井戸ぎほうさんのレビュー一覧

B.S.S.M. コミック

井戸ぎほう 

危うさと伏し目

このふたり、終始実に危ういです。
受けの圭馬くんは無邪気さと好奇心と行動力が剥き身のナイフのようだし、攻めの凪央くんの重さ暗さがハンパなくて、読んでる途中次の一コマでどエライ目に合うのではないかとヒヤヒヤしてました。
ヤバそうな世界ってのは平和な日常のすぐ隣にあって、二人ともそのボーダーラインの上ではなく、一歩二歩中に…
そこのセンスが絶妙です!持ちたくて持てる感覚ではないですねー素晴らしい…

1

やさしくおしえて コミック

井戸ぎほう 

絵がうまい

絵がうまい以外の言葉がない。
こういう絵柄で人の体を美しく描けるのはすごいなあ。本当にうまい。

後輩×先輩という大好きなカップリングだったのもありますが、いろいろな意味で丁寧なマンガだなと思いました。

浮沈のあるストーリーラインではないのでバクモエ!という感じではないのですが、それでも読ませるのは本当にマンガがうまいんだな……と思います。これが真の日常BLではないでしょうか。
今度…

1

夜はともだち コミック

井戸ぎほう 

作者はSMへの造詣が深いのでは?と邪推してます

世の中に表面上のSM描写や自称S、自称Mが溢れる中、
真性ドMの厚かましさが巧妙に描かれている素晴らしい作品です。

特にS「なんだってMのしたいようにしてきた」、
  M「俺はいつだってSのいうこときいてきた」、
という噛み合わない会話にグッときました。

SってMがして欲しいギリギリのところまでを考えてMに尽くしてるんですよね。
ドM性癖を受け容れてあげるS役真澄くんの器の大き…

4

MUNDANE HURT 小説

木原音瀬  井戸ぎほう 

木原小説上級者向け

こんだけクズで憐れな受でありながら、ちゃんと読ませる展開に持ってこれる木原先生はやっぱり神です。でもラストは受け入れられない人も多いと思うので、安易にオススメはできません・・・。

木原慣れしてる人には「いつも通り嫌な奴が出てくる痛い木原小説だよ」って伝えます。

木原小説読んだことのない人には、「木原先生なら、他の読んでからこれ読んでみよっか?まずは『美しいこと』とかどお?」ってさりげな…

14

MUNDANE HURT 小説

木原音瀬  井戸ぎほう 

レビューは全く読まずに本作を読みました!

西崎のクズさがすごい!!ここまで徹底的にクズをクズとして書けるのがすごい!!
そんな救いようがないクズの西崎でしたが、まさか本当に救われないクズのまま終わるとは…。

レビューは全く読まずに本作を読んだのでかなり衝撃的なラストでした。いや、最後の方ページが少なくなるにつれ「もしや…」という気はしていましたが……。

この何とも言えない消化不良な気持ちをどうしたらいいのか(^^;)

3

夜はともだち コミック

井戸ぎほう 

静かな夜の話

真澄
社交的、人当たりも良い。なのに興味本位で飛田くんと不思議な関係を結ぶような大学生です。
飛田くんの事を何考えてるかわからない、とずっと思っているけれど、真澄も大概何がしたいのか読み取りづらいです。飛田くんにペースを乱されてうろたえたり、寂しがったりするシーンはいつもの飄々とした雰囲気が崩れて、ぐっと好きになりました。

飛田
無愛想で交友関係も狭いのに、Mです。いじめられている時の…

3

夜はともだち コミック

井戸ぎほう 

読み返して味が出る作品

結末が完全なハッピーエンドなのか読む人によって感じ方が違うと思いますが、
私は前向きな方でとらえました。

最初飛田くんという人が何を考えているのか分からず、攻めの真澄と夜外で待ち合わせした時の背景のように暗くて飛田くんの周りにだけ音が無いイメージでした。
人付き合いの上手な真澄のように愛想笑いは一切せずに、自分が興味を持てないことには人に合わせるフリすらもしない様子は我が儘なようにも自分…

14

MUNDANE HURT 小説

木原音瀬  井戸ぎほう 

く、クズい…!

ゲスでクズな受け:西崎(ただし美人)と硬派で実直な攻め:長野(ただしそれなりにエロい)の二人がどう足掻いても交われないお話、つまりはバッドエンドです。
西崎を愛する事はできても決して人道に反する事のない長野に対して、西崎は外れた道を突き進みながらも誰かの愛情を傲慢に受け取ろうとする。
今回、バッドエンドとは知らずに読み進めていたので、終わり方には衝撃を受けました。
そしてその衝撃を代弁するか…

8

MUNDANE HURT 小説

木原音瀬  井戸ぎほう 

天才こわい

木原さんは天才すぎて、あとがきに突っ込みが止まらなかった。
とりあえず続きがないとどうしたらいいか分からなくなるから、早く続きが読みたい。

7

MUNDANE HURT 小説

木原音瀬  井戸ぎほう 

最後に求めたものは手に入ったのか。

皆様のレビューを先に見てしまい発売日に購入したにも関わらず尻込みしてしまい1ヶ月後の本日読み終えました。


さすが、と思うのは作品の吸引力!止めることが出来ず1日で読み終えてしまいました。途中で止める所がありませんでした……



クズだクズだとの噂通り、受けはクズでした。ただ、前半のクズは高校生独特のものかな、と思いますがそこが後半のクズ具合より遥かに私は嫌悪してしまいました。

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