まじめ男と彼女持ち。 2人が半同棲関係になるまでの、 8ヶ月の日記。

スニップ,スネイル&ドッグテイル

スニップ,スネイル&ドッグテイル
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神26
  • 萌×222
  • 萌10
  • 中立12
  • しゅみじゃない9

--

レビュー数
22
得点
260
評価数
79
平均
3.6 / 5
神率
32.9%
著者
 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
BL漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
onBLUE comics
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784396783396

あらすじ

翻訳家の峰とバス運転手の安城は〝目新しい友人〟同士。
峰は不器用にまじめで、
フランクな安城には彼女がいた。
異質な2人。
だけど彼らは急激に仲良くなり、どうにもおかしな距離感になっていく。

仕事、食事、友人関係など、
恋と共にある〝暮らし〟を細やかに切り取った、日記形式ストーリー。

表題作スニップ,スネイル&ドッグテイル

翻訳家 不器用でまじめ 峰大規
バスの運転手 フランクな彼女持ち 安城文栄

その他の収録作品

  • bonus track(描き下ろし)
  • the recipe(描き下ろし)

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数22

こういうの大好物だわ!!

個人的にはこういうのすごく好みでした!!
読みずらそう…うぅ…とは思いました。時系列が…って。
でも、読み進めて行くうちに、あ、この日は確か…(ぺらぺら)
あ、そうだった、そうそう…それでそれで!?^^

ってな具合に、前にも先にも頁めくるのがどんどんワクワクしてくるんですよ。
私は多分、この作品のカラクリにまんまと引っかかれたんです。
すんなりと読まされてしまいました^^

こういう作品欲しかった!みたいな…個人的にすごく満足で、何度も読み返したい作品です!
買ってよかったな!って思います^^(私を呼んでくだすったんでしょ?みたいな)
この作品に出会えて本当に幸せです。幸せ者です…^^

1

フラストレーションがたまる

二人の出会いから付き合っている状態の細かいエピソードを、順序立てて進めていくわけではなく、シャッフルしてあるんです。
最初は2012年6月27日、次は2011年11月4日、次は2011年10月9日、次は2012年3月21日っていう感じで時間軸があっちこっち前後左右します。
一冊の日記帳をバラバラにしてあちこちにまいて、それを順序関係なく拾い読んでいくような感じです。

なので二人がつきあっていたり、友達だったり、彼女がいたり、また付き合っていたりしていて、話に入り込めると思ったら、急に場面転換というのがひたすら続くのでフラストレーションがたまります。
どこの場面を切り取っても楽しめるようなめちゃくちゃ魅力的な二人だったらそういう断片エピソードを拾い集めて読むのも楽しいのかもしれないけど、二人にさほど興味を抱けないので、読み通すのがやっとでした。

ヤマシタトモコさん好きですけどこれは実験的すぎて、ふつーのが読みたいなぁと思ってしまいました。

2

「全然わけが違うから」

彼女持ち、ハーブ好きバスの運転手安城と、帰国子女で何気にロマンティックな翻訳家の峰の話。


物静かな感じですが、結構勢い任せというか正直者?素直?
帰国子女ゆえの疎外感とか、封筒の標本を飾ったりだとか繊細に見えますが開き直ると強いです。キレるシーンは一瞬ビクッとします。
だんだん安城よりフリーダムなやつに見えてきます、なんだか。自分に向いている気持ちにも、自分の気持ちにもそこそこ鈍感そう…。

安城
人付き合いがうまそうでのらりくらりとしている割に、警戒心の強い人です。
ほぼモノローグがないのでこの人の本心がわかりづらいのですが。
あと、みちこちゃんのことはちゃんと好きだったと思います。
峰がバスに乗った日の夜が好きです。

みちこ
みちこちゃんは素敵な女性だと思います。
安城の彼女なのですが、二人を邪魔することも恨むこともない、嫌な人ではありません。
すごく強烈に話に絡んでくるわけではないし華やかでもないのですが彼女の存在なしにはこの話、成立しないと思います。

個人的には最高でした。こういうのが好みだったのか!と。新しい趣味をこじ開けられました。
ただ、合わない人には合わないと思います。構成がわかりづらいですし、言うほど日記ぽくもない。
(その日一番印象的だった出来事を切り取って混ぜた感じですかね)
オレガノ美味しかったです。

