華藤えれなさんのレビュー一覧

「愛されオメガの婚姻、そして運命の子」特約店ペーパー「父と息子の語らい」 特典

本当は、こんなに甘くて優しい男なのです

「愛されオメガの婚姻、そして運命の子」の共通書き下ろしSSペーパーになります。

本編がかなりシリアスで切ない展開でしたが、こちらはうって変わって甘々ほのぼの。
リクと一緒に眠る権利を賭けての父と息子の攻防戦が、コミカルに綴られています。
ニコライ、意外と大人げないな!
そして、愛情に溢れた家族の姿が、なんだか感慨深いですよ。


本編でのニコライですが、実はかなり厳しくて、溺愛攻…

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愛されオメガの婚姻、そして運命の子 小説

華藤えれな  ミキライカ 

ストーリーは非常に面白いが。

華藤さんてヨーロッパ調、っていうのかな。伯爵とか、侯爵とか、そういった設定が多い気がしますが、華藤さんの新刊もそのイメージを損なうことのないロシア皇帝を舞台に描いたお話です。

タイトル、そしてミキライカさんの描かれた優しい表紙から、温かなお話だと思いつつ手に取りましたが、いやいや、なかなかハードなお話でした。

オメガ、そして次期王子、といったあらすじから、なんとなく王子×従者といったC…

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愛されオメガの婚姻、そして運命の子 小説

華藤えれな  ミキライカ 

帝国ロシアを舞台に語られる壮大な愛の物語です

誰より大切で愛してるからこそ、気持ちを悟られてはならず、冷たい態度を取り続けなくてはいけない二人ー。
と、シリアス寄りの時代ものでオメガバースになります。

こう、めちゃくちゃ切ない!
誰より大切に思ってるのに、だからこそ離れようとする主人公に、自分の全てを懸けて守り続ける攻め。
しかも、互いに思いは封印したままー。
ここに18世紀の帝国ロシアの情勢が絡み、時代ものとしてもとても読み応…

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縛めの回帰 小説

華藤えれな  幸村佳苗 

ちょっと不完全燃焼

2015年9月発行の『エロとじ♥悦』掲載作品。

東側某大国の諜報部員として二重スパイの任務に就いていたルスランは、同じ組織から西側のスパイと疑われ拷問を受けた過去があります。疑いが晴れて解放された夜に目にしたのが『壁の崩壊』。
その後、体制が大きく変わった後も軍に所属していたルスランの前に、拷問を担当したシドレフが上司として赴任して来ます。任務でシドレフに同行したルスランを待っていたのは、…

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オメガの恋は秘密の子を抱きしめる -シナモンロールの記憶- 小説

華藤えれな  コウキ。 

エストニアの空気感を感じる作品

真雪と再会する為に実は頑張って来たギルバートですが、漸く出逢えたのに真雪が特別変異オメガになったのは自分と出会ったからだと知り、さらに誤解してた祖母に突き飛ばされて海中に落下したのが原因で記憶喪失、産まれた子供の親権はオメガに無いって不公のオンパレードでした。ようやく会えた子供はギルバートの妻のオメガ蔑視に洗脳されてるし、この話をどうまとめるのかと少なくなるページを見ながらヤキモキしました。結局は…

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オメガの恋は秘密の子を抱きしめる -シナモンロールの記憶- 小説

華藤えれな  コウキ。 

身分差オメガバース

美味しそうな食べ物が出てくるので、何か美味しい食べ物やお茶とお菓子を用意して読むのが正解です!

華藤えれな先生の描かれる異国情緒ある作品、大好きです。
そこにオメガバース設定が加わって、身分差にプラスαで困難が待ち受けていて・・・な昼ドラ風な展開です!
切なさも感じながら、愛情が溢れているお話でした。

突然変異のオメガという設定がまた特殊で、発情期を迎えられないと20歳まで生きられ…

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「オメガの恋は秘密の子を抱きしめる -シナモンロールの記憶-」コミコミスタジオ特典書き下ろし小冊子 特典

本編その後

緑の中、シナモンロールのように甘い一編です。

本編後の3人プラス一匹の幸せな日常が綴られています。
ある晴れた初秋、タリン郊外の牧場での親子水入らずのピクニック風景。
手術もうまくいき、元気に成長しているルウミ。
さすが、アルファで、ギルバートの血筋を感じるところ、成長過程と、今までの様子を振り返り、舅との関係にも触れながら、これからについても話しています。

幸せを噛みしめて、1…

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欲望と純潔のオマージュ 小説

華藤えれな  三雲アズ 

いまひとつ

俺様外人と、うじうじ系日本人のカップル。

チェコ人留学生の彫刻家と、留学生対応する大学職員として知り合い、深い仲になった二人。しかし、帰国時にプラハに誘われ、いったん承諾しにも関わらず家の事情で行けなくなり、4年後にプラハで再会。当時の事情も、自分が病気であることも頑なに隠す蒼史(受け)の気持ちが全然理解できませんでした。ハッピーエンドのために作られた谷、という感が否めない。

種明かし…

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雪の褥に赤い椿 小説

華藤えれな  小椋ムク 

最初の心構えが私は間違った模様です

華藤さんの書く健気で儚い受けさんを耽溺したくて読みましたが、ごめんなさい、私には合わなかったです。
何が合わなかったかと言えば、このお話の中の政界に違和感を感じてしまったのです。
対抗陣営のあくどい秘書や悪徳政治家が朝加を陵辱し、それを盾にとって矢神陣営のスキャンダルにしようとする場面が何度も出てくるのですが、その度に「これ、あり得ない様な気がする」と思っちゃったんです。だって、これ、被害者が…

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オメガの恋は秘密の子を抱きしめる -シナモンロールの記憶- 小説

華藤えれな  コウキ。 

なんか物足りない…

裏表紙の説明を読んで購入しましたが 読んで見るとちょっと期待はずれな感じがしました。

攻め受けどちらも好感の持てるキャラなんですが
話の展開が妙にトントン拍子、悲劇は起こっていますがなんとなくあっさりな印象。
展開が簡単に予想できるし ちょっとつまらない感じがしました。
(子供が登場しますがあんまり可愛く思えないキャラだったし)

同じ日に購入した ゛禁じられたアルファの子~誓いの…

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