人間×サイボーグBL

錆のゆめ 下

sabi no yume

錆のゆめ 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神70
  • 萌×215
  • 萌11
  • 中立7
  • しゅみじゃない6

23

レビュー数
13
得点
450
評価数
109
平均
4.2 / 5
神率
64.2%
著者
 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
シリーズ
Cannaコミックス(カンナコミックス・プランタン出版)
発売日
価格
¥689(税抜)  
ISBN
9784829685945

あらすじ

進藤が勤める会社では、とあるモノが造られている。
それは、少年の身体を改造した
セックスの為のサイボーグ。名前は聡夫。
試作品である聡夫の世話を任された進藤は、
最初は嫌がるものの世話をしていくうちに
サイボーグではなく一人の人間として可愛がるように。
そして、彼を救いたいと思った進藤はある決意をする――。

表題作錆のゆめ 下

進藤 孝則,研究員
聡夫,サイボーグにされた少年

その他の収録作品

  • かえしぬい
  • 描き下ろし

評価・レビューする

レビュー投稿数13

可愛い!けど…

上巻で描写されていた諸々はほぼ回収されていなかったです。
あくまでBL作品なので二人の幸せな日常が見られただけでも満足なのですが、それを楽しむにはここまで重くする必要はなかったと思いますし……どう解決するのか勝手に期待していただけに当てが外れてしまいました。
ただとしおさんは可愛いですし、徐々にほだされていく遠藤さんにも萌えました。
としおさんが照れている様子が個人的にツボです。
良いBLを見せてもらったのは確かです。

2

としおさんが可愛くてやばい

上下巻セットで読了、2冊合わせてのレビューになります。
性的な慰み者にされるために作られたアンドロイド受けと、その研究施設の研究員である人間攻めのお話です。
上下巻ともにもうかなりのレビューが書かれているのでざっくりと。

ヘビーな状況のほのぼのした話でした。
身寄りのない少年の弱みに付け込んでセクサロイドに作り変えちゃった胸糞悪い研究所。そこの研究員である攻めと、セクサロイド受け。身体も脳も作り変えられてしまったのでもはや人間ではない受けは、物事の善悪の判断もつかず、自分の置かれた状況のひどさもわからない。その受けの世話を任された攻めは、最初は押し付けられた仕事で嫌々、でもだんだんほだされていきます。

攻めはクールというか、感情をあまり動かさないタイプなので、受けを甘やかすわけではないし、優しくするわけでもありません。なのに、そんなつれない攻めに懐く受けがとても可愛い。ついでにつれない攻めもまた可愛い。もうちょっと優しくしたれよ、とは思わないでもないのですが。
受けは言葉がカタコトで、個人的にカタコト萌え属性があるので、ちょっと滾りました。

受け攻め間の本番はなし。いつかそういう関係になれるといいな、と思います。
完結したから買ったのですが、これ続きはないのかなぁ…。いろいろ片付いていない問題とか、本懐とか、本懐とか(笑)すごく読みたいんですが。

5

ハッピーエンドなのですが

下巻の前半は、上巻に続き研究所内での話。
進藤はとしおを引き取る決心をして、自宅に連れ帰ります。
後半は進藤ととしおの二人暮らしの話になります。
後半の二人だけの新生活の話は、ほのぼのと初々しくて切ないです。
家に連れ帰って二人きりになっても、進藤はとしおとセックスする気はないようですが、それでもとしおは、進藤を好きだと伝える言葉を、進藤が受け取ってくれるようになったので、それだけでも幸せです。
書き下ろしでも、相変わらず二人の関係はキスどまりですが、進藤がとしおを好きだとちゃんと言葉にするまであと少し。
ここで終わり?って、この続きがきになります。

最終的に、研究所に関しての割り切れない気持ちがどうしても残るので、ギリギリ萌2で。

3

はっぴーはっぴー

上巻に引き続き、下巻もとてもかわいらしい作品でした。絵が好き。ほんとうに好き。

胸をキリキリ痛めつけるような不幸は起こらず、強いて言えば進藤の会社内での地位が下がったくらいで、ストーリー後半は幸せでよかったよかった、と言えるようなハッピーエンドを迎えます。

設定については、一貫してまったく現実味がないのですが、としおくん(受け)の脳内がファンタジーなこともあり、なぜだかそういうもんかと受け入れられました。読んでいるとどこか違う地球の話でもしてるんだろうな的な気持ちがわいてきます。

そういう漫画です。
現実から逃げて幸せをどこかから分けて欲しくなったら読んでください!