5

時間軸シャッフルで物語に入れません

日常の断片を切り取りシャッフルさせて、過去・未来の時間軸がいったりきたりしているのが私には難解でした。
物語に入りこめたかなーと思うと、全然別の場面に連れていかれて集中力が途切れるというか…
映像・小説より漫画に適してる表現手法だと思うし、何度か読みこめば面白さがわかってくるのかもしれませんが、ストーリー的に読み返したいと思えるところが私には感じられず…
読後感になにも残らなかったので評価は厳しくしてしまいました。

1

女の直感みたいなもの

「タッチ・ミー・アゲイン」を読んだ時、N○Kの朝ドラかいと思った。映像表現で使われる手法を漫画でやっちゃう。この作品も、ある一場面がランダムに配置された日記形式で構成されている、現在形とも過去形とも読める物語。

大筋は、みちこちゃんという彼女持ちのバス運転手安城と、帰国子女で翻訳を生業にしているメガネの峰がくっつくお話。みちこちゃんは、安城と峰の距離が次第に近づいていることに、突然ひらめいてしまう。しかも峰の襟足のカワイさとか谷川俊太郎なんかの詩を二人に教えちゃって、安城と峰をお互いに意識させちゃったのも実はみちこちゃん本人だったりする。「Re:hello」の夏実ちゃんもよかったけど、このみちこちゃんも魅力的な女の子だったなぁ。

女性が無意識に男性同士を近づけてしまう段階が、コマ切れにさらりと描かれているんだけど、どこか遠ーくで怖いものを感じさせる。他愛のないやりとりや仕事ぶりから、本人すら自覚していない安城の細やかな内面を直感的にわかっちゃってる女性上司の描き方といい、女性の視点なしにはBLは成立しないのだなと、なんとなく思った作品でした。

7

短髪萌えの方は是非。

バスの運転手さんと翻訳家さんの日常を切り取った1冊。二人の可愛い短髪男子が登場します。

日常の些細なコマをばらばらに切り取った「スニップ(ぼろきれ)」のような「スネイル(かたつむり)」みたいな「ドッグテイル(犬のしっぽ)」に似た他愛のない日々。…といったようにタイトルを解釈したのですが、時系列がばらばらで、読みにくさを感じました。インデックスは一番最後についているので、初発だと、かなり注意深く読まないとストーリーの流れを把握できないように思います。ストーリーとして楽しむというよりも、それぞれのパーツで楽しむ作品のように感じました。

ただ、相変わらず台詞やモノローグは音楽的でハイセンスです。読んできゅんとときめくような単語が随所にちりばめられています。時系列がバラバラになっていることで、彼女のいる相手へのジレンマとかもどかしさみたいなものは若干緩和されて、読んでいる身としてはあまりはらはらせずに済みました。

書下ろしのオレガノ4連発はとてもかわいかったのですが、わたしには雰囲気主体の作品に感じられてしまったので、大好きなヤマシタさんということで贔屓目に見ても萌評価です。

お洒落な雰囲気やセンスのある文章に惹かれる方は気に入るのではないかと思いました。

4

バラバラに描かれる過去、かけらを拾い集めて。

男二人の話を中心に静かに流れるミニシアターのような作品でした。
二人が出会ったこと、一緒に住むことになったことなど、ただの日常が延々と描かれています。
これは二人の8ヶ月を収めた日記です。
けれど時系列にはなっていません。
一回目は何も考えずにただ読み進めました。
二回目は行きつ戻りつ気になったところを読み返したりしました。
三回目は時系列に追って読んでみました。
これってマンガだとこうやって戻ることが簡単でそして味わいを増すなぁと思いました。
これと同じ手法の映画を観たことがありますが、面白いと感じるけど、肝心なシーンを忘れてたりしますから;映画でやると危険よのーと思ったりしました。

どうしてこんな風にバラバラにしたんだろう?という疑問がありますが、突き詰めて考えてみると、このバラバラ加減は人の記憶に似ているなということに思い当たりました。
「過去」を思い出すとき、人はこのマンガのようにバラバラに思い出すことが多いんじゃないかと思います。

