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里つばめ 

清々しいほどの外道…レベェルが違うんだよ、レベェルが

職場のプリンス片桐の若さや強靭さを目の当たりにして、
長谷川はメタボ、ED等、老いに悩む自分を自覚せざるを得ない。
しかし、片桐のダークサイドを知り、老いの悩みが吹っ飛ぶほどドン引き。
恐喝、暴行、器物損壊、危険運転、汚部屋、無精髭、ギャンブル狂い…
片桐の外道ぶりがリアルなのと、そこに一切罪悪感がないのが清々しい。
最初は「長谷川さんには知られたくなかった」と片桐は言っていたが
明らかになったことで2人の距離が縮まり、片桐の破天荒さに振り回される日々が始まる。

振り回されてる時点で、長谷川はもう片桐と向き合ってしまってるし、
片桐の下衆発言に毎回ツッコミ入れてる時点で、長谷川は片桐を許容してしまっている。
そういう長谷川の無意識の寛容さを、真性ドSの片桐は敏感に嗅ぎ分けていてそういう相手を決して見逃さない。長谷川の極限まで自分を受け容れさせたくなるんだろう。

実際、長谷川から断られ諭されても片桐は諦める気配さえない。
それどころかケロッと「めんどくせーこと抜きに一回やらせてください」
片桐の切りかえしの言葉がいつも端的なので、下衆が際立ってとにかく清々しい。

長谷川は人間関係に穏やかさを求める一方で
深層心理では片桐の凶行から目が離せないでいる。
仕事でもプライベートでも、持てる包容力を最大限発揮してしまう長谷川は
我慢したり、無理したり、迎合することに慣れ過ぎている。
最終話で片桐に対して怒りの感情を発露してみる長谷川。
片桐の若さや外見だけでなく、その言動、行動は長谷川にとって羨ましくもあるからだ。

ほだされそうで、ほだされない。
なかなか成立せずもどかしいとの意見もあるけれども、
私は狼狽する長谷川さんが愛おしいのでまだまだ見ていられる。
お堅いセックスしかしたことない長谷川さんが前立腺の性感とアナルセックス覚えちゃったらどうなっちゃうんだろー。
ひとたまりもないだろうな。

BL初心者には良い教本かと思います

はらだ先生のゴリゴリ鬼畜攻め二次創作からBL入門しましたが、
範囲を広げていろいろなBLをかじり読みし始めたころに購入しました。

腐男子に興味もあったし、絵がきれいだったのでジャケ買いくらいの感じだったと思います。

曽我部さんと同様に私も「ぼーいずらぶの本」初心者だったので、
幹くんから萌えのレクチャー受ける感じで読みました。

幹くんが爽やかに、熱く性描写について語る様に感心しました。
わたしも誇りをもって、性描写のディテールについて
自分の萌えポイントを追及していこうという気持ちになりました。

処女厨の御曹司、最悪な男の恋

発売から一カ月以上たった今も寝る前に読んでは幸せな気持ちになって目を閉じます。おかげさまで、いい夢がみられます。

何でも持ってる武笠はこれまで手に入らないものはなかったに違いない。
だから本心から渇望するもの、人なんてなかったのかもしれない。

深津の存在を前に、武笠は嫉妬という未知の感情をもて余し、その未知の感情を処理できない困惑と焦燥から
表面的には「好みじゃない」心中では「どうせ手に入らない」と心的防衛規制を働かせていたのだろう。
自尊感情と嫉妬、深津への誤解から酷い言葉で深津を傷つけることも…。
でも深津の美しさ触れ、魅了されるほどに心の余裕を失い抑制がきかなくなくなる武笠の様子に、私の方もニヤニヤが抑制できなかった。