2

謎は残ったまま

上巻がほの暗い雰囲気だったので、続きが気になってました。

下巻は上巻ほどの暗さは感じられないものの、としおさんの根本的な問題はあまり解決していないというか、しんどおさんがより人間的な感情をとり戻しつつあるとしおさんを何とかしてあげたいと思って、外の世界へと連れ出してあげて一緒に暮らしますが、それで救われたのか疑問です。

もともと人間だったとしおさんをサイボーグに変えてしまった倫理観とか、サイボーグになる前の生活とかがどうしても気になってしまって、一緒に暮らせて良かったね。と思えないのです。

BLはファンタジーと言ってもある程度の物語は回収して欲しかったというのが正直な気持ちです。

とりあえず疑問点は残りますが、としおさんが無邪気でかわいいです。

インタビューで育成ゲームからアイデアが浮かんだというようなことをおっしゃってたので、としおさんの成長物語として読めば良いのかもしれませんが、読後感がもやもやしたままなので続編希望します。

3

拍子抜けです

結論から言うと、上巻を読んでラストは絶対こうはならないけどこうなる未来が見たかったと思っていた展開がそのまま描かれてしまったという感じです。いい意味でも悪い意味でも裏切られました。
たぶん上巻を読んだほとんどの人はハッピーエンドになることを予想していなかったと思います。あまりにも残酷な境遇にあったとしおさんが、下巻のしかも割と前半からこんなにあまあまな展開になるとは予想外でした。

妹のために人間としての尊厳を捨てサイボーグになったとしおさん。せめて完全に心もサイボーグにしてくれたらこんな切ないことはなかったのに。としおさんはサイボーグとしても人間としても半端なのです。性的な方向における感情は麻痺、むしろ淫乱にされているのにそれ以外の感情は鈍いけれど正常に動いている。そんなとしおさんだから進藤はとしおさんにだんだん人として愛しさを感じてしまう。としおさんも他の人とは違う進藤に出会ってすぐから惹かれてしまう。切ないです。サイボーグなら心も殺してあげてよと思ってしまいました。
進藤ととしおさんが出会ったのもとしおさんのセクサロイドとしての調査やメンテのため。進藤は最初割り切ったふうに仕事をこなしていきますが、だんだんと割り切れなくなってしまい…というところで下巻へというところでしたが、なんだか下巻ではあっさりとくっついてしまったのです。肉体関係はないのですがあまあまです。なんといってもとしおさんがかわいい。としおさんがかわいいのは上巻からでしたが、誰がこうなると予想していたでしょう。きっと救われない涙なしでは見られないラストが来ると思っていました。それは読んだ人の心に重く残る胸の締め付けられるお話になると。上巻のシリアスな部分がまったくないというわけではありませんが、想像していたよりもずっとかるーく流れてしまって。あくまで錆のゆめは夢で終わるのかと思いきや。あまりに想像と反対にお話が進んでしまったので、若干気持ちの向けようが宙ぶらりんになってしまったというか。でもとしおさんの夢が現実になってよかったね。
下巻の展開に拍子抜けしてしまいましたが、この2人には語られないきっと悲しいことが未来にはたくさんあると思います。それを思うとただほのぼのした幸せな2人が見れてよかったかなと思います。

4

表紙のとしおがどう見えますか?

