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さんかく窓の外側は夜 3

sankakumado no sotogawa wa yoru

三角窗外是黑夜

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表題作さんかく窓の外側は夜 3

あらすじ

死んでる人が視える三角は、除霊屋の冷川と「心霊事件」を解決している。そんな中、「失踪者の最後の目撃場所」を探す依頼が…

作品情報

作品名
さんかく窓の外側は夜 3
著者
ヤマシタトモコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
クロフネコミックス【非BL】
シリーズ
さんかく窓の外側は夜
発売日
ISBN
9784799728949
4.5

(102)

(72)

萌々

(21)

(6)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
12
得点
465
評価数
102
平均
4.5 / 5
神率
70.6%

レビュー投稿数12

面白すぎる

うわ~、どうしよう。
っていう位おもしろいです。はい。

相変わらず飄々とした冷川さんと、そんな彼に良いように使われちゃってる三角くん。
けれど、冷川さんと一緒に除霊の仕事をしていくうちに、冷川さんに対して徐々に心を許していく三角くんの気持ちの変化がとても良い。

仕事の上でも、そしてプライベートでも、三角くんから近づき、冷川さんや霊的なものに対して自分から理解しようとするようになった三角くんの変化は、今まで『怖いもの』が自分にしか見えず、誰にも理解してもらえなかった孤独を冷川さんによって埋められたからなのかな、と思ったりしました。

一方の冷川さんも「何か」を抱えているのだろうな、と。

孤独だった二人の男が、唯一無二の存在を得て成長していく。
もうこの過程に萌えまくりです。

非BL作品なのでムフフなシーンはないのですが、冷川さんと三角くんの間に流れるちょっと色っぽい空気は健在。
けれど何より、最後の三角くんの、
『おれはあんたのことが知りたい…』
というセリフに激萌え。
そこはかとなく漂うBL臭が何とも色っぽいです。

体を冷川さんや「先生」に乗っ取られた時の三角くんの表情とか。
霊の表情とか。
冷川さんのセリフで、ところどころ黒塗りになっていて何を言っているのかわからなくしているところだったりとか。
さすがヤマシタさんというべきか、そういうところの描き方が非常にお上手でグッと引き込まれました。

物語としてはとんでもなく悪い子だと思っていたエリカちゃんが、実はもっと悪いやつに利用されてるのかな、というところまで進んでいます。
エリカちゃんと、彼女の「先生」の関係。
彼らの持つ力は、そして目的は何なのか。
「先生」の正体は。
そして、冷川さんの抱える秘密とは。

もう続きが気になって気になって…。

早く続きが読みたいです。

7

よくわからないまま、謎もキャラも増える一方。


先生というボスキャラは、もしや三角の父親じゃあるまいな。
それか先生と対立して行方不明になってるとか?
非浦英莉可と護衛のヤクザという組み合わせは、とてもヤマシタさんっぽくて良い。
冷川と三角は公認のゲイカップルみたいになっていってるけど(笑)いやらしいことしてるわけでもないのに、このエロさはなんだ。
どうだこれでもか的な描写をいくら見せられても、ちっともピンと来ない作品が多い中、こういうことですよ。と、風格を見せつけられた感じでございます。

4

ふたりのバディ感が増してきた

※考察のためネタバレ著しいです※

①薄命家系の出られない家
悪霊本体は依り代から取り除くも、冷川式ブン投げる除霊をやめたことに三角くんが気づく。「リサイクル」を意識したネクロマンサー式除霊を模索し始める冷川さんに不安を覚える。

②魂ガバガバの三角くんで呪詛の出し入れを練習して楽しそうな冷川さん。
冷川さんから 官能的に注ぎ込まれ、三角くんの口から溢れるモノは?
霊魂を用いて威力を増した呪詛?
理知的な三角くんは抗いたいのに、思考が鈍ってどんどん冷川さん仕様にされてる。
契約?や呪詛の力?も作用してるかもしれないけど、三角くん自身が冷川さんの側に居心地の良さを自覚し始めていることも影響している。
もぅ恋なんじゃ…って冷やかしたくなるけど、色恋を持ち出すと途端に言葉が色気を失い陳腐になるからやめておこう。ふたりの≪距離感がおかしいbuddy感≫が大好き。
冷川さんの背に回した三角くんの縋るような手にキュンとした。

