ぷれぱーる![]()
とっても胸に沁みる、素敵な作品でした。『3番線のカンパネルラ』でも感じましたが、私は京山先生の描くキャラの涙にどうも弱いようです。どちらかというとラフなタッチで、涙を流すといってもけっしてドラマチックに描かれているわけではないんです。ストーリーの流れを止めずに、淡々とぽたぽた落ちるように描かれる涙。でも、限りなく私達の日常に寄り添ったキャラの心情がよく分かるから、そんな軽い描き方でも十分心に訴え…
恋愛がなんだかよく分からないという潤野の気持ちには、すごく共感を覚えました。BL漫画という恋愛作品のレビューをこんなに書いてきて今更言いづらいですが、私も未だに自分の恋愛スイッチを見つけられないでいます。心から好きになった人と結婚して幸せな家庭を築きたいというありふれた理想は常に持っているけれど、じゃあ今から恋しましょうと言われたら、正直面倒だし興味ないなって思ってしまう。理想はあるのに、現状は…