上巻のレビューに「メルヘンで包んだ倫理を問う問題作をどのように終わらせるのか興味があります。」「人間としてノーリターンな少年が救われる姿とは?」と書いたのですが、久間先生の描かれたラストは、こうなるだろうなと想像していた中の一つでした。無垢で幼くてとても可愛いので、いちゃいちゃシーンにはほっこりキュンとするし、あの状態で出来得る限りの幸せを手に入れたと思うんです。だけど私が読みたかったのはこれじゃない。私の想像を超えた衝撃的なテーマの作品は、私ごときが想像出来るような終わり方ではとても満足できません。故に「体も知能も奪われた元は人間のサイボーグ」という重いテーマが宙ぶらりんになってしまった。たぶんこれがテーマだと思っていたのは私の勝手だったんだと思う。この本のテーマはきっとそこじゃない。

多くのものを失いながらも無垢な心を持ったとしおが、どこまで回復するかはわからないけれど、進藤との生活で少しずつ取り戻してゆく。そこで直面するとしおの苦悩や、それを支える進藤の苦しみを描いてほしかった。その先の幸せが見たかったです。

読み終えてとしおが幸せそうで良かったけれど、改めて表紙のとしおを見て、まったく可愛いとは思えないんだ。ただただ悲しくて泣きそうになる。これはグリム童話のようなものだったのかもしれない。本当は怖い…みたいな。

17

迷宮のリコリス

ayaayac様
コメントありがとうございます。上巻へのコメントもありがとう。
丁度レビューしていたところだったので、嬉しくなってしまいました^^

「錆のゆめ」はもうどう捉えて良いのかわからなくなりました。
私としては「アルジャーノンに花束を」みたいに、知るがゆえの苦悩や失う怖さも描いてほしかったんですが、レビューにも書いた「グリム童話」のような作品に感じました。だけどそれなら悪人にも残酷な制裁が、サラリと童話調に下るべきかな?とも思えて、どうにも中途半端に感じてしまうんです。
作者様がおっしゃるように「育成メルヘン」なら、あんなにダークな設定はいらなかったと思います。
場面場面で切り取れば萌えがあるのですが(としおがめっちゃ可愛いですもんね)、とにかく設定が残酷すぎましたよね。私もモヤモヤが残りまくりだし、何度読みなおしても喉の奥の塊は取れません。

ayaayac

リコリス様
こちらへのレビューと入れ違いで、上巻のレビューに下巻レビューへのおねだりをしてしまいました…
す、す、すいません。

>そこで直面するとしおの苦悩や、それを支える進藤の苦しみを描いてほしかった。その先の幸せが見たかったです。

なるほど。そこが描かれていたら作品の印象が違っていたかもしれません。
でも絶対条件として、としおさんが人間の身体に戻ることはできないので、私はその苦悩を見るのが怖くて気付かないままでいて欲しいと願ってしまいます…
でも設定を未解決なまま、ほのぼのだけを描いた下巻には違和感が残ったままでモヤモヤが晴れないのも事実です。

「人間の黒い欲望を叶える夢の道具」

シリーズ通しての感想になります。
サイボーグに改造されたとしおさんと、サイボーグ改良のため、としおさんの面倒を押し付けられた研究員の進藤、二人のほのぼのとしたやりとりはかわいらしく癒されるのですが…どす黒い背景が頭を離れない。

孤児のとしおさんは妹の里親を見つけてもらうことを条件に、進藤の叔父の依頼「サイボーグに改造されて男とセックスする」を引き受ける。
人間には戻れないし、二度と妹にも会えない、それでも「よかった」と妹が幸せになれることを喜ぶとしおさんに胸がしめつけられました。
健気でかわいいとしおさんは、サイボーグとして知恵を奪われたからじゃなくて、としおさん自身の資質なんだろうな。

進藤はとしおさんがサイボーグでセックスの道具にされているとわかっていても、自分が相手をするわけじゃないし関係無いと”物”として扱っていたけれど、一緒に過ごすうちにとしおさんがやりたいことをさせてあげたいと”ヒト”のように思いはじめ、としおさんを引きとることに。
「ずといしおにいたい(ずっと一緒にいたい)」と答えるとしおさんが健気でいじらしくて涙腺決壊です。

