kurinn
赤子の頃から母を恨み鬼の子になり
見世物小屋へ連れてこられた「べな」と
同じく身寄りのない
双子の弟と見世物小屋につれてこられて
慰み者として存在していた「壱」の物語。
ずっと待っていた4巻、
もったいない...と思い、1巻から読み返して
そのまま読みましたが、
圧倒的クオリティで全私がスタンディングオベーションでした!
双方、悲しい生い立ちと孤独に生きていました…
新しい出会いに刺激されて、べなと壱の関係性がまた1つ深みを増す、そんな3巻でした。べなは2巻でも自分の力の強さに対する不安と闘っていましたが、なかなか簡単には乗り越えられないようですね。自分でコントロールできない力ですから、当然かもしれません。ただ、お互いある程度知った仲になった後であれば、鬼の子であることがバレても関係を絶たなくても済むという経験をしたのはかなりの糧になったのではないでしょうか…