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丸木戸マキ
雀影
これぞスピンオフの鑑というか、前作があってこその、結局くっつかなかった二人のお話って所がすごく好き。 木島はポルノ大作家・蒲生田の最後を看取ることで、自分の中にあった色々な物、親との確執であったり、小説を書くことであったりを、乗り越えて、受け入れて、踏み出したけど、城戸は大した覚悟もできないまま、木島との関係もその場の勢いだと、なし崩しにして、怖気づいて、結局は「普通」の家庭を手に入れて、逃げた…
久間よよよ
ネタバレ
下巻の前半は、上巻に続き研究所内での話。 進藤はとしおを引き取る決心をして、自宅に連れ帰ります。 後半は進藤ととしおの二人暮らしの話になります。 後半の二人だけの新生活の話は、ほのぼのと初々しくて切ないです。 家に連れ帰って二人きりになっても、進藤はとしおとセックスする気はないようですが、それでもとしおは、進藤を好きだと伝える言葉を、進藤が受け取ってくれるようになったので、それだけでも幸せ…
この上巻が出た時は、カバーイラストや絵は可愛いけどあらすじで躊躇して購入見送りしていたのですが、下巻が出て、改めて気になったので上下巻をまとめて購入して一気読み。 これ、冒頭から結構、胸糞な設定で、上巻だけの初出時点で読んでいたら、多分、途中までは、読んだことを後悔したと思う。 さすがに、まったく生身の状態の人間を、こんな事のために、こんな風にしてサイボーグ化するのは受け入れ難い。 それ…
青梅ななせ
高校生の幼馴染の3P物。 幼馴染みの3人のうちの二人、春夜と達巳は、残りの一人の亮介が好きなのをお互いに牽制しあっていたのだが、そんな事には全く気付いていない亮介は、ある日3人でAV鑑賞会をしているうちに、つい口車に乗せられて…。 エロいことで頭がいっぱいの高校生が、ひとたびセックスの快楽を覚えてしまえば、後はもう、どんどん溺れる一方で、体の快感に心が置いてけぼり。 春夜と達巳の二人から、本…
芽獅 多々田ヨシオ
凄く仕事はできるのに超絶変態なドM部下と、何故か人に恐れられてしまうボッチお坊ちゃん御曹司の、恋の駆け引きのお話、じゃあありません。 変態部下と年下上司の間には、倒錯したプレイはあっても、恋も愛も全くかけらも育たない。 途中からかわいらしいアイドル系の平社員君が二人の関係に巻き込まれていきますが、ここにも恋愛は育たない。 だからと言ってこの三人の関係が殺伐としているわけでもなく、しかしほのぼ…
練馬zim (練馬ジム)
保育士さんとシングルファザーの園児の父親が、あるきっけからお互いに惹かれあいkます。 お花ふわふわ天然系の年上に、硬派系の年下君たちがこぞって誑かされちゃう。 楓ちゃんパパが、何が原因で離婚されちゃったのかは、はっきりとは描かれていませんが、無自覚な魔性の受け属性のせいで、嫁さんに逃げられたのかしらん。 離婚の原因とか、まあその辺は、下手に突っつくとお話がわき道にそれちゃったりして煩雑に…
みよしあやと
王と認めたくなる人もいる。 王子様との身分違いの恋の物語を現代の設定で描くならば、舞台は当然のようにオイルマネーの砂漠の国的などこかでしょうって感じの設定で、でもメインキャラの王子様は、ビジュアル的には萌えを優先して金髪をなびかせた褐色の肌の細身の美形がいいよね、そして王子様のお相手となる日本から来た技術者は、和顔のシュッとした「端正で賢さのにじみ出たお顔」です。 会うべくして会ってしまっ…
タカナシモリミチ
完璧だと思っていた上司の予想外のかわいい姿、そんなギャップに翻弄される滝本の明日は、上か、下か、どっちだ? 完璧な佐久間課長の姿と、怖がったり可愛かったりする佐久間課長の落差を楽しむはずが、なんだかもう、ひたすら佐久間課長がかわいいばっかりで、途中、幼少期のトラウマの話とかが挟まったりするのですが、最終的な印象としては、佐久間、年上のくせに可愛すぎるだろうって所に落ち着いてしまい、トラウマ持ちの…
きゆひこ
表題作は水族館の水槽壁越しの恋のお話で、カバーイラストそのままのピュアラブ系ですが、、、 実はこの主人公君、絵の雰囲気を裏切ってというか、むしろ絵の雰囲気を体現してというか、結構アレなのでは?でも、ほのぼのハッピーエンドのようで、まあ、よかった?のよねと、もやっとしたまま読み進めていくと、 その後に続く短編が、なかなかなアレ具合で、 結局くっつかない同級生(ともだちの間)、死んだ人を思い続け…
青葉いくら
思春期の「痛み」と「欲望」ねぇ。 表題作は、高校生の夏のバイト先でのお話。 他に小学生の時に色々あった同級生と高校で再会する話の2本立て。 どちらも、子供ゆえの傲慢さや思慮のなさが、思春期の痛みや欲望とつながっているのねって感じのお話。 表題作は、風雅が、年下の純に振り回されながらも、徐々に惹かれていく所まではいいんだけど、ラストがなぁ、ここでいきなりズッポリしといて、それで「夏の光へ」と…