大好きな進藤と一緒に暮らせて、とても幸せそうなとしおさん。
でも、ちゃんと話せるようになって、出来ることが増えれば増えるほど、自分が鉄の塊であること、人間には戻れないことに気付いてしまうんじゃないか…
進藤は善人でやさしいけど、としおさんに対して一番残酷なことをしている気がする。叔父の罪滅ぼしをする気はないと言っているけれど、としおさんを引きとることは自分が”人間”でいるための自己満足に思えてしまう。

サイボーグ製造に関して誰にも罰は与えられない。
征服欲を満たすには幼さが残っていたほうがいいそうで、「人間の黒い欲望を叶える夢の道具」、第二第三のとしおさんはこれからも作られ続ける。
心を大きく揺さぶられたのは間違いないけれど、どす黒い設定は何も解決していないままで、としおさんがかわいければかわいいほど苦しくて悲しくなってしまう話でした。

9

こうきたか!

心が辛くなる上巻から打って変わってひたすら可愛らしく、心がほかほかする下巻でした。

以下ネタバレ注意です。




下巻前半はメロメロなとしおさんと、としおさんに対しての気持ちを自覚していく進藤さんのお話でした。
表情豊かになり、話せるようになっていく素直で無垢なとしおさんにどんどん心砕いていく進藤さん。上巻の序盤とは大きく異なり対人としてお話しています。表情も柔らかくなり笑顔を見せる進藤さんにキュンキュンします。
上巻から出ていた同僚の方は、進藤さんに自分の持っている気持ちの正体について考えさせるキーパーソンでした。彼のとしおさんに対する対応は、読んでいるこちらは完全にストーリテラーである進藤さん寄りになっているのでひどい!と思ってしまいますが、会社側からしたら至極真っ当で、逆にモノとされているとしおさんに対して人間性を見出し、対人して世話をしている進藤さんの方が奇妙な存在であるということを改めてこちらに認識させてくれるものでした。
そして色々考えた末、とくに困難という困難はなく、(左遷はさせられてしまいますが )としおさんを家に連れていく進藤さん(この連れていくときの進藤さんの言葉や、表情も、のちに語られる進藤さんの気持ちを知ってからみるとたまらなくキュンキュンします)
ここから下巻の後半パート、二人の幸せな日常が始まります。 それがもうとにかくかわいい!幸せいっぱいで尽くすとしおさんも、そんなとしおさんを慈しむ進藤さんも、とにかく異なるベクトルに無垢な二人が送る生活はかわいくてかわいくて仕方がありません。また、キスだけでここまで胸がいっぱいになる作品少女漫画でも珍しいと思います。よよよ先生すごい。
また、進藤さんもとしおさんのこと大好きなんだなと思える描写もたくさんあってキュンキュンのオンパレードです。
個人的には、そうなってほしくはないけど処分がとしおさんたっての願いなら墓標立てると語る進藤さんにとても高揚しました。そうなったときにはしてあげられる覚悟があるということと、なによりそう思えてサラッと言えちゃうところがもうかなりとしおさんのことを深く愛してるのだな、と。

また進藤さんが結ぶ紐は全て縦結びになっていたり、帰ってきた進藤さんを迎えるとしおさんが毎回カバンを受け取っていたり、喫茶店の張り紙に草子地が含まれていたり…芸がとにかく細かく、作者のよよよさんのキャラクターへの愛がとても伝わってきます。
二人とも幸せで、ほわほわしてて本当に素敵なお話だったのですが、欲を言えば、妹の美羽ちゃんはいきなり兄がいなくなってその後どうしているのか、そもそもとしおさんはいま社会的にはどういったことになっているのか(死亡?行方不明?)、進藤さんの会社の詳細や、製品化の話、まだまだ色々知りたくて、続きが読みたいと強く思ってしまいます。もちろん二人のほわほわした日常もまだまだとってもみていたいです。とにかく素敵なお話でした。

11

サンシロウ

さらてん様

細かな描写までよく読み込んでいる素敵なレビューをありがとうございます♪
電子で読んでいるせいか細かい部分がよく見えないところもあり、
進藤の結ぶ紐が縦結びとか、気付きませんでした。

探しても分からなかったので質問なのですが、
「喫茶店の張り紙に草子地が含まれていたり」というのは何ページにあるのでしょうか?
良かったら教えていただけると有難いです。m(_ _)m

さらてん

追加 とにかく幸せいっぱいの下巻でしたが、語られていないが確かに存在する手術当日、手術直前のとしおさんの気持ちや思い、最後に妹と過ごした日に考えていたことなどを考え出すとやっぱり根底は少し辛いですね…そんなダークさも相まって本当に素敵な作品でした。サイボーグになる前の鈴木聡夫くんの気持ちもみたい!