一方深津は、周囲の先入観を軽く超えてとことんマイペース。天然、純朴、小市民キャラ。
気後れして手作り弁当を渡せない深津、
敏感過ぎて胸を揉まれただけで粗相する深津、
ウブ過ぎて怒りの自家中毒で夜間不眠となる深津、
怒り過ぎて夜明けまで衣類のお手入れで発散する深津(女子として見習いたいマメさ)。
深津は嫉妬においても、武笠のように苛立ちをあらわにするのではなく、
白戸と自分を比較して劣等感に苛まれる健気さ。
本当にいじらしくて、愛おしい子。

丹下先生の求愛、告白、プロポーズの長ゼリフは本当にロマンチックで大好きです。
今回武笠もがんばった。でも今回はプロポーズと言うよりプレゼンなのです。
自分のスペックをプレゼンして深津に売り込む武笠の必死さ!切実さ‼心底かわいい。


下衆展開下衆セリフが大好きなので、武笠の「お腹いっぱい」最低発言シーンもよかったし、2人の同衾して眠る穏やかな表情もよかった。
でも、今回はプロポーズの直後が一番萌えたシーンでした。
深津にキスを乞い切なそうに懇願する武笠の表情…そして
深津の唇も武笠のキスに応じようとひらいている…。
「秀一、よかったね」

ふたりのバディ感が増してきた

※考察のためネタバレ著しいです※

①薄命家系の出られない家
悪霊本体は依り代から取り除くも、冷川式ブン投げる除霊をやめたことに三角くんが気づく。「リサイクル」を意識したネクロマンサー式除霊を模索し始める冷川さんに不安を覚える。

②魂ガバガバの三角くんで呪詛の出し入れを練習して楽しそうな冷川さん。
冷川さんから 官能的に注ぎ込まれ、三角くんの口から溢れるモノは?
霊魂を用いて威力を増した呪詛?
理知的な三角くんは抗いたいのに、思考が鈍ってどんどん冷川さん仕様にされてる。
契約?や呪詛の力?も作用してるかもしれないけど、三角くん自身が冷川さんの側に居心地の良さを自覚し始めていることも影響している。
もぅ恋なんじゃ…って冷やかしたくなるけど、色恋を持ち出すと途端に言葉が色気を失い陳腐になるからやめておこう。ふたりの≪距離感がおかしいbuddy感≫が大好き。
冷川さんの背に回した三角くんの縋るような手にキュンとした。

③~④ネクロマンサーエリカちゃんのお仕事
霊的な意味で「かしたもの(死霊を用いた呪詛?)」を取り立てに行き、現世での報酬(大金)も受け取る。
2巻でお仕事やめたいと三角くん達に相談していたエリカちゃんだが、彼女に仕事を卸す人物が登場。
ネクロマンサーの業を楽し気にこなし「先生」と畏れ敬われる男性。
「リサイクル」に必要な霊魂?やそれに準ずるエネルギー?を奪うための「貯金箱(罠)」作りに勤しんでいる。

④~⑥
エリカちゃんからうけた挨拶的な呪詛を気配で感じ、三角くんをしつこくなじる冷川さん。愛しすぎる…。
半澤さんからの依頼である物件を調査したところ、そこは過去に「先生」が仕掛けた「貯金箱」だった。その構造と三角くんがシンクロし過ぎて、調査中に意識を失い「先生」に憑りつかれた状態となる。
そして半澤さんが本領発揮!(本人は自覚皆無)
霊的な障りを全て無力化する半澤さん…無敵すぎる。

呪って除霊、両方とも業務にすることを経済的と話す冷川さんは霊的にはスレてるけど、社会的道徳的常識的には無垢すぎるというべきなのだろうか?あいかわらずの語彙力で、真意をはかりかねる。
三角くんは冷川さんが何者で、何をしたいのかを明らかにしなければ冷川さんへの不安や懸念を拭い去れないだろう。

☆三角くんが「貯金箱」から母の宝石箱を連想することから、「先生」は三角くんの縁者…失踪した父親と推測される方も多い。宝石箱のチャームを三角くんが身につけていても冷川さんには何も感じとれないのかな?

