可南さらささんのレビュー一覧

彼と彼氏の事情 小説

可南さらさ  黒江ノリコ 

勘違いとすれ違い

長い長ーい勘違いの話です。
親友だったはずの男がいきなり冷たくなり、「好きだ」と告白したら、「なら、やらせろよ」と言われ、乱暴に抱かれてしまう。
以来、まるで主人と奴隷のような関係になってしまった二人。

好きな相手にキスひとつしてもらえず、ただの性欲処理の道具として扱われたことにショックを受けつつも、『でも一度でも抱いてもらえたことは嬉しい』と自分に言い聞かせる主人公のキモチが切なかったです。

2

雨が過ぎても 小説

可南さらさ  蔵王大志 

年上のツンデレ女王様受けに萌えました

主人公は高校生(攻め)。
天涯孤独の身の上になり、血の繋がらない義理の兄の小説家(受け)のもとに居候している。
この受け、口が悪くて、超女王様です。
攻めは家事一切を引きうけて受けの面倒を見てるんだけど、そんな攻めをまるで疎んでいるかのように日々毒舌を吐く受け。
しかも、どこか距離を置いてるようにしか接してくれない受けの態度に、攻めは不安な日々を送っていた。

この年上の女王様受けが最高に良かった…

3

微熱の引力 小説

可南さらさ  佐々成美 

ボロボロに泣きました

なんだこれ?というぐらい、ボロボロに泣きました。キュンキュンしました。心の奥がキュイーンと軋みまくりました。
可南さらささんに惚れてしまったかも。
迷いましたが、私のツボを直撃した作品だったので神評価で。
焦れったくて切ない恋のお話です。

主人公は大学生(攻め)。イケメンでモテモテで明るくて、遊び人だけど人気も人望もある男です。
ある日主人公は、同学年の地味男(受け)が、眠る教授の手を愛しそうに…

7

刹那の恋人 小説

可南さらさ  高嶋上総 

くどかった

全体的にくどくて、読むのに疲れました。
受けの思考回路がさっぱり理解できなかった。
切なさと苦しさがせつせつと綴られてるんだけど、ちっとも伝わってこなかったです。

受けは、兄の友人(攻め)に恋している。攻めは兄に恋している。
攻めはある日、兄と間違えて、酔った勢いで、弟の受けを抱いてしまう。
『これからも身代わりで抱けばいい、おれもあなたを好きな人だと思うし、お互いさま』みたいな取り引きをして、…

4

ラブレター 小説

可南さらさ  金ひかる 

出来上がったあと、萌えない…

主人公は高校生。
両親を亡くし、父の友人の家族に引き取られ、その家の長男に恋してます。
気持ちを打ちあけたけどフラれてしまう。
その後長男は大学進学とともに上京し、交流が途絶える。
交流が途絶えて二年後、再会した二人。
長男の家に泊まることになり、一つ屋根の下で、ふりきったはずの恋心が再燃して――。

心が通じあってセックスするまでは、キュンキュン切なくて、ときめきました。
触れたいという欲望を持…

1

ちゃんと待ってる 小説

可南さらさ  にゃおんたつね 

地味ながら、いいお話でした

初読みの作家さんでした。
地味で王道展開なストーリーですが、好きなタイプの地味さだったので、楽しく読みました。
イケメンで強引なのに感情表現の不器用な攻めと、世話好きの受け。
攻めのキャラが萌え満載で、キュンキュンしました。

主人公は大学生(受け)。学生寮で知り合った遊び人の攻めの面倒を見るうちに、好きになってしまう。
気持ちをおさえられずに告白してしまい、そのまま流れるようにセックスします。

1

夜に君を想う 小説

可南さらさ  高宮東 

パターン過ぎて・・・

母子家庭だった小学三年生の千実は、母の死後、祖母に引き取られ、祖母が住み込みで仕事をしている神嶋家の離れに住むことになる。
神嶋家には千実より三つ年下の神嶋家のひとり息子・洋がいた。
洋の両親は離婚しており母はおらず、父は仕事で留守がちで、千実と洋は、祖母と三人、家族のように兄弟のように穏やかに暮らし始める。

しかし、洋が高校三年生のとき、千実は突然洋から恋心を告白される。
男同士であ…

6

刹那の恋人 小説

可南さらさ  高嶋上総 

恋するせつなさ

なつかしのハイランド刊。
2000年の本です。うわぁ~古さにびっくり。
購入したのも2年くらい前なので・・・読むのを諦めて売る前に(笑)読めてよかった。

あらすじにもあるとおり、お話の始まりは琳が真島に「身代わり」を持ちかけるところから始まります。
身代わりだったはずなのに、琳の意外な一面を見つけるたびに真島の気持ちに変化が。

その気持ちの変化がとっても丁寧です。
真島の心の中…

4

水に眠る恋 小説

可南さらさ  円陣闇丸 

水に眠る恋

再会モノです。
久住(攻)と尚哉(受)の過去の経緯、再会し誤解と擦れ違いの末にわかりあえるまで。
そして激しい反対にあい、周りを傷つけてしまう自分達の恋と、それでも捨てられない想いの間で迷う彼らの恋の行方のお話。

どんなにお互いが想い合っていても、男と男であるがゆえにその恋は周囲から阻まれてしまいます。
9年前、尚哉は、様々な事情から、身を切られるほど苦しみながらも久住との別れを選び久…

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