原×貴史も、少しずつ関係性が変化していて、彼らの時間がきちんと流れていることを感じます。
甘く愛されるだけの関係ではなく、それぞれが自分自身を強く持っていて、現状に満足することなく前を向いて進んでいきながら、恋人たちの絆が深まっていく様子や、相手を思いやる姿や信頼しているからこその距離感と、好きだからこその不安や葛藤が丁寧に描かれて…

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