彩東あやねさんのレビュー一覧

花降る町の新婚さん 小説

彩東あやね  木下けい子 

笑い、萌え、切なさのバランスが秀逸

初読みの作家さまですが、木下さんの可愛らしい表紙につられて購入しました。

一言でいうとドタバタコメディなんです。
受けの昴流が、小学生男子みたいな感じっていうのかな。いい意味で、子どもっぽいの。明るく、前向きでガッツがあって。そんな彼が主人公ということもあって、終始笑いに包まれた、そんな作品。

彼視点で進む展開ということもあってか、どうしても彼目線でストーリーを追ってしまいますが、昴…

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花降る町の新婚さん 小説

彩東あやね  木下けい子 

あなたと一緒に生きていく、この町が大好き

あらすじにある通り、花咲く温泉街が舞台の幼馴染み同士の拗らせラブです。

花と温泉が売りの花降る町。
そこに存在する、老舗温泉旅館みやのとリゾートヴィラ・MISAKIは犬猿の仲なんですね。
ところがこの度、両家が和解する事になり、それに伴って持ち上がった互いの姉妹との見合い話。
この縁談に反対の若旦那・昴流は、実は隠れて親友付き合いをしているMISAKIの御曹司・瑛人と結託して、二人が恋…

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悪党のロマンス 小説

彩東あやね  須坂紫那 

読むには自分が二人必要でした。

須坂先生にハマったのをきっかけに勢いで小説にも挑戦したんですが、なんか読んでごめんなさいの気持ち…。ツッコミ役となだめ役で自分を二人に分けないと読み進められませんでしたw

最初の方は攻めがめちゃくちゃかっこよさげで、テンション上がってうきうき読んでたんです。でもちょっとずつ受けの言動にひっかるようになってきちゃって。

で、決定的にダメになったのは仕事をえり好みしてるとこ!かなり最初の方…

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愛を召しあがれ ご購入特典書き下ろしペーパー 特典

パパ(⋈◍>◡<◍)。✧♡

これいいですねーほんわり暖かくなって嬉しいかぎりのSSでした!

++ 以下 めちゃネタバレ

お庭でおままごとやってるんですよ、4歳児桜太朗が!保育園でもやってるんでしょうねえ。懐かしい。勿論作っているものときたら、枯れ葉、砂、庭の土による親子丼、ケーキ、お団子!ああ可愛い。

それに参加するパパ(攻)は勿論、受もめっちゃ愛おしい。こぼれてしまった親子丼(砂)を「ああ、もったいない、…

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愛を召しあがれ 小説

彩東あやね  羽純ハナ 

楽しい

彩東先生の2作目とのこと。なんとなく手に取ってみたんですけど、けらけら笑えて良かったので萌2より萌にしました。大きな何かが起こるということはなく、二人の恋話をくすくす楽しめるお話、雑誌掲載作140Pほど+その続き80Pほど+あとがき+爆笑おまけ7P。昭和の家大家族ものドラマ見てるみたい。

フレンチレストランで見習いとして働く郁生。月に1,2度来店する刀瀬になんだか気に入られたようで、何かしら…

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悪党のロマンス 小説

彩東あやね  須坂紫那 

楽しみにしていたのに…

いやぁ、読んでいてどうした⁉︎と感じていたので、本作が作者の過去作だったと知りなぜかホッとしてしまいました。デビュー作、前作とクォリティーに差がありすぎて、同一人物が書いたものとは思えないほどだったからです、すみません。

友人の義理の弟を思う攻めの恋心を描いたお話で、BL的には古典的設定ともいえるのかもしれないけれど、わたしは大好物です。なんですけど、色々気になってしまってのめり込めませんで…

4

悪党のロマンス 小説

彩東あやね  須坂紫那 

濃いエピソードが欲しい

悪党のロマンス。
どんな内容なのかが気になるタイトルですよね。
センスが良くて好きでした。
タイトルは好きだったんですけど、辛めのレビューとなります。すみません。

中華街の飲食店で働きながら、義兄の影を恐れ、喧騒の中に潜むようにひっそりと生きている真那也の元に、義兄の友人である久世が現れる…
と、トラウマ持ちのワケありな受けと、その原因となった義兄と近しかった者との再会もの。
ほの…

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愛を召しあがれ 小説

彩東あやね  羽純ハナ 

ほのぼの♡

面白かったです〜。彩東先生のユーモアのセンスにメロメロです!羽純ハナ先生の端麗なイラストが素敵でした。

エンタメ作品においても文章がしっくりくるかどうかって個人的にすごく重要なんですが、その点、作者の文章は自然に入ってきてくれて、地味に笑いのツボも鷲掴みされてしまって…。明らかなコメディではないのに、ふとした描写にフフっと笑わせてくれます。

ヤクザと料理人(見習い)のカプですが、かわい…

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悪党のロマンス 小説

彩東あやね  須坂紫那 

この懐かしさがわかる人は同世代

初めて読むのになぜか懐かしい。
新作なのに、実家の本棚から引っ張り出してきたような、いにしえ感。

それもそのはず。
サイトに上げていた作品と聞いて納得です。

多少の味付けはありながらも、奇をてらった展開や設定はなく、ダーク系スパダリ攻×不憫受、純愛溺愛すれ違いモノど真ん中。ちらちら漂うバブリー感。
シリアスとロマンスの配合は王道比率で、万人受けしそうなマイルドさ。
悪役の兄が最…

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悪党のロマンス 小説

彩東あやね  須坂紫那 

義兄の友人×義兄から逃げる義弟

作者様の作品はお見かけしたことはあるけれど、初めてちゃんと読む。
タイトルの「悪党」の響きにどーしようもなく惹き付けられてしまい購入。

受けが訳アリ幸薄故の気弱タイプ思いきや猫かぶりで、攻めに食ってかかるところは少し意外だった。
攻めもかなり理不尽なことをしているので受けに文句を言われて当然なのだけど(笑)
私の好みは幸薄の受けだけど、啖呵を切ったりするぐらい強い部分がないと展開を切り…

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