ということはこれは恣意的な意味があってこの並びなんだろうなと。
普通に日記を書いて行くとバラバラに書くのは不可能ですよね。
どんなにあがいてもその日に書き留めると絶対に時系列になってしまう。
ということはこの並び自体が何かの記憶をたどりながら提示されているのかな?と思ったのです。
これは誰の記憶だろう?誰が思い出しているのだろう?
なーんて勝手な妄想ですがそんな風に観てみるのも面白いかもしれないと思いました。

日を追って読んでも面白いですし、何も考えずただ追い続けてみても面白いですし、
ただの日常がこんな風に味わいを増すなんて、なかなかに深い手法だと思いました。
色んな表現方法を模索しておられるところがヤマシタさんのすごいところ。
シャレオツ過ぎてついていけねー!という人もいるかもしれないですが、それはそれで確かにね…w
まぁあれです、シャレオツ技法に引いてしまった人はそこは無視して、
峰がノンケの安城に振り回されているところとか、安城が峰にほだされていっているところとか、
人物の表情とか見てたらいいと思います。
私は初回は何にも考えずに読み、峰のテレ顔可愛いー!とかそんな感じでしたw
安城の支離滅裂な言動、でも態度に表れる感情とかそんなのも面白い。

わだかまり、けんか、心が通い合うとき、合わないとき、ささいな日常。
二人が一緒にいることの戸惑いと、いつしかそれが自然になっていく過程。
断片的に映し出される過去に、思い出を思い返すような不思議な感覚がありました。

お話が飛んでいるのでちょっと面くらうかもしれませんが、
内容自体はなんの変哲もない日常モノなので、
気負わず構えず読み進めるのがオススメです。

9

snowblack

咲人さま、こんにちは。
この作品は、野心的というかとても面白いですよね。

「このバラバラ加減は人の記憶に似ているなということに思い当たりました。」
とおっしゃっておられますが、私も同じように感じました。
ミニシアターの映画!言い得て妙です。

あまり難しく考えずに、色々な人に楽しんでみて欲しい作品ですね!

何度も読み返す日常

ヤマシタさんて絶大な人気がありますよね。
私は絵が苦手なのでマイ本棚に措くことはないだろうなぁと思っていたのですが
たまたま手にする機会があり読んでみた感想は「地味にハマる」

同棲しようと素直にいえず「家賃とか助かるし・・・」と照れながら誘い憎まれ口をたたきながら
それを嬉しそうにする。そんなシーンから始まるお話。

これってラストからはじまってるんだなぁって不思議なはじまりだなって読んだ後に思いました。
どことなく頼りないような眼鏡の男とデリカシーがちょっとないおちゃらけた男が不思議と仲良くなり飲み歩く中に。
そんな二人の距離を彼らの周りの人たちとの会話から垣間見えたりして面白いです。

「オレガノ」「コンソメ」

なんかその言葉だけ見るとかなりオシャレに思う自分がいる(笑)
二人にとってのスパイス。

地味なのに何度も読み返してその時の気持ちを考えてみたりあの時どうしてそうなったのかとか理解を深めようとしてしまう本でした。

4

大事件など起こらなくても。

私、今迄ヤマシタさんのBL作品、
どちらかと言うと苦手だったのですが、
この作品は物凄くツボでした…!
なんというか、読みながら、
とても、どきどきしたのです。


皆様がレビューしていらっしゃる通り、
時系列がバラバラな日記を
読んでいるような感覚の作品。
時間軸に沿っていない上、
違う視点や違う場所での同じ日の出来事が
これまた何度も挟み込まれるように出てくるので
すんなりとは読めない。
ですが、その見せ方が
激しく難解というわけでもないのです。
【分からないようで分かる】
ギリギリのライン、と言うか。


私は一読目、
そのまま本の順番通り読んだ時は
行きつ戻りつしながら
「あ、これ同じ日なのか~」とか
「これ、あの日より前のことなのね」とか
ちょいちょい確認しながら進みました。
その確認作業でどきどきが増長。

そして二読目は巻末のもくじ見て
時系列順に読んでみました。
(わざわざ付箋付けて、もくじ何度も見返さなくても
 読みやすくした上でトライ・笑。)

