火崎勇さんのレビュー一覧

二人のポジション 小説

火崎勇  御園ざぼん 

オトメすぎる受け

リーマン同士の年下攻めで、大人同士の恋愛であるはずなのに子供っぽかったです。
特に受けが乙女で女々しすぎて、耐えられませんでした。

部下・氷室幹也 忍耐力攻め×上司・石坂雄高 乙女受け
めでたく両想いになったというのに、石坂は悩んでいた。
年上で上司なのに、部下の氷室に自分が抱かれたくて。

ポジションに悩むというから、既に肉体関係があって、受け攻め交替のリバに関連した話だと思って…

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心のカンヅメ 小説

火崎勇  里中守 

悩みまくる受け

明るすぎて何にも悩みがないBLは嫌という方には、お勧めです。
とにかく、受けの歩未が攻めを好きでいていいのか、自分は一緒にいていいのかと、胃まで痛くして悩みに悩んでいる話です。

従兄弟・若宮秋良(野球部で高校生)俺様攻め×岡本歩未(高校生)真面目自虐受け
昔から従兄弟が好きで、父親の単身赴任にも秋良の傍にいる為に断って一人暮らししている。
秋良が彼女と写っている写真を見てしまって、更に…

0

ダイヤモンドは傷つかない 小説

火崎勇  ハルアキラ 

事実と思込と真実の間に

今回は正攻法も絡め手も得意な参謀副会長と
口は悪いが正義と公平を重んじる生徒会長のお話です。

キスより先を拒否する攻様を受様が恋人にするまで。

受様は成績優秀、眉目秀麗、スポーツ万能。
率直な為口が悪いとも言われますが、
中高大と一流私立一貫校の超金持ち校で
高校の生徒会長をしています。

受様は正義感と公平さを持ち実行力も有りますが、
『独立独歩』という学院の基本理念で…

0

愛と正義と 小説

火崎勇  海老原由里 

・・・何かが足りない

攻・白土井祥(27)
受・押切温(26)

再従兄弟で、白土井が1才年上。
ともにグラフィックデザイナーで、仕事の環境も似ていることからよく比較されるコトが多い。

温にとって再従兄弟の「祥一郎」は苦手な存在でした。
子供の頃もほとんど会った事などないのに、親戚の大人たちが自分と比べるものだから、その存在にはうんざりしてました。
また同業者の「祥」に対しても、苦手意識を持っていた。…

0

夕闇をふたり 小説

火崎勇  実相寺紫子 

臆病な行動派の攻がツボでした。

言葉よりも行動、強引だけど実は臆病(?)な攻・長尾と、言葉も行動も控えめで尽しますタイプな受・近石。

始まりは長尾の行動からでしたが、「好き」という気持ちは近石の方が先。
けれどその気持ちを言葉にしなかったことから、5年間も付き合っていながら、すれ違ったり誤解したり、疑心暗鬼になって傷ついたり。

どちらの「好き」が強いかなと考えたら、私は攻・長尾の方じゃないかなぁ…と思います。

4

キスと嘘つき 小説

火崎勇   

大人の男の魅力とは

今回は老舗デパートのコンシェルジュと
父親の会社に就職の決まった新社会人のお話です。

二人が出会って恋人になって受様が独り立ちするまで。

受様はこの春、
父の会社に就職予定なのに、
未だに両親と年の離れた兄二人に子供扱いされ、
ボンボンと見られる事が悩みな普通の青年です。

ある日、
入社祝いにスーツをという母とともに
彼女ご用達の老舗デパートへと向かいます。

老…

1

Doubt -ダウト- 小説

火崎勇  氷栗優 

ホモもオカマも嫌いな受けが認められるようになるまで

あらすじからオカマ攻めを期待したんですが、実際はオカマではありません。
仕事上の利便の為だけにオカマを装っているだけで、素になると男っぽい喋り方です。
受けの父親がゲイで男性の恋人と結婚しているので、それを認めたくない受けが悩んでいます。
男同士の恋愛なんて認められない!という受けを認めさせた言葉は、読者をも納得させます。

メーキャップアーティスト・東堂勝人 大人の漢前攻め×結婚式場の…

1

初恋の未来 小説

火崎勇  小山田あみ 

初恋から8年後の再会

お互い好き同士なのに、切なくもすれ違う話です。
攻めがヘタレなので、ヘタレ攻め属性をお持ちの方にお勧めです。

塾講師・梶凍流(26)ヘタレ硬派攻め×雑貨屋店員・天国英志(26)健気受け
高校の時の同級生同士で、お互いが初恋。
夢中になって身体もつなげたのに、卒業とともに別れることになった。
8年たっても忘れられなかった天国の前に、梶が現れて。
今度は、後悔しないように頑張ると誓った…

5

てのひらの涙 小説

火崎勇  ひたき 

恋人の秘密が拍子ぬけでした

恋人の部屋には、開けてはいけない扉がある。
そこから青髭のような童話を想像していたら、全然違う話でした。

グノーシスの都築×若手シナリオライター・成宮(26)
パーティー会場で大人の男・都築と出会って、成宮は初めての恋に落ちる。
愛を交わし、メールも交わし、合い鍵ももらって、恋人なはずなのに不安が去らない。
担当している脚本に出演する役者の白河とエレベーターですれ違い、もしかしてと、…

1

キープハート 小説

火崎勇  香雨 

説教臭かったです

若かったら素直に読めたのかなァ…。
作品全体から漂う説教臭さにビミョーな気分になってしまいました。
『自分らしく生きる』とか、『自己主張する』とか、その手のキーワードが散りばめられてます。

兄を亡くし、過保護になった両親に育てられて、すっかり卑屈になってしまったリーマン主人公と、その主人公に発破をかけるバーテンダーの恋のお話です。

自分らしさや自己主張にこだわるのはいいんですが、こだわりすぎる…

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