予想外

上巻でかなりショッキングな設定が淡々と語られ、下巻でどういう展開を迎えるのかと色々想像していましたが、かなり予想外の甘いほのぼのとしたハッピーエンドでした。
大円団!って感じのハッピーエンド、ではないですね。どうしても仄暗さを伴う、でもトシオさんが迎えられるものの中では最上級のハッピーではないでしょうか。
下巻では、セクソロイドになった理由や行われた事、トシオさんの出来ない事、妹の存在などにあまり触れられません。
それよりも二人で初々しく新しい生活に勤しみます。
その姿をみてホッコリしつつも、私の頭の中からは前述したものがどうしても払拭できないですが…でもそれらはもうどうしようもない事なんですよね。
飄々、淡々としているようで進藤さんから、トシオさんの持つそれらを抱えて生きていく強さと優しさを感じれたのが良かったです。そしてその理由が同情ではなく愛情なのが嬉しい。
トシオさんがセクソロイドから、人間には戻れないけど、他の何かになろうとしていく姿が愛おしかったです。
トシオさんはメンテナンスどうするのかなー、耐久年数は?進藤くんはいつ踏み切るのか?!進藤くんは会社で大丈夫なのか?そもそもあの会社ってなんだ?製品化の話は?んで妹は?とか想いが尽きないので 笑 本当まだまだ続き読みたい!!!
こういった嗜好振り切った作品に出会えるのは最高の喜びです。

11

としおさんファンクラブに入りたい

上巻を読んだ後からずーーーっと下巻を心待ちにしていました!

勿論それは上巻をすごく楽しめたからなのですが、
「しゅみじゃない」に評価を入れてしまった方の気持ちもわかるのです。
「としおさん」の生まれた背景、本当に胸糞ですよね。
フィクションとはいえぞっとするおいたちです。
上巻を読んだだけだとバッドエンドなのかなあなんて思いもしたのですが、
下巻を読んだいま、最高ーーーーにハッピーです!!!!
バッドエンドを心配して読んでいない方には、
幸せな読後感なので恐れず読んでいただきたいとだけお伝えしたいです!
以下ネタバレです。

----------------------------------------------------

「無垢なとしおさんと絆されていくしんどお」
の構図でストーリーは進んでいきますが、
としおさん以上に可愛い受けを知らないなというレベルで可愛いです!
これは絆されないわけがないですよね!!
「くろいひ いっぱいある…」でしょんぼりするとしおさん。
しんどおの些細な言動に一喜一憂するとしおさん。
嬉しい時に素直にしあわせそうにするとしおさん。
どれを思い出しても本当に萌え萌えしちゃいます!
こんな子がおうちで待ってたらそれは好きになっちゃいますよね。
としおくんの可愛さを思い出すだけで涙がでてくるくらい愛しいです(笑)

胸糞施設とのやりとりもさらっと描かれていて、
大きな問題なく不快な気持ちにならないままストーリーが進んだので、そこも○でした。
ただししんどおの同僚のことは下巻になってからの方が
嫌な奴で好感度下がりましたが、、、

久間先生の可愛らしい絵柄と、かなりの確率で登場するメルヘンワールドもすごくマッチしていて可愛かったなあ(*>Д<)♡


アンドロイドものは、最終的に人間に先に死なれてしまって生死による離別がつきものだと思うのですが、
そういう場面が全くなかったことは、きっと久間先生が描きたかったのは無垢なアンドロイドと1人の青年が幸せになったお話だったんだろうなと思います。
(とはいえ、2人の最後を勝手に想像しては悲しくなってしまうのですが笑)

