はなのみやこさんのレビュー一覧

運命のオメガに王子は何度も恋をする 小説

はなのみやこ  ヤスヒロ 

今回も神でした

はなのみやこ先生の作品は「虎族皇帝の果てしなき慈愛」や「後宮を飛び出したとある側室の話」シリーズしか読んだ事がないのですが、どれもが面白くて新刊が発売されると知り楽しみにしていました。

まだデビュー3年目との事ですが、文章力と構成力に優れてて既にベテラン作家さまの様に感じました。

今回の作品もとてもテンポが良くて、アルブレヒトやリーラの王立魔法学院での心を通わせる様子、そして卒業間近の…

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運命のオメガに王子は何度も恋をする フェア店舗限定ペーパー 王子が運命のオメガを番にする時 特典

両想いでも言葉は大切です

本品は『運命のオメガに王子は何度も恋をする』の
フェア店特典ペーパーです。

本編後、アルブレヒトとエーベルシュタインのお話です。

父王への報告を終えたアルブレヒトは
城内の廊下でエーベルシュタインと出くわします。

しかも普段なら互いに無言で通り過ぎるのですが
珍しくもエーベルシュタインのほうから
話があると呼び止められます。

防音設備のある個室に入ったエーベルシュタ…

4

運命のオメガに王子は何度も恋をする 小説

はなのみやこ  ヤスヒロ 

過去を忘れても繋がる想い

今回は無尽蔵の魔力をもつ王国の第一王子と
医師を目指す平民の特待生のお話です。 

秘密を抱えてに進学した受様が
攻様の大切な人となるまで。

この世界には男女以外に
2つ目の性として3つのバース性が存在します。

大多数を占めるのは中庸なベータで
全人口の1割に満たないアルファは富裕層に多く、
更に少ないオメガは男性も妊娠出産が可能ながら
発情期の為に最下層とて位置づけら…

4

運命のオメガに王子は何度も恋をする 小説

はなのみやこ  ヤスヒロ 

許す強さ、生きる強さ、飲み込む強さ

記憶喪失モノに惹かれて購入。

楽しく読んだ部分が大半だったけれど、
展開が読めるというか読めちゃいすぎるというか…。
"ここ伏線ね!"ってラインマーカーが見えちゃって。
好みの問題ですがちょーっと面白みに欠けていたかな、と。

ただ設定は個人的にすごく好みで
ホロッと涙する場面もあって良かったです。

また不憫受けが無条件に攻めから愛されるのではなく、

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後宮を飛び出したとある側室の話3 小説

はなのみやこ  香坂あきほ 

早く続きが読みたい!

今までの2作って基本的に良い人しか登場しませんでした。
基本的に悪い人はおらず、誰もが話し合いで納得して最後にはリードの味方になって協力してくれる様になるんです。

でも今作から登場したコンラートは、今までのような事が一切通用せずリードが唯一恐ろしさを感じる人物になります。

これまでにも触れられていたけど、アッサリだったリードの前世の記憶も今回のお話の展開に活かされていました。

3

「後宮を飛び出したとある側室の話」電子特別版特典書き下ろしショートストーリー 特典

抜け出した本当の理由

ラウルとリードの結婚祝賀パーティーを、主役の2人が抜け出したお話でした。

ラウルがリードを背負ってオルテンシアのシントラ城が見える高台に登って、2人で夕闇の中光あふれるシントラ城や城下の家々や海に浮かぶ船から広がる、素晴らしい光の海に暫し言葉を失う様子が書かれていました。

リードは景色の素晴らしさに、連れてきてくれたラウルに素直に感謝の気持ちを伝えます。
それに対してラウルは「まあそ…

0

その後の後宮を飛び出したとある側室の話 小説

はなのみやこ  香坂あきほ 

読み応えありました

ようやく前作で婚姻まで持ち込んで幸せになったのかと思ったのに、また波瀾万丈なストーリーに引き込まれてしまいました。

相変わらずリケルメがリードを溺愛していて、贈り物とかを送ってくる為にラウルが嫉妬して2人はすれ違ってしまいます。
でも、2人は歩み寄って美しい島で熱い夜を過ごすんです。

でも、この島に来た事がキッカケでリードに横恋慕する人物が現れてしまいます。
更にラウルの娼館通いと…

4

後宮を飛び出したとある側室の話 小説

はなのみやこ  香坂あきほ 

凄く面白かったです!

はなのみやこ先生の作品は「虎族皇帝の果てしなき慈愛」に次いで読むのは2作目なんですが、あちらも素敵でしたがこちらも凄く面白かったです。

リケルメ派の方が多いと思いますが、私は断然ラウル派でした。年齢を重ねた狡猾さより青臭い若造の真っ直ぐさが凄く眩しかったんです。

確かにリケルメが唯一欲したリードを手放さなければならなかったのは、とても気の毒だと思いました。
でもこれってどうにもならな…

4

虎族皇帝の果てしなき慈愛 小説

はなのみやこ  藤未都也 

正に果てしなき溺愛♡

再読、ふとした時に読みたくなる。
人間の国ヘルブストの王太子妃になるはずだったノエルが、虎族皇帝ファリドに嫁ぐお話。ヘルブストでは王太子の態度により不遇な日々を送るノエルが、国家間の政略結婚で嫁いだら実は‥と夢があって楽しい。ファリドがまたいい男で、ノエルの本質を見抜いて溺愛するのが最高。ノエルも才能があって、自分で道を切り拓いてるのがいい。軽くざまぁがあるのも楽しい。イラストも可愛くて綺麗で素…

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「虎族皇帝の果てしなき慈愛」電子限定書き下ろし短編「兵棋のゆくえ」 特典

ふたりのこと

レナートとノエルが砂盤で戦うお話です。
ハンデはあるもののノエルがレナートに勝ちます。
その後イリヤを寝かせに行くノエル。
ノエルが居なくなった後にファリドとレナートが
ノエルには軍師としての才があるのかもしれないと話します。

そしてファリドは過去を思い出します。
ノエルが欲しいと思ったあの日。
ノエルの母が亡くなったことを知ると、
こっそりとノエルの元にたくさんの花を届けさせ…

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