月村奎さんのレビュー一覧

耳から恋に落ちていく 小説

月村奎  志水ゆき 

甘さ控え目過ぎて味がしない。

なんか足りない感じ。

渚のマイノリティならではの恋への臆病さみたいなのはわかる。わかるけど、卑屈すぎ。
仕事に対して前向きになろうとするところは良かった。なので横田に出会えて良かったのね。
横田がどこから渚に惹かれたのかは曖昧。好感を持ってる感じはあったかなぁとは思う。

で、何が萌えないかというと声を文字にするのは難しい訳で、せっかく?いいムードなのに声にやられて過呼吸は無いだろう…

3

耳から恋に落ちていく 小説

月村奎  志水ゆき 

残念

月村奎さん、作家買いしてる作家さんの中でも上位に入るくらい好きなんです。
こちらであまり評価が高くない既刊でも面白く感じたし、前作の『ボナペティ!』なんて神だったし。
なので今作もとっても楽しみにしながら読み始めました。が…、どーしちゃったの先生ー!って感じです。
表題作と、その続き物が2作収録されてますが、表題作だけ読んでもう読み進められませんでした。

まず受け。月村作品お決まりのウ…

7

それは運命の恋だから 小説

月村奎  橋本あおい 

クールな皮をかぶったロマンチストにギャップ萌え

クールでシニカルな独身主義を演出しているゲイの拓海。
本当は運命の相手との出会いを夢見るロマンチストで
勇気を出してゲイのお見合いパーティーに参加することから物語は始まります。

雰囲気に馴染めなくておどおどと壁の花と化すしながら可愛い青年と笑顔で談笑する好みど真ん中の相手を発見。
一対一の自己紹介タイムでは会話は弾まず相手の好みのタイプとは正反対と分かり意気消沈するけれど、なぜかお互い…

4

遠回りする恋心 小説

月村奎  真生るいす 

高評価が多くて読んだのですが

喬介の好意は最初からはっきりとしていたように思えたんですが、錬の卑屈にも思える程の自信の無さがややこしくしたように感じます。

私には錬の矢崎へのなつき方がちょっと唐突過ぎたように感じたし、矢崎の人を食ったような態度も好きになれませんでした。

喬介の戸惑いや怒りは当たり前だし、あれでよく錬に愛想を尽かさなかったと感心しました。
矢崎との間をあれだけ書くならば、喬介が錬のどこを気に入って…

2

本当は好きなのに コミック

月村奎  樹要 

幼なじみはワンコに成長してほしいのです

天使のように可愛かった幼なじみが長身イケメンモテ男になるお話ですね。
どんどん皐(攻め)に身長を抜かれて。昔はなおちゃん(受け)なおちゃんってくっついてきてたのに。

七音は中2から皐を好きだと意識し出して。何かとモヤモヤしてます。この気持ちがバレたら絶対に嫌われる!って。もう限界!その前に何とかしなきゃと友達に誰でもいいから紹介してと頼んで現われたのが…。

守ってきた幼なじみがイケメ…

0

耳から恋に落ちていく 小説

月村奎  志水ゆき 

家の中を整えよう!という気にさせられる

受けがネガティブで自己否定の強い受けだったけど、まったくイラァっとせず読めました。

引っ込み思案なのに、華やかな経歴を持つ両親の元に生まれついてしまったために否応なしに周囲から期待&注目されてしまうのってツライだろうなぁ……って思ったので。

受けの渚は
「男もほっこり暮らしたい」
「実家男子のていねい暮らし」
という本を出しているけどそれを誇るどころか、いい歳した男なのにこんな本…

3

耳から恋に落ちていく 小説

月村奎  志水ゆき 

恋のパワーってすてき

 二世料理研究家ではあるけど、親の七光りだけでお仕事してる、なんて思っているとっても自己評価の低い受け様である渚が、新しい料理番組で憧れていた人気声優である攻め様の横田と親しくなって恋が成就するまでがほっこりと甘く優しく綴られてます。


 一度社会人としての仕事を挫折している渚なので自分自身に自信が持てず、今の料理研究家としての仕事も流されてる感が否めない。
真面目に一生懸命だけど、人見…

2

耳から恋に落ちていく 小説

月村奎  志水ゆき 

甘くて可愛くてお腹が空く話

穏やかなお話ですが、テンポよく読める、可愛い癒し系なお話です。

二世料理研究家で、親の七光りで仕事が出来ている事を理解している渚。生真面目で大人しい性格で、お仕事も頑張っていますが、非常に後ろ向きで自信がない。そんな中、新しく始まった番組で、相棒として天の声を務める人が、ヒーローものの番組で大好きになった声の声優で…。

渚くんが非常に可愛いです!ネガティブだけど、素直で頑張り屋さん。…

4

耳から恋に落ちていく 小説

月村奎  志水ゆき 

心から応援したくなる主人公なので

月村さんおなじみの『素直で良い子なんだけれど異様に自己評価の低い主人公』が、恋をして少しずつ自分を認めていくお話でした。
ここ最近読んだ月村作品と比べれば『痛さ』は少なめですが、そこはそれ、安定の月村さん作品。
「自分なんか……」と思っている主人公が好みど真ん中の声を持つ声優さんと接し、その声に萌えまくり、その人柄に感銘を受けてモダモダジタバタする可愛らしさを堪能しながら楽しく読めます。

5

耳から恋に落ちていく 小説

月村奎  志水ゆき 

神声優もほっこり恋愛したい

読後の印象だけで言うと、あとがきで先生が書かれている通り確かに地味。

内容も「料理研究家の男の子が仕事を通して好みの声の声優さんと仲良くなり、お互い惹かれていく」というもので、展開の起伏は少なく、エロもあったっけ??と思っちゃうくらい極少量(最近読んだ作品の中では断トツで少ない)。すごーくなだらかで安全運転なBL小説です。
刺激たっぷりの作品に馴れているとひょっとして物足りなく感じてしまう…

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