剛しいらさんのレビュー一覧

雪の記憶 小説

剛しいら  高群保 

涙の意味

おお!凄い。
初っ端から如月先生と洸太くんが温泉旅行をしているぞ!
1巻目を振り返ると凄い進歩だねぇ、如月先生。
おまけに随分積極的ではありませんか!

如月先生が慣れないことをした所為なのか、2人は『夜の散歩』に出かけた先で、雪に埋もれて倒れている少年を見つけます。
自殺未遂か、殺人未遂か?
意識を取り戻したその子は、事件についての記憶を完全になくしていました。
降り積もった雪の…

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緑の記憶 小説

剛しいら  北村小梅 

医者も患者から『もらう』ものがある

如月先生と洸太くんのシリーズも3作目です。
この本の出版、前作の刊行から5年経っていますね(私はぶっ続けで読んでいますが)。剛さんもお気に入りだったのでしょうか。
もうこの巻では完全に『長く連れ添った夫夫』の様な2人です。連係プレーの様になっていること!

剛さんの書く『大人と子どもの境目の年代』というのが、読んでいてなんかとても悲しくなるのです。
今回のクライアントは有田英くん。
担…

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炎の記憶 小説

剛しいら  雪舟薫 

先生、恋を自覚する

今回のクライアントは花輪燿くん。
『炎を見ると記憶が飛んでしまう』という悩みを抱えています。
問題は、彼が通う高校の近く(それは如月先生の自宅の近くでもあるのですけれど)で、連続放火事件が起きているということ。
燿くんは自分が意識を失っている間に放火をしているのではないかと不安に思っています。

今回は洸太くんが大活躍だと思うのですよ。
如月先生の『可愛い弟』のポジションから脱却し『恋…

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水の記憶 小説

剛しいら  雪舟薫 

惹かれるシリーズ1作目

2002年刊行か……古いですね。
でも、じわっと面白いんですよ、この『記憶シリーズ』。
剛さんの書く物語って淡々としているので「うわーっ!超萌え~っ!」とはなりづらいのですけれど、その面白さは読者を裏切らないと思います。

主人公は32歳の精神科医及び臨床心理士の如月東栄先生。
主にティーンエイジャーのカウンセリングを行っています。
相方の佐々木洸太くんは大学を卒業したばかり。
如月…

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華の涙 小説

剛しいら  御園えりい 

流転人生

転落、孤児、身分差、不憫、虐待、奉仕…そんなキーワードにピンときた方にオススメ。

時は大正時代。
美しい櫛やかんざしなど小間物の卸をやっている家の長男・乙也。
美しいものに囲まれて、優しい両親、可愛らしい妹たち、何不自由ない暮らし、今は高校生でこれから上の学校に進学をしようとしていたその時。
関東大震災が起きる…
自分は学校にいて助かるが、家族全員亡くなり家屋敷は焼け落ちて、焼け跡で…

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赤色コール 赤色サイレン2 小説

剛しいら  神崎貴至 

遠ざけても…緊急コールをかけたい相手はあいつだけ

「赤色サイレン」の続編です。

本作は、年下の救急救命士の風祭信吾と恋人になった羽所病院の院長の義理の息子・羽所郁生が、元々ノンケで誰からも好かれる信吾との関係性に不安を抱く姿がメインとなっていきます。

あんなにクールだった郁生が、今では信吾が可愛くてしかたない。
しかし、自分が7才年上ということや、信吾は今夢中になっているだけ、という思いが拭えず、また信吾の熱さもやがて冷めてしまう、…

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赤色サイレン 小説

剛しいら  神崎貴至 

膝の上に乗る美形医師!緊急事態!赤色灯とサイレンが心で鳴り響く

剛しいら先生の2005年作品。
救急救命士の資格を持つ救急隊員・風祭信吾と、腕のいい外科医・羽所郁生の恋。

救急隊の間では、地域の総合病院で必ず急患を受け入れてくれるのだが外科処置の腕が今ひとつ、と思われている羽所病院。
今日も交通事故の被害者を運び込んだのだが、今日は初めて見る医師が待っていた。
それが大学病院から戻ってきた羽所院長の息子だという。
信吾はその医師が気になって気にな…

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匣男 小説

剛しいら  吉村正 

淫靡そのもの

以前から「読まねば」と思っていたんですけれど、この本9年前の作品なんですね。
あらためて剛さんは凄いと思いました。
「スゴイ!」って言うより「……凄い」のよね。

旧財閥の直系で、子どもの頃から家業(と言っても、大財閥なので仕事は様々あるんですけれどもね)を継ぐことを運命づけられている風宮。
なのに覇気がない。自分の意見が言えず、廻りの言いなり。
結果として、破産寸前と言われている造船…

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Chara collection EXTRA 2007 小冊子

吉原理恵子  神奈木智  剛しいら  英田サキ  菱沢九月  水壬楓子  秀香穂里  松岡なつき  雪舟薫  長門サイチ  円陣闇丸  小田切ほたる  祭河ななを  高久尚子  北畠あけ乃  高階佑  鹿住槇  秋月こお  穂波ゆきね  唯月一 

普通の男

大好きな「顔のない男」の番外編、「普通の男」のレビューです。

飛滝(攻)への辛口評論を読んで憤る音彦(受)。そんな音彦をなだめる飛滝が次に出演を決めたのは「普通過ぎる人々」というその評論家が嫌う監督の映画で…という内容でした。

役になり切って別人になる飛滝の前に、姿を現し、何度も恋を仕掛ける音彦。
ただ、台本としては飛滝は音彦と恋愛関係になってないので、一体どうなるの?
というのが…

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はめてやるっ!(文庫化) 小説

剛しいら  石原理 

最近の作品にない激しさがイイ

任侠ヤクザものBL面白かったです!シリーズもののようですが、とても濃い内容で一冊で満足しました。
内容はかなり際どく、ギリギリ感がありましたが、最後は雨降って地が固まる感じで、読了感が不思議と爽やかでした。だいぶ前の作品ですが、今読んでも古臭くなく、読み物部分とBL部分のバランスも良かったです。どちらかというとBLより、男色、衆道寄りのテイストで、自分はハマりました。こういう激しさは、最近…

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