華藤えれなさんのレビュー一覧

甘い夜伽 愛の織り姫 小説

華藤えれな  小椋ムク 

受けさんが不憫すぎ

華藤さんって、健気・不憫受けさんのイメージですが、この作品もそのイメージを損なう事のない不憫受けさんでした。内容はすでに書いてくださっているので感想を。




西陣織の織元の一人息子で、跡取りの未紘(受け)。人間国宝候補にも挙がったことのある西陣織の名匠を祖父に持ち何不自由ない生活をしていたボンボン。
のように見えて、実は両親から愛されることもなく、子ども時代に性的ないたずらをされた…

7

甘い夜伽 愛の織り姫 小説

華藤えれな  小椋ムク 

西陣織職人の再会モノ

あらすじ:
西陣織の名匠の孫・未紘(受け)は高校生の頃、祖父の弟子の頼人(攻め)と恋仲になるも、ある事件を機に疎遠に。
5年後、多額の借金を抱える織元を継いだ未紘の前に、イベントコーディネーターとなった頼人が現れ…

京都を舞台とした職人モノ。
受けの未紘のはんなり京言葉が色っぽいです(攻めの頼人は標準語)。

国宝級の西陣織職人であった祖父を尊敬し、将来祖父のような職人になることを…

12

硝子のギムナジウム 小説

華藤えれな  サマミヤアカザ 

萌え萌えな舞台設定

ヨーロッパの全寮制男子高、ギムナジウム、貴族の子弟、敗退的な香りに萌え萌えな舞台設定です。

泰斗は継母にいじめられるかわいそうなシンデレラ…かと思ったら王子様を見初めた人魚姫のように思えました。
中盤から終盤までロジオンは本当に泰斗を陥れて何もかも奪う詐欺師なのではないかと本気で心配してしまいました。
でも実は人魚姫はロジオンの方だったのかもという展開に意外性を感じました。愛する人を守る…

3

雪の褥に赤い椿 小説

華藤えれな  小椋ムク 

王道 健気受け

ムク先生の挿絵狙いでgetし、最初涙して、本棚にきっちり保管していた当作。
整理していたら出てきちゃって、あーあまた読んじゃったよ。
整理終わらんやん・・・(泣)
これまたこの本にぴったりな季節に読んじまって、寒いー
(冬の奥能登が舞台)
天候がぴったりシンクロしていることもあり、評価はちっと上振れかも。
萌よりの萌2.

攻めさん:高校生の時に受けさんを冬の海で救出。元総理大臣の…

14

虎王の妻恋い婚 小説

華藤えれな  小山田あみ 

虎王の深い愛に感動


日系人の依吹(受け)は父親を強盗に殺されて以来、渡米していたのですが、麻薬取締官としての任務で生まれ故郷のブエノスアイレスに帰ってきます。マフィアの経営するタンゴバーに潜入しマフィアのナンバー2レックス(攻め)の身辺を探ることになります。

依吹は父親が日本人で母親がドイツ系だと聞かされています。が、父親を殺された前後の記憶がありません。事件の時に性交の痕があり、レイプされたことと父親を殺…

4

クリスマスワルツ 伯爵家の情人 小説

華藤えれな  葛西リカコ 

もっと読みたいの

華藤先生の作品は、ご自身が旅行先で出会った、海外のいろいろな土地を舞台に描かれることが多いけど、今回は北ドイツの教会のステンドグラスをモチーフにした、ドイツの伯爵家が舞台のお家騒動の話です。
ロシアマフィアが営むパリの娼館、ナチスが台頭し始めたベルリンの街、雪の森とレンベルグ家の館と、視覚的なイメージが広がりは、いつもながらの美しさ。
物語の設定も構成も、内容的には盛りだくさんだし、華藤先生の…

0

ジャガー神の愛妻教育 ~カリブ編~ 小説

華藤えれな  周防佑未 

むしろ花嫁がジャガー神を教育?

あらすじ:
コロンビアに住む朔良(受け)は、パイロットを目指す日系の青年。
ある日、通っていた航空大学校が突如倒産。他の生徒と共にカリブの名門士官学校に招待される。
そこの生徒総監・アルベール(攻め)になぜか気に入られ、彼の側近に任命され…

獣人系ファンタジーに花嫁モノと学園モノがくっついているような作品。
いろんな要素が盛り沢山ですが、一つ一つのエピソードの描写が物足りず、ちょっと…

3

虎王の妻恋い婚 小説

華藤えれな  小山田あみ 

設定もストーリーもツボなのだけれど

小山田さんの美しすぎる表紙につられ、手に取ってみました。で、華藤さんの小説は初読み(コミカライズされたものは読んだことはありますが)。

文体って好みがあると思うのですが、ごめんなさい、個人的にすごく読みづらかった…。説明文的な感じ、っていうのかな。なのに時系列とかが分かりづらくて時々「?」と思ったりしてしまいました。まあこれは私の理解力が低いからなのだと思うし、完全に好みの問題だと思います。…

3

虎王の妻恋い婚 小説

華藤えれな  小山田あみ 

ピアソラの調べと共に

あらすじ:
舞台はブエノスアイレス。
麻薬取締官の依吹(受け)は、バンドネオン奏者としてタンゴバーに潜入。
その店を経営するマフィア幹部・レックス(攻め)と出会った瞬間、10代の頃から夢でよく見る「黒い虎」の気配を感じ…

外国モノ、マフィア、溺愛攻め、タンゴ…と、華藤さん作品お馴染みの要素がギュッと詰まった一冊。
一応モフモフ系ファンタジーでもありますが、「虎」ということで、モフモフ…

10

硝子のギムナジウム 小説

華藤えれな  サマミヤアカザ 

華藤先生らしい気がする

華藤さんって、ロシアとか雪とか好きなんでしょうか?
なんとなくそんな印象が。
当本はサマミヤ先生の挿絵狙いでget。相変わらず美麗。

ザルツブルグが舞台。
おかしいなーもちょっと音楽音楽した(少し明るめなワルツの印象)街だった気がするけど
当本を読んでると、なんかめっちゃドロドロしい街な印象を受けました。

そんな厳然たる社交界がちゃんと残ってる街で 
ルックス東洋人まんまな受…

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