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華藤えれな 夏河シオリ
ポッチ
ネタバレ
夏河さんの絵柄が大好きでして。 夏河さんの描かれた表紙を拝見してつい手に取り、あらすじを読んで速攻でお買い上げしました。 華藤先生ってヨーロッパとか北欧が舞台のお話を書かれるイメージが個人的に強いのですが、今作品もそのイメージを損なうことのないお話でした。今巻はタイトルからもわかるようにオメガバースもの。オメガバースものは作家さまによって、あるいは作品によって若干雰囲気が変わりますが、今巻…
華藤えれな yoco
碧雲
この本のレビューは、読後2年経過した今、書いています。忘れていたみたい。 初めて本屋で購入したBL本でした。 本屋の書棚ですごく目を引いた本で、表紙絵が赤を背景にした金色の枠どりで、なんとも格調高い。 そして挿絵が本当にきれい。丁寧に作られている、と感じたので選んだ本です。 ロシアのサンクトペテルブルクが舞台。 日本人の母とロシア人の父の間に生まれた橙里が主人公。 今作も、著者…
華藤えれな 佐々木久美子
[花隠れ] →「花の檻」の順。 でも「花の檻」から読んでしまった。逆順から読むと、少し面白みが欠けました。 電子版は、挿絵なし、表紙絵だけ。 日本画作家の父が人妻と恋をして駆け落ち、そして生まれた子、一男二女。 流れ着いた嵯峨野で絵付けの仕事を始めた父に、千尋は見様見真似で作業を習い、専門的な基礎知識がないまま絵付けの仕事をしていた主人公千尋。 千尋は普段着が和服、美人で華奢、女子と…
華藤えれな キヅナツキ
「小説b-Boy ホラーBL特集(2013年7月号)」に収録の短い作品だけど、 ホラーじゃ済まない、読後考えてしまう真面目な要素一杯。 「どうしてなのか、それは「きっと淋しかったからだ」」とアキが古城で回想する場面が印象的。 もし、アダムからイブが生まれた経緯が似た理由で、孤独な科学者の為せるものだとしたら?・・等々、読後連想してしまった。 細胞分裂から生命体の形を作り上げることは…
みざき
いやあ…yoco先生のカバーイラスト、これはあまりにも素敵ではないですか? 色合いも装丁も本当に綺麗で、思わず手に取って眺めたくなる。 装丁を担当されたのは、Asanomi Graphicの斉藤麻実子さん。細やかなお仕事が素晴らしいです。 薔薇が舞う薄桃色の帯も、背表紙も、折り返し部分のデザインもこれまた素敵なんです。 気になった方は紙の本もお手に取ってみてください。 ロシア風の架空…
yocoさんのメルヘンチックな扉絵を開くと、BL版メルヘンの世界が広がる、といった感じです。 華藤さんの著作には、必ず美味しい伝統菓子が登場します。 このお話はロシア風の、ジャムを使った「くるみパイ」。 兄を救う無言の機織り。 この展開、どこかで読んだ事がある?・・・と読みながら思いだしたら、 子供の頃に読んだ童話「野の白鳥(白鳥の王子)」と似てました。懐かしい。 この物語では…
さぼ
さすがというか、景色が目に浮かぶような美しい文章。 壮大なストーリー。 2転3転して、ハラハラさせられる話の展開。 そして、素敵な挿絵。 文章との相乗効果で美しさが際立ちます。 是非とも神評価!と言いたいところですが、中立です。 なんでしょう? ご都合主義? あともう少しというところで、するすると問題が解決。 あれ??? そうなっちゃうの? と、拍子抜…
華藤えれな コウキ。
麗音
華藤先生の海外を舞台にした作品は大好きです。 その土地の風景や空気感が感じられ、歴史や文化を絡めたストーリーに浸りしばし現実を忘れます。 今回の舞台はエストニア。 英国貴族の御曹司と祖母のカフェで働く心優しいオメガの子が主人公です。 愛し合い結ばれる運命にありながら身勝手な思い込みといくつもの障害に阻まれて引き離された恋人同士、そして母と子の物語です。 引き離したのは御曹司の…
銀次郎
辛いけど幸せで、御伽噺としてのオメガバースに浸ることができました。 2人して試練を乗り越えるまでの過程が甘くてあまくて... とても幸せな気持ちで読むことができました。 文章として描かれる描写も、yoco先生の挿絵もただただ美しい。 とにかくシダの境遇が不憫なので、レオニードとの関わりは救いでした。彼の手を取りたいけど取れない、シダが可哀想すぎて... 報われてほしいのに、さらな…
はるのさくら
本編終了後のお話です。 レオニードが城の居住区に戻ると、室内は台風一過の惨状。 呆然と立ち尽くしていると、サヴァが、ダンスの練習していた、と得意気。 どんだけハデに跳び跳ねてたのでしょうね(^o^;) サヴァが見せてくれたのは、3歳とは思えない生き生きとした楽しそうな民族舞踊『剣の舞』 レオニードも子供の頃に披露したけれど、"史上最大の退屈な『剣の舞』"と…