はなのみやこさんのレビュー一覧

虎族皇帝の果てしなき慈愛 小説

はなのみやこ  藤未都也 

溺愛甘々かと思いきや苦い後味

幸せのかげに不幸あり?

王太子ジークフリート、なんだ君は?好きな子ほど意地悪しちゃう問題も度が超えてるでしょ!ノエルの自尊心をへし折り続け何がしたかったの?当てつけがましくもう一人の婚約者とイチャコラして。
しかも実は…ってアホかっ!

そして謎の虎族の皇帝ファリド。なぜそんなに初対面なのに溺愛なの?そんなに良くしてくれるの?と謎ばかり。
だけどノエルの前の妃との間に子供が二人います…

0

お飾りの花嫁は狼将軍に溺愛される 小説

はなのみやこ  高星麻子 

健気受けのシンデレラストーリー

はなの先生の書く健気で可愛く聡明な受けが好きです♡
今作の薫人も正にそれ。外交官だった父の影響も大きいけど向上心があり聡明、謙虚で優しい薫人は可愛かった。父の死で財産等を叔父家族に奪われ、使用人として働いてるのは辛い。けど父の知人から持ち込まれたランバートとの縁談を即決したのは良かった。後に葛城と密約があり苦しむ事になるけど、あの劣悪な環境に居るよりはいい。
結婚相手は父の赴任時代に1度だけ話…

2

お飾りの花嫁は狼将軍に溺愛される 小説

はなのみやこ  高星麻子 

嫉妬深めな溺愛攻め!

はなのみやこ先生の作品を読むのは、こちらで2作目です。
冒頭からストーリーに入り込みやすく、気が散りがちな私が一度もスマホを開くことなく読了しました!!
国名や地理などの固有名詞や、時代設定の説明がわかりやすく、文章のリズム感が好きです。

政略結婚で外国に嫁いできた受けと、なにやら理由がありそうな攻め。
嫁いですぐの初めの挨拶では攻めがそっけなく、本当に溺愛になるの??とハラハラしまし…

3

お飾りの花嫁は狼将軍に溺愛される 小説

はなのみやこ  高星麻子 

胡麻毛の柴犬獣人受け君が可愛い

う〜ん…!これは、評価が難しい。。どう星を付ければいいのか、悩みました。

中盤の中弛み感と萌えなささ(※女性当て馬登場のため。個人的に女性当て馬が苦手なので。。)…からの、終盤のストーリー展開への驚きと面白さ…

獣人、特に犬、そしてその中でも特に柴犬、が大好きなので、そこに萌えたところを鑑みて「萌」にしました。

終盤、二人の結婚の真実が明かされることでグッと面白さが増す、獣人ファ…

2

お飾りの花嫁は狼将軍に溺愛される 小説

はなのみやこ  高星麻子 

王道の幸せルートと世界観に陶酔

いやーーー…めっちゃ良かった…
王道の素敵エンディングがさいっこう!
不憫受けが溺愛攻めに愛し倒される、切なさとあまあまが入り混じるストーリー展開に溺れただけでなく、不遇ない扱いをされてもなお強く生きる薫人の勤勉で健気な姿に心打たれました。

何が良いかっていうと、近代日本を想起させる既視感ある舞台設定。日本と北方の国(私はロシア近辺を予想しました)をモチーフにしたであろう世界観が私の萌え…

5

お飾りの花嫁は狼将軍に溺愛される 小説

はなのみやこ  高星麻子 

犬獣人 和と洋の融合 甘いロマンス

ランバート ×薫人


一度だけの時からずっと心の中に残っている
淡い恋心が時間が経っても色褪せない。
犬獣人の世界。
2つの国の文化の違いや、
年の差、体格の差もしっかり描かれている
再会の甘いロマンス。

ファンタジーだけど、リアルな部分も感じる。
東の国の瑞穂は着物時代の日本の雰囲気で、
西洋の国のプロレシアは異国の雰囲気が漂っている。

同生婚できる。
発情が…

4

後宮を飛び出したとある側室の話 初恋と王冠 小説

はなのみやこ  香坂あきほ 

様々な形の愛に溢れる1冊

シリーズ物の楽しみの1つが登場人物の成長を見れる事です。今作はそれを存分に味わえました。

パトリシアの結婚はロマンチックでした。愛ゆえに駆け落ちを考えたパトリシアだけど自分やバティの立場を考え、正攻法で愛を勝ち取った姿は清々しかった。バティも責任感のある素敵な青年で2人の幸せと将来が楽しみ。
パトリシアがリードに謝った件、リードが忘れていたのはラウルといて幸せだからだと思う。印象的なエピソ…

1

後宮を飛び出したとある側室の話 初恋と王冠 小説

はなのみやこ  香坂あきほ 

攻めの成長を感じた1冊

「海と甘い夜」に続き3巻目です。
「海と甘い夜」の続きということもあり、戦争になってしまうんではないかとハラハラしながら読み進めました。
結果的に血が流れることはなく、受けのリードや攻めのラウル、そして彼らの周りの働きのおかげで平和な国交を結ぶことができました。
このお話はシリーズを通してBLだけでなく、世界情勢や歴史、国の発展と文化などにも重きを置いており、作者の学への努力がよく見える作品…

2

後宮を飛び出したとある側室の話 初恋と王冠 小説

はなのみやこ  香坂あきほ 

実はですね…

こちらのシリーズですが実はとても変則的な読み方をしていまして、紙書籍の電子版を読んだあとは電子書籍版で続きを読んでいて、なので書籍化第2弾を飛ばしてこちらの第3弾を読んでるわけです。

こちらの作品はラウル派かリケルメ派でお話の印象が変わってくると思うのですが、私は断然ラウル派です。
実はリケルメのユメリア大陸進出よりも、彼の娘であるパトリシアに対する仕打ちが腹立たしくて、「リードが自分から…

2

『後宮を飛び出したとある側室の話 初恋と王冠』コミコミ特典小冊子「マクシミリアンの初恋」 特典

実らなかった初恋を抱えて

本品は『後宮を飛び出したとある側室の話 初恋と王冠』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。

本編幕間、アローロの王太子のお話です。

アローロの後宮の中に中に入ることができるのは
王であるリケルメだけで王太子のマクシミリアンでも
例外ではありません。

王妃マリアンヌの部屋も例外ではありませんが
王妃は時に王の代理を務めるため後宮の外にも私室を持ち
マクシミリアンがその部屋を…

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