③~④ネクロマンサーエリカちゃんのお仕事
霊的な意味で「かしたもの(死霊を用いた呪詛?)」を取り立てに行き、現世での報酬(大金)も受け取る。
2巻でお仕事やめたいと三角くん達に相談していたエリカちゃんだが、彼女に仕事を卸す人物が登場。
ネクロマンサーの業を楽し気にこなし「先生」と畏れ敬われる男性。
「リサイクル」に必要な霊魂?やそれに準ずるエネルギー?を奪うための「貯金箱(罠)」作りに勤しんでいる。

④~⑥
エリカちゃんからうけた挨拶的な呪詛を気配で感じ、三角くんをしつこくなじる冷川さん。愛しすぎる…。
半澤さんからの依頼である物件を調査したところ、そこは過去に「先生」が仕掛けた「貯金箱」だった。その構造と三角くんがシンクロし過ぎて、調査中に意識を失い「先生」に憑りつかれた状態となる。
そして半澤さんが本領発揮!(本人は自覚皆無)
霊的な障りを全て無力化する半澤さん…無敵すぎる。

呪って除霊、両方とも業務にすることを経済的と話す冷川さんは霊的にはスレてるけど、社会的道徳的常識的には無垢すぎるというべきなのだろうか?あいかわらずの語彙力で、真意をはかりかねる。
三角くんは冷川さんが何者で、何をしたいのかを明らかにしなければ冷川さんへの不安や懸念を拭い去れないだろう。

☆三角くんが「貯金箱」から母の宝石箱を連想することから、「先生」は三角くんの縁者…失踪した父親と推測される方も多い。宝石箱のチャームを三角くんが身につけていても冷川さんには何も感じとれないのかな?

3

今回も色んな意味でゾクゾク…

うぁー…相変わらず冷川さんと三角くんのあのやりとりは…エロイー((ノェ`*)っ))タシタシ!!!
でも2巻の時よりは控えめかなー…?

それにしても三角くんが冷川さんと出会うまでの孤独感を思うと切ない。
他の人には視えないものだから怖くても「こわい」という思いを吐き出すこともできなくて一人ネットで「幻覚 症状」とか検索しているのがもう…(´;ω;`)ブワッ!!!
なんでこんなヤバそうな人の傍にいるんだろう?早く逃げてー三角くんっ!!って思ってたけどこの描写見るとねー…。
初めて自分のこの能力を理解してくれたのが冷川さんなんだね。
しかもその能力が人助けに生かされるってんだもんねぇ…。
少し震えながら冷川さんにすがるような様子がもうなんか心痛む…。

だがしかし!
冷川さんちょっとぉぉぉぉぉぉっ!?
あんた何しようとしてんのっ?!
「片づける」のはいいよ?
寧ろじゃんじゃんやっちゃって!
けど「汚す」もしたいだと!?
うぉぃぃぃぃぃぃっ!!!

三角くんに会った時のエリカちゃんの反応が可愛い((ノェ`*)っ))タシタシ
死人相手に取り立て行ってる時なんか女子高生らしい可愛さ皆無で寧ろ空恐ろしいんだけどね。

新キャラ“センセー”…怖っ!
この人三角くんのお父さんなのかなー…?
やってることもヤバイし、精神状態もヤバイんですけどっ!?
お母さん優しそうな癒しな人なのに…。

4巻は来冬発売予定らしいですね。

2

BLはしてないけど萌えは詰まってる

いやもう、単純に面白いです。
そんな物語の面白さの中に萌えも潜んでいるという一石二鳥な漫画です。
物語の面白さは、1.2巻でぼや〜んとしていた非浦さんのお仕事の全体とはいかないまでも、詳細が出て来たり、何より“先生”の存在によってお話が加速していく感じがたまらないです。
それと冷川さんの謎が少し深まって、ただされるがままだった三角くんが、自分から冷川さんの内側に入ったり…
「俺はあんたのことが知りたい」ってもう、お前ら付き合っちゃえよ。

冷川さんが、三角くんから非浦さんの気配がすることに嫉妬っぽい素振りを見せていたり、三角くんの身体を乗っ取っちゃったりと美味しいシーンもあり、そしてやっぱり挿入してないのにエロい…
いや、挿入はしてなくても、三角くんの中に何度も何度も入ってるんですけどね?冷川さん。
3巻は迎くんの出番が少なくてちょっと切なかったかなー。

2

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