あさとえいりさんのレビュー一覧

あの空に落ちてゆく 小説

真崎ひかる  あさとえいり 

入り込めませんでした。

もともと私が、兄弟ものが苦手なので、
そりゃ入り込めないよねと反省です。
ただ、真崎さんが好きな作者さんだし、私の苦手を
払しょくしてくれるような作品じゃないか?
絵も素敵だし!と期待して挑戦することにしました。

今回は、ガチ兄弟ということを除いても、
物語が、少々上滑りしたように感じました。
イマイチ主人公たちの気持ちが、入ってきませんでした。
設定以上の何かがないな~と感じ…

1

あの空に落ちてゆく 小説

真崎ひかる  あさとえいり 

・・・あ~

ガチ兄弟(兄×弟)で再会ものです。

廉(受)は、血の繋がりのない義父が借金を残して逃走し、幼い異父妹と2人で残されて、15年前に両親の離婚で離れたままの、大企業のトップである兄・吉宗(攻)を頼ります。しかし吉宗は、『お前を弟だとは思わない』と。まあ妹と2人、屋敷に引き取ってはくれるんですが。

もうこれだけで説明終わり、で読まなくてもいいんじゃないかとさえ思います。ゴメンナサイ。

4

忠実な部下の淫らな愉しみ 小説

伊郷ルウ  あさとえいり 

ほぼ全編に渡って淫らな内容の印象が強いです。

どういう経緯で知ったのかは覚えていませんが、
あらすじを見て興味が湧き、古本で購入しました。

一章あたりのページ数が20ページ以下で、中には5ページ前後のものもあり、
短く区切っているので、本を読むのが苦手な私には読みやすかったです。
全部で230ページほどありますが、16章に細かく区切っている作品は初めてです。

常盤さんの視点で書かれています。
水無瀬さんからどんなに屈辱を受…

2

ロマンスの黙秘権~Just Trust in Our Love~ 小説

うえだ真由  あさとえいり 

さらに続編。まだこれだけ書けるんですか!?

商業誌『ロマンスの黙秘権』の続編同人誌です。(コピー誌を除いて)前回の同人誌『ロマンスの黙秘権~a miracle for you~』でも同じように思いましたが、ホントに内容は商業誌(文庫)に遜色ないです。前回よりさらに増えた154ページ・2段組みだよ。

准己(攻)と啓(受)は、いよいよマンションを購入して(しかも啓の1人ローンで)同棲生活を始めます。

今回は、少年事件です。准己が前に…

2

ロマンスの黙秘権~a miracle for you~ 小説

うえだ真由  あさとえいり 

番外編じゃないよ、続編です。

商業誌『ロマンスの黙秘権』の続編同人誌です。まず、厚みに驚きました。148ページ・2段組みでびっしり。内容も量も商業誌(文庫)に遜色ないです。

表題作は、啓(受)が交通事故で幼児2人を死傷させた加害者の国選弁護を引き受けます。

啓は、父親を交通事故で亡くし、その裁判で弁護を引き受けて共に戦ってくれた弁護士・田上を尊敬し、自らも弁護士となって田上の事務所で働いています。父親の件があるため…

3

ロマンスの黙秘権(3) (表題作 you send me love) 小説

うえだ真由  あさとえいり 

『お仕事BL』でもここまで楽しめるんだ、というのを教えてもらったシリーズでした。

あ~、やっぱり好きだ、このシリーズ。私が珍しく、本来は苦手と言える『お仕事BL』でお気に入りの作品です。3部作通して、ホントにお仕事描写多いですね。

もうシリーズ開始から、メインの2人(准己×啓)は、『対立』と言って差し支えないほど、弁護士としてのスタンスも何もかもが違っているわけですが、それでもお互いを尊重して行こうとするところがいいなあ、と。実際には難しいと思いますよ。作中もかなり衝突…

3

ロマンスの黙秘権(2) (表題作 all the way~檀香梅の咲く道~) 小説

うえだ真由  あさとえいり 

シリーズ2作目。

評価は、シリーズ通してのものとして付けました。『シリーズ』としてみれば、『神』以外考えられません。

前巻は准己(攻)視点でしたが、こちらは啓(受)視点。准己のまあ残念な内面は前巻でよく見えたし、逆に今ひとつわからなかった啓についてはこちらで補完されたので、結果としてどちらの心情もわかってよかったです。

相変わらずお仕事してますね~。でも、これだけ仕事しながら、しっかりラブも組み込まれ…

4

ロマンスの黙秘権(1) 小説

うえだ真由  あさとえいり 

『お仕事BL』でいちばん好きな作品(シリーズ)。

これ読むと、『うえださんってとんでもなく上手い作家さんなんじゃ・・・』と感じます。いえ、もともと大好きな作家さんですし、上手いと思ってはいるんですが、なんというかそれ以上に。

本来、私は所謂『お仕事BL』が苦手な方なんですよ。仕事描写ばっかりだと、『BL読みたいんだよ!』とハラ立ってしまうこともあります。ですから、よっぽどでないと『お仕事BL』が好きになることはないんですが、その中でコレは別…

7

スノーファンタジア 小説

うえだ真由  あさとえいり 

ベタだからこその素晴らしさ。

うえださんはかなりの好き作家さんですが(でも、全部の作品が好きとは言えない・・・)、これはその中でもベスト3には入ります。ベタ3部作(あと2つは『missing you』『イノセント・キス』)ではこれがいちばん好き。ホントに大好きです。もう作家さんの言われる通り、清々しいほどのお約束・ベタ展開なんですが、それでもいい!というよりだからこそよかったです。

記憶喪失もので、確かにベタベタなんで…

11

異国の館に恋の降る 小説

森住凪  あさとえいり 

一番印象に残ったのは口絵でした。←どーなんだ・・・

初読みの作家さんでしたが、何となく物足りないな~という印象を受けました。トータルではそれほど悪くはないんですけどね。

明治時代、ヨーロッパのある国の伯爵家長男・フランツ(攻)の後見を得て、建築を学ぶために彼の国へ留学することになった千尋(受)。

時代もので、日本でも恵まれて育ったわけではない千尋が、異国を訪れたことで起こるカルチャーショックなど、結構面白い設定なんですが、どうもそれ…

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