さらにその後三読目、
また本の順番通りに読んでみました。
こんな読み方初めてした。


何度も読んで思ったのは、
描かれている日が、意外にも飛び飛びで
読む人の想像力を静かに煽るなぁということ。
例えば、
告白めいたものを
「なかったことにしない」と言った日から、
次に描かれる日までは10日位間があって、
この間にも色々と想いは廻ったんだろうな、
とか思って。


内容自体には、大きな山と言えるほどの
事件は特にないです。
でもそれでも、恋心っていうのは
生まれちゃうもんなんだなと
思わせてくれるのが私はすごく好きでした。

同性同士の恋愛に「俺はそんなんじゃない」
と抵抗するヤマシタ作品らしい
ぐるぐるネガティブ思考は健在。
今迄私はそれが苦手だったのだけれど、
(先生はそこが萌えポイントなんかな~)
この作品では、悩んでた安城が
峰くんと付き合うことになってからは
カラッとナチュラルに、
好きという気持ちを表に出してく。
それにとってもキュンとしてしまった。
なかなか「好き」とは言葉には出来ない
ツンデレ具合にも悶えた!

それから、安城の恋人だったみちこちゃんは
ふたりの背中を押した…のかな。
描かれてないからもうそこも想像ですが。
谷川俊太郎さんの【黄金の魚】を
峰くんが検索した日の前後の
エピソードの配置に凄く心をつかまれたので。
まさに【黄金の魚】の一節を
ヒシヒシと感じてしまう流れで配置されてて…。
ヤマシタさんらしい心抉る感じが
痛々しくない程度に感じられて
この辺、とても印象に残ってます。


読みにくさがあるのは事実なので、
万人受けする感じではないと思います。
好き・嫌い、というより
すんなり来る・来ないが分かれる感じと言うか…。
言い表しづらいのですが、自分はツボでした。

今も何度もちょっとずつ読み返してます。
一冊まるまるこの話だけ、ってのもすごくよかった。
これで短編混ぜられてたら、さらに混乱しそうだし(笑)。

ちなみに、最初は装丁のインパクトで
気にし始めた作品でした。
秀良子さんの『宇田川町で待っててよ。』
と同じ方の装丁なのですね。

8

舎楽宰

初めまして。舎楽宰と申します。

装丁、「宇田川町で待っててよ。」と同じ方だったとは!(早速確かめました)蛍光色が目を惹きますね。

響律さまのレビューを読んでまたこの作品を読もうと思いました。ありがとうございました^^

愛してるぜ!

久しぶりの、ヤマシタ作品゚.+:。(・ω・)b
ノンケで彼女ありの男との同棲からのエトセトラ
冒頭の「たまねぎ買っといて」のくだりからみると、どろどろの何かがあるんだと勝手に思っていたのだけれど、なにがどっこい
出会いから、現在、これからを切々と描いたいいお話でした。
さいごの「殺すぞ」にも愛がこもってると思うとなんだかにやけてしまう。
最終この人たちリバっぽい雰囲気もかもしてるけど
リバにはならんでもいい気もするんだな。
何気に上手に丸め込まれそうだ。

他のレビュアーさんたちもかかれてますが
現在と過去の行ったりきたりなので、日付を追うと目がちかちか
まぁ、私の場合ついていけないのは分かってるので、あえての無視で
読み始めたわけですが、存外分かりにくくも無い。
時系列(日数の数字)でおって把握しようとすると難しいのだけれど
構成的には、分かりにくいという感じでもないでわりと悪くないかなと私は想いました。
こういう見せ方もあるのね。というな。

【ただの綺麗な便箋】
何気にここの会話すきでしたw
ただの綺麗な便箋www
あ!最初の玉ねぎのこまも好き。
「殺すぞ」も好きw

全体的に、盛り上がり~感動~云々という意味では弱いのですが
存外好きなこまだったり、シーンだったり、セリフ、言い回し
一ページに描かれた、微妙な視線の動きなどなど
好きだな~と思える場面はちょこちょこあった印象。
エロがないのがちょっと残念ではありますが、それでもいいと思えるのはいいよね。
めぐりめぐって、エロなしBLの時代もくるのかしらなんて

10

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