高星麻子さんのレビュー一覧

束縛彼氏と愛の罠 小説

西門  高星麻子 

いや、ガチガチに捕らわれてるの自分の方だから!!

今作をチェックされた方はお気付きの事と思われますが、こちら、表紙やタイトルから受ける印象と、あらすじから受ける印象が真逆なんですよ。

あらすじでは攻めが大好きな受けの、健気で切ない片思い。
表紙では受けに執着してそうな攻めの、ちょい病んだ束縛もの。

これは私の大好きな、「受けの片思いかと思いきや、実は攻めの方が超執着してた」系じゃね?
と、初読みの作家さんになりますが購入です。

15

蜜恋エゴイスティック 小説

間之あまの  高星麻子 

わんこどころか腹黒い狼

〇恋~作品もついに4冊目。
今回は『君恋ファンタスティック』に登場した”フォトスタジオK”でグラフィックを担当している元モデルの希理と、彼に高校生の頃から懐いている2歳年下の翔吾のどうにも縁が切れなくなったカップルだ。
今まではそれぞれ単独のみで読んでも大丈夫だったけれど、この話に関しては『君恋ファンタスティック』を先に読んでおいたほうがより一層楽しめると思う。
希理の事を心配して面倒を見て…

2

君恋ファンタスティック 小説

間之あまの  高星麻子 

天性のタラシの本質変わらず

〇恋~作品3冊目。
アパレルメーカー・スプリンセの女社長が、甥っ子でイケメンフォトグラファーの遼成に、自社から経理の助っ人として引っ張ってきた景を引き合わせたきっかけで発展したカップルとなっている。
他に関連作があっても登場人物がごっそり入れ替わっているので、この話単体で読んでも問題はない。
こちらを読んでみて甘々なムードが気に入ったならば、他もどうぞ(*^_^*)

潔癖症なのを汲み取…

0

初恋ドラマティック 小説

間之あまの  高星麻子 

ジェントルマンてば超強引

〇恋~作品の2冊目は、前作の主人公・椎名から同じアパレルメーカーの同僚、テキスタイルデザイナーの流衣(ルイ)にバトンタッチ。
関連作があっても登場人物が入れ替わっているので、この話単体のみ読んでも問題はない。

今回は、偶然フランスで知り合って親密な距離感にまで近づいていながら、身分の違いを自覚した流衣が黙って相手の元を去ったものの、7年後に奇跡的な再会を果たしたドラマティックな初恋成就もの…

0

片恋ロマンティック 小説

間之あまの  高星麻子 

体温を感じない母子?

(ところで、この一連の〇恋~ってどんなシリーズ名を付けたらいいのだろうね?)

攻め・琥藍(くらん)は世界に通用するトップモデルというだけではなく、匿名でインディゴなるブランドのデザイナーとしても活躍している。
同い年の美人受け・椎名はアパレルメーカーのパタンナーとして手腕を発揮している、公私共に付き合いが充実している友人同士だ。
はた目から見ても既に見目麗しいカップルにしか見えないこの二…

1

狗神の花嫁 小説

樋口美沙緒  高星麻子 

いろんなことを考えさせられるファンタジー

狗神の花嫁というタイトルがよくあってると思います

最近、多い、男も結婚できるファンタジー世界の子育てものの花嫁と違って、
人間による自然破壊が裏テーマになってて、凄くシリアス

いまのライトノベル以前の
子供の頃読んだジュニア向けのファンタジー小説の雰囲気があります

最初最悪!! と想っていたのに
だんだんと神様に惹かれていく気持ちがよくわかります

ツンデレ狗神さまが一…

1

甘えない猫 小説

成瀬かの  高星麻子 

儚さと獰猛さを併せ持つ、アンバランスな猫

先の姐様も書かれていますが
『甘えない猫』なんて可愛いモノじゃなかった…(゚Д゚)oh

表紙の線の細い繊細そうな佇まいから想像できないほどの野性味で
シャッと爪を立てて攻撃するまでが異様に早い;;

最初のインパクトに呆気にとられてしまう反面
儚げな空気感と獰猛さを併せ持つアンバランスさから目が離せませんでした。
生き方を知らない不器用さが愛おしく感じられます。

そんな受け…

1

旦那様の通い婚 小説

可南さらさ  高星麻子 

攻めのぶっきらぼうさに心が折れそうに

東悟のぶっきらぼうさと栞の意地悪と敵意に前半は何度も読むのをくじけそうになりました。

東悟はぶっきらぼうで不器用すぎるでしょ!

もう鈴音が不憫で可哀想で。
東悟から伴侶にと言ってもらえたのに実は取引だったの契約だったの言われて、でもきちんと説明もしてくれず。
顔を合わせば不機嫌になり邪険にされ鈴音が可哀想で可哀想で。

フジさんの家で生き生きと農作業したり生きる術を身につけてい…

4

蜜恋エゴイスティック 小説

間之あまの  高星麻子 

カプよりも、親世代の勝手さにイライラする。

作家さん買いです。
一途なワンコに見せかけて、化けの皮がはがれたら、かなりの執着策士でした〜ってやつなんだけど、なんかあれこれモヤモヤ残る作品でした。
あとがきでヤンデレ初挑戦とあるけど、間之さん作品にヤンデレは望んでいないと思った…

まあ、新しいキャラに挑戦したくなる気持ちはわかるけど、なんか後半に滔々と語り出す攻めに違和感というか、理詰めで追い込む人間がそもそも好きではないので萌えず…

3

初恋ドラマティック 小説

間之あまの  高星麻子 

お伽の国の夢物語感に満ちてる甘さ

久しぶりに読みましたが、間之さん作品の中でもピカイチの甘さだと改めて思いました。
もしかすると、私が読んだBLの中でも三本の指に入る甘さかもしれません。
そしてお話の細部に至るまで、お伽の国の夢物語のようなキラキラ感に満ちてるし、きれいなんです。

なんといっても攻め様が、美しい。
金髪碧眼長身のフランス人+世界的企業のトップ+貴族というノーブルなお方で、キラッキラ。
最初に読んだとき…

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