井戸ぎほうさんのレビュー一覧

MUNDANE HURT 小説

木原音瀬  井戸ぎほう 

一番つらい痛みは

病院経営者の叔父を持ち裕福で自堕落な生活を送っていた高校生・西崎は、体育祭で誰より速く駆け抜ける秀才・長野に目を奪われ、退屈しのぎに長野を落とそうとします。堅物で純情な秀才を落とすまでは楽しかったのに、付き合ってみれば退屈で、西崎が長野の父親の前科を仲間に暴露したことから、二人の関係は終わります。
大学に入ると、西崎の叔父は事故死し、母は暴行され、兄は犯人を殺し、生活は暗転します。孤独の中、女に…

13

in the cafe 特典

EDGE COMIXっていいよね。

エッジコミックス自体がそもそも私の中で「お気に入りのカフェで気取って読みたいBLレーベル」的な位置付けのレーベルなので、エッジコミックスさん分かってるじゃん!(上から目線ごめんw)と嬉しくなるような、ここのレーベルの雰囲気によく合ったとてもステキな記念本でした。
作家陣もレーベルファンにはたまらない豪華さで、こうなふうに一堂に会すること次またあるのかな?!なんて思っちゃいます。
これは永久保存…

3

in the cafe 特典

読めて嬉しいオシャレな記念本

OPERA Cafe(コラボカフェ、2018春)記念本。

A5版、156ページ、
ZAKKさんの裏表紙まで続くスタイリッシュなイラストの表紙
真ん中のタイトルの赤い四角はつやのある印刷、という非常にオシャレな作り。
なかなか後日談や番外編を描かれない作家さん達も勢揃い、という
嬉しい1冊です。

最初はOPERAの看板と言えば君たちだよね、という「同級生」の二人から
(エピソー…

4

in the cafe 特典

小冊子というよりも、単行本並みの分厚さ

もっと薄いものを想像してたら、厚さは12mmもあって、これは小冊子というよりも立派な単行本!
ZAKKさんによる表紙がこれまたオシャレ!いかにもBLって感じではないし、中身もエロ度が限りなく低い。(日野さん作品でアナルプラグ挿入したままカフェに来て…という描写があるくらい)
99%電子派なんですが、これなら所持してても家人にバレなさそうだと購入しました。

コミックス既読のものについて掲載…

13

MUNDANE HURT 小説

木原音瀬  井戸ぎほう 

グズなんだけど憎み切れない

人の弱さとか、愚かさとか、そういうのをシリアスに一気に読ませます。
暴力シーンが沢山あるので夜に読むもんじゃないです…。ドキドキして眠れません。

実は「吸血鬼と愉快な仲間たち」目当てで購入した同人誌に、この作品のその後がちょっとだけ載っていたので続きを知っていますけれど、それなしだとこのラストで読み終わっている状態はかなりキツいって思いました。あとがきの救済まで読んで!としか言いようがあり…

4

夜はともだち コミック

井戸ぎほう 

行間を読む。

小説や映画にも行間や空白があるように
漫画にも「描かれていないけど読み取れる」感情や瞬間がある。
中村明日美子、ヨネダコウ、ヤマシタトモコ、basso(オノナツメ)、秀良子、のばらあいこ等…BLの中の新しい表現・価値観を作った作家たち。
同じようにこの作品も、確実に新しい表現・価値観を生んだと思います。
似非S×真性ドMの設定の時点で、この2人は関係を続けるうちに確実に葛藤することがわかる…

6

MUNDANE HURT 小説

木原音瀬  井戸ぎほう 

ゲームオーバー

レビューを見ずに読み始め、あ、これはやばいやつか、と思った時にはすでに遅し。。。悪い意味で胸が締め付けられたまま、一気読みをし、これはやっぱり嫌だけど神評価か。。。と思っていましたが、西崎の何でも人のせいな思考に読んだ後頭痛を覚えたので中立にしました。西崎の命を消さずに話が終わったのは作者の優しさでしょうか。

高校時代の、好きな人に自分を知ってもらいたいという長野の純粋さにこちらは良い意味で…

3

MUNDANE HURT 小説

木原音瀬  井戸ぎほう 

どこまでいっても

買ってから一年越しに読みました。腐女子歴10年の若輩ではありますが、沢山のBL作品にお世話になる中で沢山のクズキャラに出会いましたが、この作品の受け西崎は、その中でも頭一つ抜きん出る超ド級のクズでした。
物語は、前半が高校時代、後半がその10年後とふたつに分かれて描かれています。そして最初から最後までまぁああ一貫して西崎がクズ!自分の中ではこんな可愛くねぇ受けいる!?ってなりました笑
木原先生…

4

夜はともだち コミック

井戸ぎほう 

感性の地軸が傾くほどのインパクト

井戸ぎほうさんの作品は線、色、シナリオ、コマの流れ、どれも素晴らしくセンスに溢れていますね。
特にこの作品との出会いは自分の感性の地軸が傾くほどのインパクトがありました。約23.43度ほどグイッといかれました。
その時は心持っていかれすぎて、読んではぼんやりしてまた読んでで丸一日この本を読み返していました。
この感動を表現するにはちょっと自分の語彙力が拙すぎて言葉にならないです。
ぬーんで…

14

やさしくおしえて コミック

井戸ぎほう 

どんハマり

井戸ぎほうさんの作品大好きです。
ざっくり客観的にみると東村兄弟×葛西兄弟のダブルCPの話です。両家が絶えてしまう…いや、東村家にはもう一人妹さんがいたはず。安心。

とにかく東村兄が登場してからの素晴らしさが尋常ではないです。葛西兄がのらりくらりしつつのキュンキュンです。
東村兄の実直さ素直さ育ちの良さポテンシャルの高さが…もう…もう…
そして後半、帯にもある「本気で甘える気になつたら…

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