丸木戸マキさんのレビュー一覧

非BL作品

オメガ・メガエラ 2 コミック

丸木戸マキ 

斯波の真っ黒に開かれた瞳の読めなさが恐ろしい。その眼に何を写すのか。

不遇のΩであった真宮はαを擬態する。その為に甥っ子に 未遂とは言え手をかけ、事故とは言え妹の家の使用人を死なせてしまった犀門。哀れな主人公かと思われた彼は悪の道へと転がり落ちて行く。そんな犀門の策略に乗ろうと、手を差し伸べる斯波。もー‼︎ 彼の真っ黒に塗られた眼が怖くて。怖くて。本作ではまだ彼の本当の企みは分からず。

征十郎に愛情と言うには異常過ぎる執着を見せる犀門は、もう少しずつ狂い始めて…

4
非BL作品

オメガ・メガエラ 1 コミック

丸木戸マキ 

復讐の女神は誰に微笑むか。

おおお。聞きしに勝るドロドロ度に早々にノックアウトされました。皆さまのレビューを読んでいたとは言え、これはおぞましいですね!うねる様な感情の縺れ、怒涛の展開。
昼ドラも真っ青。往年の韓流ドラマみたく。
また、オメガバース設定なのに。そこここに漂う昭和(しかも前期)感。一筋縄では行かなかったであろう財閥の腐臭漂う悪しき風習。しっちゃかめっちゃかになりそうな設定をこれでもかと盛り込み、練り上げてし…

3

續・ポルノグラファー プレイバック コミック

丸木戸マキ 

木島にとっての城戸とは、春彦とは

基本的にBLに関して情報収集をしないので、新刊情報や続刊、ドラマ化や映画化のニュースもものすごく後になってから知ることが多いです。
ドラマ化してたんですね、「ポルノグラファー」と「インディゴの気分」。
さらに映画化までとは…、存じ上げず。
木島役が竹財さん…。絶対美しいじゃないですか。

というわけで11カ月遅れで読みました、こちら。
すっかり忘れてしまっていたので「ポルノグラファー」…

1

インディゴの気分 コミック

丸木戸マキ 

分かりたくないしんどさ

遅ればせながら「續ー」を購入して、この作品は読み返すかどうか悩みました。
木島の「今」を読んだ後に過去の思いや関係を知るのは結構つらい。
「彼氏の元カノの話を聞いてもいいことなんてひとつもない」のと同じ気持ち。

意を決して読み直しましたが。

純文学が書けなくなって、落ちぶれていた時期の木島。
大学の恩師の通夜で偶然城戸と再会して、一緒に暮らすようになり、官能小説に転向することにな…

2

アケミちゃん コミック

丸木戸マキ 

この作品を神と言わずして何が神か

「ポルノグラファー」の続編が出ていたのに今更気付いて購入。
さらに旧作を読み返していたときに、この作品を読んでいないことにも気付いて相当遅れて購入からの読了。
何という作品。
読み終わってしばし惚けました。毒気を抜かれた感じ。

「續・ポルノグラファー プレイバック」で先生が身を寄せたスナックアケミ。
街中元カレ今カレだらけのママ・春子とその息子・静雄の2人暮らし。
そこへ中学の同級…

3

續・ポルノグラファー プレイバック コミック

丸木戸マキ 

理想的なハピエン

私の中で理想的なハピエン✨
本作があってより前2作がいきてくると思う。
実家に戻り遠距離で久住と続けていくの無理かもといじける木島←わかる
そんな木島にいいかげんキレる久住←わかる
木島にイラつく妹(元ヤン。いいキャラ)←わかる

いじける木島の背中を押す春子さんが良くて。特に「飲み屋の女はみんな哲学者なのよ」が好き。
木島と城戸の微妙な関係が清算されたかと見せかけて…木島の中には城…

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インディゴの気分 コミック

丸木戸マキ 

木島の過去が掘り下げられている

前作で久住×木島がよかったので木島と城戸の過去の話は正直複雑だった。けど納得させられた。
木島は孤高だけど実は寂しがり…愛情に飢えているのかなと。
城戸は良き理解者でありお互い惹かれていた。城戸からしたら木島は自分にない才能があり羨望と愛憎の存在。

城戸が木島を利用したことは最低(自分で言っている)だけど木島のような生き方ができない大半の人間はここまであからさまでなくとも似たようなことは…

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ポルノグラファー コミック

丸木戸マキ 

三部作まとめて読むのがいい

とてもまとまっているお話だと思った。
酔った木島がエロいぃ。
や、酔っててもエロかったw
絵がきれい。エロ絡みの絵がまたいい。意外としっかりした体格だし。
嘘つきで孤独で不器用で文学しかない木島には対照的なほどまっすぐな久住がいいんだろうな。

木島と城戸がただならぬ関係だったのはわかった。
続きの2作を読んでからこちらを読み返すと木島のことがより理解できおもしろい。
私は3作まと…

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目を閉じても光は見えるよ コミック

丸木戸マキ 

深い…

AV男優の仁さんとゲイビ男優の光さんのお話です。
表紙の温かさに惹かれて購入しました。

ストーリーは今まで読んだ、どのBL本よりも深く、考えさせられる本でした。
殺人のシーンがあります。私はその様なシーンが苦手なので、中立という評価をさせて頂きました。苦手な方は注意かと思われます。

愛って眩しいな、温かいな…でも難しい。愛って何なんだろう?この本を読んで何度も考えました。

最…

1

ポルノグラファー コミック

丸木戸マキ 

登場人物が全員魅力的で、物語の構成に圧巻

発売からだいぶ時間が経過していますが、2020年のon BLUE 9周年フェアのポスターが丸木戸先生のポルノグラファーで、キッチュでサイケデリックな配色がめっちゃくちゃかっこいいポスターだったので、久しぶりに再読してみたところ…何度読んでもやっぱり神!再読してあらためて思うところもあり、レビューしてしまいました。

物語の内容はすでに多くのレビュアー様が書いておられるので割愛し、感想を書きます…

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