ずっと手元に置いておきたいBLです。

8

サイボーグから人へ…

上巻発売時の作家さんインタビューの「育成メルヘン」がピンと来ず。
仄暗さが下巻への不安となり、本当に?メルヘンなの??と思ったのですが…。

本ッ当に育成メルヘンに練り上げられてた!
すごく可愛かったです。

「ただただ、いっしょにいたい」と願う聡夫くんの純粋な想いと、
聡夫くんに寄り添い大切にする進藤にキュンキュンでした。

もちろん事が事なので下巻でも闇は見え隠れし、腹の中の鉛は消えないけれど。
それでも聡夫くんが幸せそうに笑う姿がめいっぱい見られて嬉しいです。


最初は赤子同然のまっさらで、感情もなにもかも消え去ったセクサロイドでした。
しかし「まっとーにしたいと思っちゃう」という進藤の想い通り、覚束ないながらも言葉を覚え、羞恥心を覚え、進藤への好意・勉強疲れ・抵抗 etc.…様々な人間らしい感情を取り戻していきーー。

その状態で性玩具にされる描写がなかったのは、読み手としても救われたかな。
(まだセクサロイドだった時の回想はちょこっとありましたが…)

サイボーグではなく人として接し、教える。
進藤の姿勢は一貫したもので安心だったけど、進藤以外の人間はというと。
汚いモノだの、試作品だの、鉄と肉の塊だの…(怒怒怒)
非常に胸糞悪い話だけどココではそれが普通で、割り切れない進藤が「気持ち悪い」んだそう。
周囲との温度差が腹立たしく、悲しかったです。

進藤自身も変化があったのにはジンワリしました。
無気力・無表情で何の興味もないという体だった進藤。
聡夫くんのことで少し熱い部分がチラホラと…。
表情も柔らかくなって自然と笑いかける進藤にキュンキュン(∩´///`∩)

で。ぶっちゃけて言うと、進藤と聡夫くんは最後までしてません。
聡夫くんはしたそうにしてたけど進藤は戸惑いの色が…。
人間らしさを取り戻しても性玩具となった体内は変わる事なくそのままで。
好意を持つほど聡夫くんを性対象で見るのに抵抗があるように見えました。

好きだからこそ大切にしたい、という気持ちの現れでもあるのかな?
進藤のストイックな価値観に救われたので、愛情のこもったチューだけで萌えた(∩´///`∩)

…とはいえ、正直なところ見たかったなーという本音もあるw(腐女の業…)
いつかストイックを超えて聡夫くんと自然に抱き合える時が来たら読者にも見せて欲しいです!(熱望)

聡夫くんはもぅもぅ…(^///^)
ひたすら可愛かったです!!!
表情が豊かでコロコロ変わるのにキューってきた///
顔のベルトを外して。
理解して話せる言葉が少しずつ増えて。
痛々しかったサイボーグの手も義手に変えてもらって。
うさ耳は取れなかったけれど、それでもグンと人を取り戻せて良かった(;ω;)
進藤へのひたむきな愛情と一心に慕う姿が幸せそうで、胸がいっぱいになる。

で、上にも書いたけどチューが萌え禿げるのですよー!(੭ु ˃̶͈̀ ω ˂̶͈́)੭ु⁾⁾
「ちう(チュー)したい」ってお願いしたり、ドキドキなキス待ち顔のだったり。
最初のうちはキスすらも戸惑い気味だった進藤だったけれど、
季節が冬から夏に変わる頃にはキスする時に恋人手繋ぎしてたのが最高!!!(∩´///`∩)
あー堪らん。キスだけで幸せ満足度ハンパないわ…。
あと進藤が「としおさん」と呼び敬語で話すのツボでした♡

ダーク寄りだった上巻から一気に育成メルヘンへと舵が切られた結果となり。
研究所の目的や、生身を使ったセクサロイドをどこまで本気で考えてたのか、製品化というワードが出てたので聡夫くん以外の被害者がいるのか?などなど、謎を多く残したままダークな部分には蓋がされました。
細かい部分が気になる方、ダークな世界観を気に入っていた方にはモヤモヤするかも??

