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国枝彩香
雀影
初恋の相手が、生命感の薄い叔父さんだったばっかりに、無駄に苦労している不憫なワンコのお話。 全体のトーンはコミカル寄り。 キャラの絵もシリアス顔より、ちょっとギャグっぽくさらっとした絵が多いめ。 そんなこんなで、ドタバタしたラブコメディかと思いきや、 やっぱり、そこは、 別出版社からでている国枝作品では、デフォルト装備の、暗くて痛い生い立ち設定なんかもしっかり(ちゃっかり?)装備されてい…
木下けい子
サラリーマン3カップルのオムニバス。 「今日も~」と「明日も~」は続き物ではありませんが、対になっているということで、「明日も~」編に、「今日も~」カプが、マンションの廊下ですれ違うシーンで登場してます。 この作品は特にだけど、木下作品って、甘い描線のかわいいふんわり系の絵とは裏腹に、登場するキャラががさつだったり、ヘタレだったりと、実はあんまりかっこよくない。 身体のラインなんかも、あ…
のばらあいこ
「秋山くん」が辛かった方には、特にお勧め。 臆病なヘタレ同士が、前を向いて一歩踏み出す。 切なくて、じれったくて、甘い。 普通に読みやすくなって、普通におもしろい。 言葉や絵には独特のセンスが残っているけど、 きれいにまとまって、しっかりした普通のBLです。 この作品は作者さんの成長の証で、いい作品だとは思う。 でも、個人的には、秋山くんのインパクトが強くて、 普通に良くできて…
キヅナツキ
短編とか、中編が数作品収録されているコミックス読んでいると、それぞれの作品毎にはメインキャラが変わっているけど、舞台となる地域が同じだったり、ちょっとづつ登場キャラがリンクしたりする本って結構あるじゃない。 コミックの場合、たいていは、まず雑誌に掲載されて、それが適当な分量たまると本になるシステムで、 最初に雑誌掲載される時は、まず読み切りから始めてみて、 評判がいいようならその続編的な物が…
北別府ニカ
ネタバレ
高校生から見たらおじさん。 でも、まだ、全然若造じゃん。 表題作、おじさんと高校生君は好きあってはいるのですが、まだまだ清い関係です。 で、このおじさんは、いったい高校生君をどうしたいのか、 高校生君が大人に育って、自分を抱いてくれるのを待っているのかなぁ。 なんかもやもや。 というわけで、この表題作の雰囲気BLより、同録の「いちばんすきな人」の方が、BLとしてお話がしっかりし…
青山十三
BLのお約束とはいえ、件の靴屋さんはとうとう総ホモ化? 住田まで、、、。 表題作は、はっきりと前作の靴屋さんを舞台にしているけど、他のお話には靴屋さんは登場しない。 「王子と家来」は前作で四谷のお相手として登場した鷹場社長の弟の話。 「魔法をかけて」は前作で新宿が愚痴をこぼしに行っていたゲイバーのママが主役。 どちらも、前作より時間的には前のお話で、前の本と読み比べれば、そうだったの…
金田正太郎
攻めるのが好き? どの作品も、多分、自分では片思いだと思っている年上を、年下君がご奉仕したり攻略したりする話。 だと思う。 実際には、はっきりエチシーンが描かれていないけど、たぶん年下攻めで間違ってはいないと思う。 そんな中で、表題作は、受け攻めわかる所まではっきり描いてある。 高校時代、文芸部で後輩と先輩だった、官能小説家と編集者の話。 小説を書いて貰う交換条件として、編集者…
青井れん
大学入学をきっかけに同棲して2年。 もう既にラブラブバカップルな関係ができあがっちゃっている二人の、のんびり甘くでちょっと切ないお話。 こんな風に、もう既に出来上がっている所から始まる本って珍しい気がする。 前半は、今の二人の日常生活の話。 後半は、 同居してひと月半、初めての役割逆転、初瀬戸受け。 同居して1週間、初めてのエチ藤原受け編と、高校時代のそもそもの馴れ初め編と、時…
ウノハナ
それまでは犬猿の仲だったのが、ぐっと近づき仲良しになって、 それが高じてバカップルに行き着くお話。 1冊まるごとこの二人のお話なので、出会いからの紆余曲折が、職場でのお仕事とともにたっぷりと描かれています。 それまで二人ともノンケだったので、お互いを意識して、それが恋愛なのだと認めても、いざとなると未遂、寸止めと焦らしておいて、夏フェスなんていう最高のシチュエーションでの成就エチ。 お…
エンゾウ
去年読んだ1巻目が好印象だったので、発売になるのを楽しみにしていた第2巻。 1巻目から続けて読み直したかったのに、1巻目が見つからない。 諦めてこの巻だけを読んだけど、一と達緒編はやっぱり続けて読み直した方が良かったかな。 でも、達緒に距離を置かれた一が、初めて自分の感情を自覚して、自分から達緒を求めに行くクライマックスへの展開は、ストーリーと顔アップを多用した迫力のある絵とで、この2巻だけ…