やだ本当に嫉妬深い(笑)

迎くんの包容力豊かな除霊にときめいた。
結界時間で三角くんの体感1時間くらい生霊の愚痴をきくなんて。
繋がり方も優しいし、マグロでいいよって!!!

対照的に、冷川さんは三角くんへの束縛の激しさを
無表情の情動ゆえに、目力とスピリチュアル的な契約で表現されています。
冷川さんの束縛と嫉妬は心霊現象の描写が霞むほど怖いです。
ときめき通り越して萌えに萌えました。

ネクロマンサー。
2巻の最後、ストーリーの本筋がやっと見えてきました。

無自覚ビッチのトロ顔

笑いあり、切なさありで、永井本田斉藤、三人ともかわいい。
すごくイイ三角関係でした。

1巻では三人それぞれの想いが無自覚で、三角関係でゴタゴタしたのちに、
三人とも自分自身の気持ちを自覚するに至りました。

2巻では自覚した想いが三人それぞれに作用していく過程が描かれてます。

絶倫攻め本田の嫉妬に萌えました。ナニが大きい(1巻参照)ことにも萌えます。
後輩斉藤くんの永井にチョッカイかけるときだけあざといところがかわいい。
(涼子さんもイイ女。)
永井の周りは虎視眈々の野獣ばかり。

でもなにより永井のトロ顔が一番かわいかったです。
スーツでビシッとしてる時と、性感感じてる時のトロ顔のギャップ萌え。
罪作りです。

「私といれば怖くなくなりますよ」

オカルト嫌いじゃないのに、見聞きすると夜一人で寝られないわたし。
内容はちゃんとオカルトなのに、三角くんがわたしよりにぎやかに怖がってくれるし、冷川さんが俗説を堂々と肯定してくれたので怖くなくなりました。

性描写はなくとも、エロい除霊の繋がり方で十分お腹いっぱいでした。下手なセックスシーンより余程エロいです。

ふたりの会話もズレてるようでセンスがいいです。冷川さんの独特な言葉選びも好きです。
夫にムカついた時は心の中で「無意味かつ有害」って言っちゃいます。

ギャグ満載のセクハラとキュンキュンする妄想

ギャグ要素が強いのにキュンキュンします。
少し絵は荒いのですが、芹沢君ピュアで本当にカッコイイです。
御門部長はキャラがちょいバブリー?おもろナルシスト。
アラフォーなので岡田あーみん的なギャグがすごいツボにはまります。

私も無垢なイイ男にセクハラしたい願望があるので御門部長に共感しながら読んでます。ボディタッチに卑猥言葉で比喩表現(笑)

現実はギャグ的セクハラ、でも妄想はシリアスタッチ。
ギャップとメリハリがすごく楽しい。
早く続きが読みたいです。

作者はSMへの造詣が深いのでは?と邪推してます

世の中に表面上のSM描写や自称S、自称Mが溢れる中、
真性ドMの厚かましさが巧妙に描かれている素晴らしい作品です。

特にS「なんだってMのしたいようにしてきた」、
  M「俺はいつだってSのいうこときいてきた」、
という噛み合わない会話にグッときました。

SってMがして欲しいギリギリのところまでを考えてMに尽くしてるんですよね。
ドM性癖を受け容れてあげるS役真澄くんの器の大きさと、
ドM飛田くんの歩み寄りに心が震えました。

猫っ毛をもっと好きになった

BLで初めて泣いた作品です。

みぃくんの生い立ちと脆弱な精神、そして一途な想いが反比例していき、クライマックスまでにぎゅ~っと切なくなっていく。
そしてラスト、道産子けいちゃんの底抜けのおおらかさに心が震えました。
小樽編での越冬があってこそ、ほのぼの猫っ毛、ゆるゆるのまたたび荘のエピソードが生きてくるな~って思います。