華藤えれなさんのレビュー一覧

スレイヴァーズ グレイス 小説

華藤えれな  雪舟薫 

華麗なるすれ違い、大団円。

「スレイヴァーズ」シリーズ完結編。
前の巻は、本当にドラマの「待て次回!」そのものの引きで、
プロヴァンスの一夜の後、旅立とうとする冴木を柊一が引き止めたところまで。

さてさてどうなる?
だったのですが、定番の展開で直後交通事故に遭い生死の淵をさまよう柊一さま。
彼の側を離れられない冴木は、ロンドンでの社運をかけた会議に出られず
会社は危機的な局面を迎える……
一方なんとか一命を…

9

幾千もの夜の秘めごと 小説

華藤えれな  梨とりこ 

う~ん・・・

アラブの王子:イドリス×護衛:惺です。
この方の作品は初読みでアラブものも初だったりします。
アラブものって、もっと俺さまな攻めが受けを翻弄させるみたいな
話と思っていたんですが、そうでもない??
と思いきや、作者さん自体アラブものが初だったみたいで
と言っても私も王道アラブがどういうのか詳しくありませんが・・・。

アラブものが初というのもありますが、特にここが萌えた!というのもな…

0

スレイヴァーズ・ラヴァ 小説

華藤えれな  雪舟薫 

SAEKI the Superman〜!

POPEYEのテーマ曲の替え歌で♪
……というふざけた感想で申し訳ない。

超シリアスな一辺もコミカルさがない物語だと思うのですが、
設定の荒唐無稽さにどん引きしてしまいまして、
でも、二作目になるとこれは笑ってそこに乗っかるべき?と
大分気持ちが切り替わってきました。

だって、個人商店ならばいざしらず、従業員6千人のM商事M物産規模の会社で
春から夏までの数ヶ月に、劇的に業績…

5

スレイヴァーズ キス 小説

華藤えれな  雪舟薫 

突っ込みどころを吹っ切れれば、萌え多し。

人気シリーズ。
雪舟さんの麗しいイラストと主従関係というキーワードに
これはきっと好みに違いない♪と思って読み始めてみましたが……

ある冬の日、孤児となった15歳の冴木は母の勤め先だった社長邸に引き取られて来る。
そこには同じ歳の美貌の長男柊一がいた。
その後常に比較されながら育った二人……
大学も卒業し友に柊一の父の会社への入社が決まっていたが、
その父の急逝後、社長に就任した…

6

神に弄ばれた恋 ~Andalucia~ 小説

華藤えれな  朝南かつみ 

魔王は総ての王

華藤えれなさんの、熱い熱い愛のこもったマタドールシリーズ。
この本はヒターノ出身、隻眼の闘牛士、魔王サタナスと、グラナダで闘牛牧場を持つ伯爵家の嫡男アベルのお話。
先に、同人誌「生と死」で「あの日、流された血のために」としてさわりの部分が書かれていた物。
「生と死」を読み直した勢いで、この本も積み本箱から発掘。
「あの日、~」はサタナス(同人誌ではイヴァン)の出所からマドリードでの再デビュ…

9

生と死(合同誌)(表題作 LA SANGRE DERRAMAD) 小説

華藤えれな  えすとえむ 

王子の門を開けて

華藤えれなさんの闘牛士本の前哨戦というか、始まりの本。
全体の時間設定としては「裸のマタドール」よりは数年前になるのかな。
この本で全体を支配しているのは、ホセ・クルス。
スペイン1の闘牛士であり、名声を恣にしていたのに、何故かセビーリャの闘牛場でだけは勝てなかったマタドール。
王子の門から凱旋退場することもなく、闘牛場の土の上でも死ねなかった男。
そんな彼の影と共に、牛と戦う男たちのお…

4

裸のマタドール 購入特典書き下ろしペーパー 特典

レジェスが

どんなに理央を愛しているかを描いた短編。
本編後の、声と記憶のよみがえったレジェス視点。
レジェスは、記憶を失う前も、記憶を失っている間も、記憶がよみがえったあとも、どれ程理央に心かき乱されていたのかを、理央は知らない。
理央に自覚はなくても、どれ程深く傷ついていたのか、レジェスにははっきりわかっていたことも、理央は知らない。
そして、過去の自分にどんなに罵倒してもしたりないと思っているの…

2

白夜に青い花 小説

華藤えれな  高階佑 

今回は外しました…(涙

個人的に当たり外れが激しい作者さんです。
ドラマティックな心理描写や展開に、大抵は凄く引き込まれてハマるのですが…時たま、駄目な時は本当に駄目。この作品は後者でした。

歯の浮くような、といえば良いんでしょうか?
心理描写や台詞が随所で説明くさく大袈裟に感じられてしまって、攻めの葛藤やら受けの一途な切なさやら、折角の美味しい描写が真情として伝わってこない。
その為感情移入しづらいので、話…

1

裸のマタドール 小説

華藤えれな  葛西リカコ 

一途なの

スペインの闘牛を舞台にした、愛と魂の継承の物語。
闘牛と闘牛士への熱い愛と敬意に満ちた物語世界は、乾いたヒマワリと蒼穹と、血の臭いと濃厚なセックスの臭い。

あぁ、やっぱり好きだわ、、、華藤えれな。
華藤さんが描く闘牛の世界は本当に特別で格別な陶酔感。
これはやっぱり、作者様の愛の熱さ深さなのかしら。
闘牛の魅力を伝導しつつ、しっかり成長物語とラブロマンスもエロも取り込んで、涙腺のお掃…

12

白夜に青い花 特別番外編「大臣の恋人」 特典

精力的な大臣さまv

本編のエンディングが、3年後。
スタボリアの大臣として外交使節に参加して3年ぶりの海翔との再会を果たしたシーンで終わっておりましたが、番外はその続き。

ぎっしりと過密にスケジュールを入れて精力的に動きまわるイリヤでしたが、さすがに三日後貧血で倒れてしまう。
外務省からの見舞を持って訪れる海翔に、イリヤは強気の口調で会話する。
しかも、来日前に毒を盛られた暗殺未遂があったとケロリとして言…

3
PAGE TOP