高階佑さんのレビュー一覧

タナトスの双子 1917 小説

和泉桂  高階佑 

欲しいのは、憎悪だけか?

いやあー。もう切なかった。久しぶりに読み終わりたくないと思った作品だった。

ビクトール!!私の想像をはるかに超えるいい仕事っぷりだった。下巻は、上巻をはるかにしのぐエロさ。それもこれも、ビクトールの鬼畜っぷりが発揮されたおかげ。 そのせいといっちゃあ、なんだけど、その餌食にされるユーリが気の毒といっちゃあ、気の毒だった。「いかせてください」「口でしてください」というところなんか、もう鼻血も…

4

タナトスの双子 1912 小説

和泉桂  高階佑 

歴史と萌と

この作品、歴史ものだし、軍服ものだし、イラストが高階佑さんだし。じっくり楽しめそうな要素がいっぱいだと思ってわくわくしながら読みました。

天使のように美しい容貌を持つ双子の兄弟ミハイルとユーリ。この二人が帝政ロシア末期の混乱の中、憎しみあう話。しかも憎しみあうことになる最大の原因はオトコっていうね。

双子のどろどろもさることながら、ユーリの副官であるビクトールが良かったなあ…

1

愚か者の最後の恋人 小説

樋口美沙緒  高階佑 

貴族と従者という響きだけで萌える

樋口さんのデビュー作です。
花丸Blackにしてはどろどろ桃色要素が少ないですが、中世ヨーロッパ風味のファンタジー? になるのでしょうか、普通に面白いです。

ネタは、今では使い古された惚れ薬。
媚薬じゃなくって【惚れ薬】なところがベタでいい。
これはギャクかコメディかと思いながら読み始めると、なるほど中々シリアス路線でした。
それも、結構なドシリアスです……惚れ薬といえばコメディと…

2

夜明けには優しいキスを 小説

凪良ゆう  高階佑 

語りたい系BL

語りたい系BLでした。
なぜかというと、登場する人物を悪役や善人などの型に押し込んでいないからです。
そのように人物をカテゴリにあてはめることは気持ちがよいし読んでいる方も楽ですが、人を人として見ることが不可能になってしまうのですよね。
なかなか難しいけど…

この作品は人を善悪ではなく痛みとか弱さから捉えています。
それは誰もが持ちうるものだし、良い悪いとはまた別次元のことだと思いま…

6

ゼロの獣 小説

華藤えれな  高階佑 

カバー下SSに(・∀・)ニヤニヤ

余りに好きそうな設定過ぎてもったいなくて読めなかった本の1つです。

受けは【一課の鬼、鬼畜刑事】と徒名され、ペアで組む所轄の刑事に必要以上に怖がられるような人物。
対する攻めは【FBIで鑑識の天才、死体のプロ】と言われていたぐらいの優秀な人物。

二人とも過去にトラウマがあります。
朝海は親友を亡くした事件のこと。
飛高は戦争で両親と妹を目の前で亡くしてから、精神的後遺症(PTSD…

3

夜明けには優しいキスを 小説

凪良ゆう  高階佑 

キャラの心情の移ろいに矛盾がない

 「お菓子の家」の前作にあたる作品。これは良かった。要と加瀬の心情の移ろいに矛盾がなかった。
 
 この作品のすごいところは、何といっても加瀬の存在。男同士の三角関係である点もすごいけど。3人のうち1人はDV男で、1人は「幸せになる権利、放棄しました」男。共依存がかなり進んでいるこの2人の間に、もう一人、公平というさわやか青年が入ってくれるから、まだましになった。しかし、公平が要にちょっかいを…

5

DEADLOCK 1 コミック

高階佑  英田サキ 

高階佑先生のイラスト美麗です!

ドラマCDから入り、原作小説を読みつつ、コミカライズがあることを知り手に取りました。
原作の挿絵から気になっていたのですが、高階先生のイラストは本当にキレイの一言で…!!それがコミカライズで読めるなんて、幸せでした。
1巻はまだ序盤しか描かれていませんが、ユウトが動いてる!と思うと早く続きが読みたくて仕方ありません。最近連載が再開して、順調に書いてくれているそうなので、早く2巻が発売になってく…

2

DEADLOCK 小説

英田サキ  高階佑 

健気受け最高!

私はこの作品、声優さんからドラマCD、そして小説を読みました。
ユウトのかわいさと言ったらホント…‼
健気受けは今まであまり触れてこなかったので、私的に新しいジャンルに出会えて嬉しかったです。
ユウトは真面目故に様々な境遇のキャラたちと真正面にぶつかっていきます。
健気で優しい性格は人を引き寄せるんでしょうね‼(//∇//)
ユウトの溢れんばかりのオスとしての美しさがディックを引き寄せま…

7

うたかたの愛は、海の彼方へ 小説

華藤えれな  高階佑 

褐色ばんざい

高階佑先生の描く褐色肌のアンドレアがかっこよすぎる。あとがきの描き下ろしイラストのアンドレアが一番好きだ。

母への復讐心をレオーネに向けるのはお門違いと言いたいところだが、まあ仕方ないよね。自分は殺されかけたのに、同じ母から生まれた弟は幸せそうに生きてるんだもんね。

でも、母を殺しに行こうとは思わなかったのか?近くにいたのに。アンドレアの復讐は忘れても、母への恨みは消えない気がする。最…

2

御曹司の口説き方 小説

鳩村衣杏  高階佑 

犬猿の中


あれですね。喧嘩するほど中が良いって言いますもんね。

「ええい」ってセリフは実際に使う人いるんでしょうか。小説だけどちょっと、笑ってしまいました。

犬猿の中らしいけど、仲良しにしか見えないです。虎之介と千里。

絶対、お互いに好きだってことを自覚出来なかっただけだと思う。それで、確かに初恋だけど勇美を引き合いに出してた感じがする。
結果、千里は虎之介に言いくるめられた感がある…

2
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