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今回は1冊を半分ずつで2カップルのお話で、どちらも新キャラ登場です。
佳人の起業した仕事も順調にスタートを切り、秘書との兼業も厳しくなった頃、取引先からの紹介で佳人が引き継ぐ秘書の後継者 潤がやってきました。
しかし、それが茶髪のチャラ男で礼儀も社会常識もなく困惑する佳人。
指導の甲斐なく進歩のない潤。
初めは、軽薄でいい加減な坊ちゃんに疑問を持った佳人でしたが、失敗しても挫けない明るく楽天的な性格に絆されていきます。
失敗を繰り返しながらもなんとか心を入れ替えて秘書業務を真面目に取り組んでくれそうで佳人も心置きなく退職が決定しました。
不安は山ほどありそうですが、佳人の前途に幸あれ。
佳人も時には攻め気な気分になっちゃうこともあるんですね。
まさかのリバ!?なんてね。
『艶縁』
後半は久しぶりに東原×貴史
貴史の弁護士事務所は順調に成果を上げクライアントも増え人手が足りないものの良い人材に恵まれず多忙を極めている。
東原が仕事がらみ(こじつけのような気もますが)で中東へ同行を求めてきました。
東原の商談相手の秘書が友好的とは思えない慇懃無礼な態度。
プライドの塊のような不遜な男です。
頑なで不器用、5人目の不器用さんの登場です。
恋人だった王族の血を引く資産家が望まぬ政略結婚をする機会に秘書もやめ日本に帰るということがわかりました。
プライドが許せないのかと思いましたが、以外に情が深く彼を困らせたくなくて身を引くのかなという気がします。
お相手も愛していても王族としての義務から幸せにできないのだから他の誰かと幸せになれと送り出す度量があり切なくなります。
千羽のような美貌で能力が高く自信もあるタイプが、なぜか年下で生意気な男に惚れられジタバタしたりして…
年上で包容力もありなんでも持っている男の次は、年下ワンコというのもありきたりかな…
でも、できれば千羽主演のスピンオフで彼の幸せになる姿が見たい。
東原が歴史はともかく神話や伝記の知識が豊富というのが意外。案外ロマンチックなんですね。
そして、下町育ちで落語好きにギャプ萌えです。
執行&千羽法律事務所になる日も遠くないかも
そしていつか、織のところでお茶など習い始めそうです。
負けず嫌いの千羽ですから師範を目指すとか…
情熱シリーズは今作も期待以上の作品でした。
遥×佳人も、東原×貴史も、少しずつ関係性が変化していて、彼らの時間がきちんと流れていることを感じます。
甘く愛されるだけの関係ではなく、それぞれが自分自身を強く持っていて、現状に満足することなく前を向いて進んでいきながら、恋人たちの絆が深まっていく様子や、相手を思いやる姿や信頼しているからこその距離感と、好きだからこその不安や葛藤が丁寧に描かれていて、次回作が今から楽しみです。
読んだ方は皆さんこの台詞にグッときただろうな、という遥さんと佳人の場面や、彼らの日常の中にある甘やかな遣り取りが心をほっこりさせてくれます。
そして今作では東原の過去がほんの少し書かれています。辰雄さんかわいいです。
とても気になる東原の過去なので、彼の生い立ちがいつか読めるといいなと期待。
さらに遥×佳人サイド、東原×貴史サイド、それぞれに新キャラが登場しています。
彼らが今後、このシリーズの中でどんな役回りになるのか非常に楽しみです。
東原×貴史サイドで登場する新キャラさんが大変魅力的なので、私としては彼が山岡社長の恋人になったらいいな…と妄想を膨らませています…
今回はいつも(?)の2組メインのお話が入ってまして
仕事関係で新しいキャラの登場となってます。
遥×佳人編。
佳人が自分の仕事をもつようになって
今まで自分がしていた遥の秘書候補が出てきます。
(最近の子と言えばそれまでですが、私的にも超イラつく性格で
昔の人間からしたら、仕事する気あるんかい!なキャラ…)
これまた使い物にならなくてイライラすることも多々ですが
最終的には遥をまかすことに。
私的には遥の側に別の人か…と思ってしまいましたが
彼の命令口調のセリフで、そんなことどうでもいいと思えました。
佳人愛されてる~っvv
東原×貴史編
こちらも貴史の事務所に新しいキャラかな?
東原から急な仕事依頼。
最初は断ってましたが結局は行くんですよね~。
なんと今回はアラブ!!
