火崎勇さんのレビュー一覧

コーヒーに映る恋 小説

火崎勇  街子マドカ 

カフェ×喫茶店

火崎さんの作品って、
ものすごい引き込まれるものと、「普通」となってしまう
ものに分かれやすいように感じています。
今回は、購入時から覚悟をしていましたが、「普通」と感じてしまいました。

26歳の高波は、昔ながらの喫茶店を受け継いでマスターになり、
頑張ろうとしていた矢先、斜め向かいにオシャレな今時カフェが
できてしまう。このカフェのオーナー松崎が、毎日喫茶店に
休憩しに来てくれ…

1

恋愛のパーセンテージ 小説

火崎勇  沢田ジュリオ 

1番大切な人だから忘れていたのですね

ちょっと異質な再会ラブで、かなり切なかったりするラブロマンスでしたね。

大学生の受け様は過去のある時期の出来事を思い出せないのです。
それは、子供の時に商社勤務の父の海外赴任に行った日々で、赴任先の内乱で
命の危険を伴った経験をしていた為で、その時の楽しかった日々や大好きだった人を
思い出すのも辛い過去が記憶を取り戻すことを拒んでもいるようなお話でした。
そして不器用な男の純愛的な思…

3

旋律に抱かれて 小説

火崎勇  伊東七つ生 

箱入り生真面目なピアニストの恋

自分の演奏に自信が持てなくなってしまった箱入りでピュアなピアニストの受け様と
失業中で、どこか自由奔放で普通の人には見えない攻め様とのラブストーリー。

受け様は心待ちにしていた単独リサイタルを目前に控えていたのに、現在の師匠に
ピアノに心が無いと言われ、リサイタルを許可出来ないと言われ落ち込む。
生真面目で頭で全て考え込んでしまう受け様は、感情を込めた心を揺さぶる音が
理解出来ずに、…

1

俺達は可愛い嘘をつく 小説

火崎勇  有馬かつみ 

忘れる事が出来ない初恋の傷

進学塾で同級生同士の幼かった初恋を何時までも忘れられなかった二人が
大人になって再会してから始まる初恋のやり直しラブみたいな感じでした。

美人で無駄口をたたかないようなクールな医師になってる受け様と
製薬会社営業で優秀なMRとして働いている攻め様との再会は、受け様の勤務する病院。
偶然新規開拓する事になった病院で、担当者不在の代理で現れたのが受け様。
昔と変わらぬ美貌に、攻め様の忘れ…

1

俺達は可愛い嘘をつく 小説

火崎勇  有馬かつみ 

初心を持ち続けていたのね!

何となく毎月新刊が出ているような印象がある火崎作品ですが、ちょっと久しぶり♪な感じがします(先月はなかったかな?)
いつもの火崎作品の、ラストに真相が暴かれて円団というスタイルは貫かれていますが、この作品は最初からとても解りやすく(先の予想がつきやすい)とてもライトな作品に仕上がっていました。
ところが、とても意外であったのが、二人の障害になりそうな人物が実はイイ人だったということです!!

0

秘書喫茶 ―レイジータイム― 小説

火崎勇  いさき李果 

嘘に隠された真実

今回は受様の元恋人の米国企業の若社長と
会員制の私設秘書紹介所のオーナーのお話です。

受様視点で過去を絡めながら新たな関係を築くまでの本編と。
攻様視点で本編の裏側を含んだ後日談を収録。

受様は母親の仕事の関係で
日本人ながらNYで長く生活をしていたため

母の死後も縁遠かった日本に帰らず
母親の上司だった大手企業の社長の援助を得て
大学に通いながら働く事にします。

0

心に翼 背にはキスを 小説

火崎勇  海老原由里 

誤解と思い込みが重なって

今回は仕事が出来るが女癖が悪い先輩社員と
バイトで絵のモデルをしている若手社員のお話です。

受様がモデルをした絵をきっかけに
片思いしていた攻様と恋人になるまで。

受様は高二の時に父を亡くし
専業主婦だった母が働く決意をした時に
大学進学を諦めようとしますが
母の反対にあってしまいます。

そこで受様は
近所に住み気心も知れていれていた
八つ上の美大生に相談するのです…

1

もう一度キスから 書き下ろしショートストーリー 特典

新たなトラウマ発生?!

本品は『もう一度キスから』の
フェア店限定特典品のペーパーになります。

本編終了後、
同居後の二人の様子を描いたお話です♪

自分の不用意な言動から
恋人の大杉に突然去られたしまった峰岸は

偶然の再会から
紆余曲折を経て恋人となった大杉と
自分のマンションで暮らすようになります。

しかし
家に帰れば彼がいるという日常で
帰宅して大杉の姿がないと、

またどこ…

5

もう一度キスから 小説

火崎勇  北沢きょう 

好かれる事に慣れすぎて

今回は独力でブライダルプランニング会社を起す社長と
攻様が恋を引きずる元カレのギャルソンのお話です。

恋されている事で傲慢だった攻様が
手放してしまった受様と恋を再び取り戻すまで。

攻様が受様の出会ったのは大学時代。

受様は中世的な顔立ちで
人の輪から一歩引いた目立たない男でした。

人付き合いにも消極的な受様が
自分の誘いには良く応じる事を心地よく感じ
攻様は自分…

3

十の願い 小説

火崎勇  三池ろむこ 

願いはかなう

幼い頃、両親に愛されずに施設に捨てられた乃坂は
引き取ってくれた養父と養母の温かい愛情に感謝する。

養父からもらった十の願いのかなうノートは心の支えになって
私も真似しようかなと思ったほど。(十とは言わないけど)

養父亡き後、養母が倒れ取り乱す場面は創馬でなくても守ってあげたくなる。
養母が亡くなり、創馬と同居しはじめ十個目の願いをかなえ姿を消した乃坂。

そこからラストまで…

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