個人的には聡夫くんの幸せを見ることが出来てホッとしてます。
ただ、聡夫くんの妹はちゃんと幸せに暮らせているのかは気になる。。。
お話はここでは終わったけれど、もう少し掘り下げた続編・その後のイチャイチャな日常・2人が自然に求め合う姿など、まだまだ読ませて欲しいです゚+.((人д<o))゚+.

14

二人の間に育っていく恋愛感情に激萌え

『錆のゆめ』の下巻。上巻がとってもツボだったので、発売を心待ちにしていました。

ネタバレ含んでいます。ご注意を。






「下巻」なので、上巻が未読だとサッパリ理解できません。上巻未読の方はまずそちらから読まれてくださいね。

表紙が可愛いです。
セックスのためのサイボーグとして改造された少年がドアップで描かれています。でもよく見ると、腕の付け根とか、tkbの所とか、改造を施されたのであろう場所の皮膚が引き攣れていてなんとも哀しい気持ちになる。

そして、それを彼自身哀しいことだと思っていなさそうなのが、これまた哀しい。

下巻はサイボーグの少年が、進藤に懐き、一生懸命勉学に励むシーンからスタートします。
言葉を教え、文字の読み書きを教える進藤と、進藤に褒められたくて一生懸命な少年とのやりとりが何とも微笑ましい。

そんな中、彼らを取り巻く職場の面々の冷たさが切ない。

セックスのために作られた、ロボット。

そう称し、「人」としては接しない面々のなか、そっけない態度を取りつつもセックスの道具としてではなく人として接する進藤に、少年がどんどん信頼を寄せていく。
少年がまだサイボーグとしてではなく、少年として生活していた時の名が聡夫だと知った進藤が、彼を呼ぶときには必ず「としおさん」と呼ぶ進藤の優しさが胸に迫る。

進藤が、としおさんに、どんどん恋愛感情を抱いていく過程に激萌え。
進藤は飄々とした青年なので分かりづらいのですが、そこかしこににじみ出るとしおへの愛情が垣間見れ、とっても温かい気持ちになる。

としおはセックスのためにつくられているので進藤に触れられ、やさしい言葉をかけられ、ふとした瞬間に欲情のスイッチが入ってしまう。
けれど、そんなとしおを進藤が抱くことは一切ない。

そこに、進藤の愛情が透けてみえてくるのだけれど、その気持ちがとしおにも伝わっていそうな雰囲気がこれまた良い。言葉にはしていないけれど、そこにたしかにある愛情と信頼。少しずつ距離を近づけていく彼ら。

そんな中で、進藤が下した決断は―。

会社の社長であり、としおをサイボーグにした張本人の進藤のおじさん。
彼からの妨害や迫害がもっとあると思ったのだけれど、そういったシリアスな展開にはならない。

進藤は左遷こそさせられるものの、としおさんと穏やかな毎日を過ごす。としおに生活を教え込み、見守るさまが男前です。進藤のいう事を素直に聞き、少しずついろいろなことを覚えなおしていくとしおが、めちゃんこ可愛いし。二人でなんともない、ごく普通の生活を過ごすシーンにほっと一安心。

なんですが。
いや、過酷な過去を持ち、サイボーグにさせられてしまったとしおさんにとっては良かったと思うんです。進藤ととしおの二人には幸せになってほしいと心の底から願っています。

のだけれど、あっさり終わってしまった感がぬぐえない。

終わりも、え、これで終わり?という。
もしかしたらまだ続きがあるのかな。

としおさんは手元にいるけれど、彼をもとにつくられるサイボーグたちはいそうだし、おじさんからの迫害も受けてほしいし、もう一波乱欲しいな。
タイトルも『錆のゆめ』という、受け取り方によっては不穏なタイトルだし、このまま終わっちゃうのは不完全燃焼というか。

という事で、ぜひとも続編を描いてほしいです。

11

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