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剛しいら 三城遥稀
まぎぃ
ネタバレ
裏の世界で、あらゆる人間に化けることができるスパイ同士。本来ならステディな関係にはならないのでしょうが、お互いに仕事を忘れるほど惹かれあってしまった、ということなのでしょうか。 読み終わって、読み応えあったなあ、と思ったらしいら作品でした。やはり外れないですね。 ハニトラ担当として育て上げられたアン。日系位ビジネスマンになりきって、日本のヤクザの情報を取ろうとする。しかし相手はこれまで…
剛しいら 北畠あけ乃
あさだ2枚
前の2冊に時間をかけたのに、こちらはあっという間に読みました。一番好きだった!今回の所謂劇中劇が海外かつ時代物だったのがよかったのだと思います。下手な現実感がなく、空想の世界にもっていってくれますからね!ありがたいことです。 この2人、大体いつも2人だけの世界に浸ってるから、「時のない男」で第三者の介入が沢山あったのもよかったのだと思います。女性に優しくする2人は、2人の世界にいる間は見るこ…
1巻目である「顔のない男」よりずっと時間がかかってしまいました。剛しいら先生の文章の細かい表現で自分にはしっくりこないところがままありまして、得意か苦手かでいうと苦手となってしまうかな。校閲が徹底されている文体が好き。 音彦がメイクする時間を「武道の試合の前に座禅を組む武道家の心境に近いものがある」と思っているところがあるのですが、地の文ならまだしも、音彦が思考している内容が自身の体験より遠…
ザクザクザクっとスピーディーに読めたので、読みやすかったのは確かです。ハマったかというとそうでもなかった。 剛しいら先生の作品を読むのが初めてで、こちらを手に取ったのが失敗だったかもしれない。「顔のない男」と銘打ってる通りカメレオン役者の飛滝と、それに引っ張られて耐久エチュードをする音彦(篁 たかむら)のお話。小説の中で主役2人が映画の役を演じている時間が長いから、剛しいら先生がどういう文体…
剛しいら ライトグラフII
ライオンに抱かれて、の続編。 前作でテーマになっていた、宍戸の背中にある獅子の刺青を、足に牡丹の刺青をしたしのぶが抱いて野望が完成する、という終のパートナーのテーマを完成させる、完結編です。 前作では、しのぶの相棒だった定年前の事なかれおじさんがいい味を出していましたが、今作は警察?のエリートがのりこんでいます。当て馬か?と思ったがどうやらヘテロっぽいです。宍戸と仲の良いしのぶを使って…
剛しいら 小笠原宇紀
しいらさんなので大外れはなかろうというのはあるのですが、どちらかというと大好きな小笠原さんのイラスト目当てで購入。 美人で細腰な印象のしのぶ。財閥の息子(妾腹)ですが一人だちしようと警察に就職。情報収集を命ぜられ赴いた先はライオンのすみかだった、というようなお話。 実際宍戸さんという名前で何かとライオンづくし。本当にライオンを飼っていたりしてこの辺はファンタジーです。が、そこはしいらさ…
碧雲
他の本のあとがきにある「見てきたように嘘を書くのが小説家ですが、まさにそんな話」・・ 剛しいらさんは、資料調べが念入りな方だと思います。 念入りに調べた中で織りなす物語は、小説の中の架空の人物ではなく、本当に何処かに実在するような現実味を読んで居て感じさせられます。 脳内妄想の中から、紙面から登場人物が飛び出て勝手に動きだしてまた夢物語を降り無しような、そんな作品でした。映画俳優というキ…
剛しいら 新藤まゆり
ふばば
大きく2作品収録。 「君は優しく僕を裏切る」 実家は裕福で、親に東京でのマンションを買ってもらい商社に勤務する27才。 両親は結婚を催促するが、彼は公園やそういう店で好みの男を誘って家に引っ張り込むゲイだ。 その日も彼は自宅そばのハッテン公園で寂しげな少年を拾って部屋に上げたのだが… …と物語は進みます。 彼・澄田正嗣(まさつぐ)は育ちがいいのか、警戒心が弱いのか、相手の素性など何…
剛しいら 亜樹良のりかず
アーサー王のタイムスリップものは、「少年は神に・・」のシリーズが最近の作品でありますが、あれは、湖が時の門という設定。あちらの世界に定住して、悪い魔女の退治をする冒険。 ちょっと古い剛しいらさんの作品は、ストーンヘンジに時の門があると言う設定。ツールは、ペンダント。 タイムスリップした現代の少年と、アーサー王の恋物語ですが、タイムトラベラーが現代に定住するスタイル。 アーサー王は、現代に…
テトくん
凄い! の一言です!! もう騙し騙され、敵か味方か! 美しい受けは、ある事件からとある組織へと無理やり入らされる事となり、そこで女スパイならぬ、美しい男スパイへと作り変えられる。 そして任務に失敗した事がないエリートとなるのだが・・・。 現在・過去と受けの過去が語られ、スパイアクション映画の様な、手に汗握るドキドキとワクワクと♡。 今回の任務も簡単な筈だった。 特上の攻め…