高尾理一さんのレビュー一覧

二十六年目の恋人 小説

高尾理一  カワイチハル 

なにこれ、面白い!

おー! 高尾さんはコメディもこんなに面白く書けるのかー!と目からウロコの大発見です。
馬もの?王道と、極道もの王道しか読んだことなくて、王道シリアス派の方だとばっかり思ってたんですが、今回のお話は王道コメディでした。
でも王道は外せないようです。まあ逆にそれで安心して読めてたというのもありますから。王道もまたよしなのですよ。

瑞貴はどこにでもいる平凡な容姿の平凡な会社員。だけどちょっとだ…

11

天狗の嫁取り 小説

高尾理一  南月ゆう 

天狗の嫁取り

今回は
天狗・剛籟坊×純潔男子・雪宥
のファタジアー物語です~



雪宥は大好きなお爺さんが亡くなり
14年ぶりに訪れたそこで雪宥は、
不注意だが、天狗が住むという山で
あやかしの世界に迷い込んでしまた。
そこでいきなり襲われて、助けてくれたのは
今山で一番偉いの白の翼を持つ天狗の剛籟坊
だった。



でもそこに待ているは剛籟坊の伴侶になること
だった。そうじ…

4

天狗の嫁取り 小説

高尾理一  南月ゆう 

天狗は初めてかな?

雑食なので苦手分野もあまりなく、天狗ということにも怯まず読み始めましたが、なかなか面白く読みました。

攻めである剛籟坊が圧倒的に言葉が足りない。
これはBLにおける攻めの宿命ともいうべき不器用さなのかもしれないけれど、「なんでちゃんと説明しない。言葉で伝えないんだ!」とジリジリとさせられました。
天狗の世界にやってきて不安だらけな雪宥を安心させるためにも、雪宥の家がどうなっているかという…

5

天狗の嫁取り 小説

高尾理一  南月ゆう 

天狗に嫁入り

面白かった(〃▽〃)ゎん!
雪宥の爺さんは、超田舎の辺境に住んで、アマツユリと呼ばれる図鑑にものらない花を育てていた。それを育て天狗の祠にそなえるというのを何十年も続けてきていた。それが代々続く、雪宥の一族のならわし。
しかし、父はそれが嫌で都会に出ていた。生まれた雪宥も爺さんは好きだが、自分がつぐとも思っていなかった。
しかし爺さんが亡くなり、14年ぶりに訪れたそこで雪宥は運命を変える。

6

百年の恋 小説

高尾理一  円陣闇丸 

ハーレクインっぽい

先祖の遺言内容を詳しく知らないまま先祖のお屋敷を尋ねた凛と、財産目当てにやってきた相手だと誤解しているヒューのお話。
誤解を解いてどうラブラブになるかってお話ですね。
いやー楽しませてもらいました。読み応えあって面白かったですよ。
エッチも中盤、ラストとまんべんなくはいっててバランスいいですw

0

あんまり好きにさせないで 小説

高尾理一  かんべあきら 

健気受

自分が読むには本当に珍しい健気受です。
攻とは中学時代からの同級生で、社会人になってからも一緒に暮らしていて、体の関係はあるのに恋人ではない。家事全般を受け持ち、鬱陶しいと思われるのがイヤだから攻が浮気しても何も言わない。どこの貞淑な奥様だよ!
冷めきったカップルではなく、受はずっと片思いしてて、尽くすことに存在意義を見出している。攻がそうさせているわけではなく、自主的に。自分に自信がなくて、…

1

愛咬の掟 小説

高尾理一  緒田涼歌 

可愛がり方がツボ♪

穂積は中学生のとき刑事だった父親を何者かに殺されます。
父親はヤクザと取引していて裏切ったから殺されたんだと聞かされますが
どうしても父親がそんな事をするとは信じられず
自分で犯人を捕まえようと刑事になり独自で事件を追います。
時効成立までもうすぐ・・・。

そん中
情報屋から穂積が黒幕ではないかと追っていた人物が
取引をする情報を入手し
張り込みをしますが、その場から穂積は何者…

5

二十六年目の恋人 小説

高尾理一  カワイチハル 

こんなに面白いと思いませんでした

表紙にいる黒髪の男性の絵に惹かれ読んでみたら、
びっくりするほど、萌えた!不意打ちでした。
この黒髪の男性(表紙左)は、社長で攻め。
そして、茶髪眼鏡(表紙右)は26歳の社員で受けなんですが、

この受けの男の子、自分がゲイだと自覚しながらもネコ派で、かつ消極的なのです。
そのため、生まれてこの方なかなかそういう機会に恵まれず、簡単に言っちゃうと童貞。26年間もの間、純潔を守りとおして…

7

百年の恋 小説

高尾理一  円陣闇丸 

頑固x頑固

英国貴族の先祖を持つ凛は、形見を持ってイギリスを訪れますが、誤解によって、伯爵家に監禁されることになってしまいます。
BLお約束?の媚薬を伯爵家次男に盛られてしまった凛が熱くなる体を持て余していると、当主であるヒューが助けてやろうとします。が、頑固でこちらの話を聞いてもくれないヒューには助けてほしくない、と凛は突っぱねますが、色事に経験のなかった凛はあっさり落ちてしまいます。
ヒューの方も、多…

2

落花の褥 小説

高尾理一  緒田涼歌 

和装の花嫁

時代は明治。
米国と日本を舞台とした時代もの。
あらすじに兄と慕っていたとあったから、もっと幼いころからの仲かとおもったら、わりと最近になっての顔みしり。
そのときにひとめぼれに近い好意を抱いた攻が、家の破産を救うために受を花嫁にする話。
個人的には、もっと昔から黒い執念をもっていたなんてほうが好み。その方が執念深そうで(笑)
世が世なら若様だったはずの、殿様の家系の伯爵家の嗣子である受…

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