井上ハルヲ(オハル)さんのレビュー一覧

誓いを、願いを、永遠を。 小説

井上ハルヲ(オハル) 

デンパ男とオトメ野郎はエロくて純情で

 大好きな2人の商業誌の続編が出るのなら…、と買わせて頂きました。

「THANKS」2016年8月配布ペーパー
「約束をしよう」2016年10月配布ペーパー
「誓いを、願いを、永遠を。」書き下ろし

 私配布ペーパーを入手していなかったので、全て初読みでした。

「THANKS」
仁科検視官との別れの場面の夢を見て涙ぐんでしまっていた聡。
和巳に「二度と『じゃあな』とは言わせ…

1

BreakThrough デンパ男とオトメ野郎ex. 小説

井上ハルヲ(オハル)  小山田あみ 

完結編です

デンパ男シリーズの3冊目。前作『溺愛オトコと純愛ヤロウ』がなんとも意味深なところで終わっていたので、続編が出て嬉しいです。

という事で内容をざっくりと。ネタバレ含んでいます。ご注意を。





『溺愛オトコ~』で、宗教団体「精神の泉」との決着がつかず、裏で手を引いている久米田を取り逃がしていた公安。
「精神の泉」の壊滅と、久米田との決着。どうなるのかなあ、と思いつつ読み始めま…

8

「永劫の束縛」協力書店共通書き下ろしペーパー 特典

甘い空気が流れてます

一部協力書店さんで購入するといただける特典SSペーパー。私はコミコミスタジオさんで購入して頂きましたが、大きさはB5サイズ、緑色の薄手の紙に片面印刷されてます。

すみません、本誌含めたネタバレ表現があります。








時系列は本編終了後。尚弥視点でのお話。

本編の最後で恋人同士になったクロウこと漣と、尚弥のふたり。

とある日、クロウの部屋で身体を重ねた彼…

3

「永劫の束縛」 ホーリンラブブックス特典クリアファイル 特典

素敵すぎて

ホーリンラブブックスさんで購入するといただける特典B5ファイル。BL本を購入するときは、特典が付くか、付くならどんな特典がどの書店で付くか、をチェックするようにしているのですが。

ごめんなさい、ネタバレ含んでいます。またR18の表現があります。苦手な方はご注意を。









笠井さんが挿絵を描かれているとついつい買っちゃうのですが、笠井さんのきれいなイラストの描か…

2

永劫の束縛 小説

井上ハルヲ(オハル)  笠井あゆみ 

想像以上に痛い話でした

ハルヲさんに笠井さんというタッグ。そしてちょっと話題にもなった肌色率の高い表紙。という事で発売を楽しみに待っていました。

内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。






主人公は尚弥。
広告代理店に勤めるリーマンで、順風満帆な生活を送る日々。いわゆる「勝ち組」に分類されるだろうと自負しています。
そんなある日、大学時代の友人・大原と再会します。自分は「勝ち組」…

17

赤き花 無間の闇に咲き誇れ 小説

井上ハルヲ(オハル) 

無間の闇の中で

『無明の華』の番外編。
狭山の16歳の少年時代から35歳の現在の姿までが描かれています。
各章のタイトルは「木崎修平」「高島仁」「飯島隆二」「狭山亨」と各キャラの名前になっていますが、内容としては一貫して狭山視点。
狭山の彼らとの出会いや関係性の変化が描かれており、本編の人間関係をより深く掘り下げる内容です。

第一章「木崎修平」は、狭山が16歳の頃の話。
木崎が狭山を暴力団組長の高島…

3

HYPER BLACK 小説

井上ハルヲ(オハル)  小山田あみ 

プロローグが…重い

警視庁捜査一課の刑事である飯島は事件現場での捜査中に昏倒しそうになったところを、同じく警視庁鑑識課の検視官で強面の偏屈者でもある仁科と遭遇します。何故か飯島の容姿に目を瞠る仁科…。事件解決後の打ち上げで泥酔した飯島は、仁科にお持ち帰りされてしまった上にセクハラされてしまいます。さらに後日、仁科の助手として検視補助官に請われた飯島は、12年前の事件で殉職した仁科の同僚・磯崎と自身の容姿が似ていること…

4

無明の華 小説

井上ハルヲ(オハル)  ひたき 

ラーメンが食べたくなった、オッサンラブ

井上ハルヲ先生の作品は「デンパ男」と、オハル名義の「SH」と読んでます。この「無明の華」はSHに雰囲気は近いでしょうか、シリアスでハードボイルド寄りですが、意外に読後感は爽やかでした。
攻めは刑事の木崎。受けは十五年服役した狭山。47歳と35歳のアダルトなお二人です。
この狭山が大変に苛酷な中を生きてきて、15歳で食べるために男相手にウリをしていたところを木崎に保護され、何と刑事の木崎がヤクザ…

4

無明の華 小説

井上ハルヲ(オハル)  ひたき 

ダイジェスト感が惜しい

あとがきにも書かれているように、かなり暗く重苦しい雰囲気のヤクザもの。
BLにしてはバイオレンスな表現が多いので、苦手な方は要注意です。
攻め受け両視点あり。

あらすじ:
刑事の木崎(攻め・47歳)は、15年の刑期を終え出所したヤクザ・狭山(受け・35歳)とある夜偶然再会。
組長の敵をとるため敵対組織に乗り込み、殺人と殺人未遂の罪で服役していた狭山。
現在の彼は、15年前彼を裏切っ…

1

無明の華 小説

井上ハルヲ(オハル)  ひたき 

しっかり心構えをしてから読んで下さい!!

この作者さんの最近の作品をイメージして読むと、かなりダメージを受ける事になります。初期の頃の作品を彷彿させる、ひたすら暗くて重い作品です。暴力描写も凄まじいです。本当に「やめてー! やめてー!」と震え上がりました。かなり打ちひしがれるのですが、読み終わった時には深い感動も味わえる良作です。ホント、ダメージもハンパないんですけどね…。

心酔している組長を殺された復讐の為に殺人を犯した狭山(受け…

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