そこで東原の仕事相手に会うのですが
その秘書をしてるのが今回の新キャラ。
その2人、好きなのに別れるというちょっと切ないお話でした。
(断れないところから、花嫁を娶らなければならない)
それを自分たちに置き換えて貴史は想像してましたが
東原がもし妻を娶ったとしても
力ずくでも貴史を側に置いておく的な彼であって欲しいと思ってしまった…(^^;)
(今回の東原の挿絵がカッコ良かったな~っ、俺サマ的で!)
その別れた彼が事務所に来てくれるのですが
誰かいい人いないかなぁ。
東原にちょっかいは駄目ですよ!!(笑)
そして本当にちょこっと宗親と織が登場です。
相変わらず意地悪な宗親でした。
あと、あとがきに書かれてた表紙の感想。
それを読んで私も帯を外し確認ました(笑)
確かにすれ違いざまでのメモのやり取り
意味深ですよね~っ!!
いいですね、安定したシリーズの最新刊は前作たゆまぬ絆のその後でしたね。
遥×佳人、東原×貴史、それぞれのカプで1篇収録でそれぞれの受けになる佳人と貴史の
仕事面での成長を促し攻めになる二人がそれぞれわかりにくい形でサポート、
そんな風に感じる続編に思います。
そして特筆すべきは東原×貴史カプ編で出てくる意地っ張りでツンデレキャラの千羽。
個人的にこの手の不器用キャラはかなり好みなので新シリーズ始動で千羽が今後
どうなっていくのかを注目していきたいと思います。
今回はいよいよ佳人が立ち上げた通販サイトに本格的に取り組む為に遥の秘書を
辞める準備の為に佳人に変わる新しい秘書が採用される展開でした。
今時の若者が登場して佳人がかなり困惑しままならない引継ぎに珍しく愚痴をこぼす。
遥はそんな状況を知りながらもかかわりを持たないどころか指導する立場の佳人へ
逆に苦言をする。
でもこれもきっと遥なりに佳人の今後を思えばこそのわかりにくい、業務で人を
指導するためのお勉強のような気がしてきっと佳人の今後の事業展開に役に立つ、
そんな風に思える話でした。
そして東原カプは同じく人事問題ですね、貴史の方も雇い入れたばかりの人材が
数ヶ月で辞めてしまう事態になり、貴史がまた忙しくなりそうな雲行き。
そんな貴史を中東まで連れて行き、ある人物にそれとなく紹介される展開。
これがクール美人でツンデレな千羽さんなのです。
才色兼備で毒舌嫌味、でも実は~なんて可愛らしいキャラでもあり、今回はそんな千羽の
切ない恋の別れと新たな出会い(仕事面で)も描かれているので今後の展開が楽しみです。
情熱シリーズの新作。
遥×佳人、東原×貴史で中編一本ずつです。
巻末にはドラマCDブックレットに掲載された短編が収録されています。
■【表題作】
佳人が個人事業を始めるため、代わりの秘書として東原が連れてきたのは遥の大学時代の後輩で潤という若者。佳人が新人教育をすることになるのだが、坊っちゃん育ちの潤に手を焼き…。
新しいことを始めるにあたり色々と苦労もある佳人ですが、いつも自分を愛し支えてくれる遥がいるから安心して前に進める。このシーズンに読むのに相応しい爽やかなお話でした。
絡みでは、相変わらず遥の乳首を攻めたがる佳人がイイですw
■【艶縁】
東原に契約の立会人を頼まれ、アラブの事業家イスマーイール氏の豪邸を訪ねる貴史。
そこで、イスマーイール氏の恋人で秘書の千羽と出会う。イスマーイール氏が結婚するため、千羽が身を引く覚悟であることを知り…。
イヤミツンデレエリートな千羽が貴史の事務所で働くこととなり、貴史とのコンビに新展開が期待できそうです。
今後イスマーイール氏との復縁もありえるのかな?
■【ウェディングパーティーのその後】
結婚式の帰りに、ヤクザに囲われていた頃の知り合い(織と宗親)に会った佳人。
遥に気を使うが、遥は過去も含めて佳人を受け入れると言ってくれ…。
二組とも安定のラブラブで、そこに新キャラが加わり新しい話が始まっていきそうです。
これからも二組同時進行で進むのか?
できればそれぞれのカップルの話をじっくり読みたいので、一冊一カップル希望ですv