●●●●の為に作られたサイボーグ

錆のゆめ 上

sabi no yume

錆のゆめ 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神104
  • 萌×235
  • 萌17
  • 中立9
  • しゅみじゃない14

--

レビュー数
17
得点
720
評価数
179
平均
4.2 / 5
神率
58.1%
著者
 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
BL漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
シリーズ
錆のゆめ
発売日
価格
ISBN
9784829685846

あらすじ

進藤が勤める会社では、
とあるモノが造られている。
それは、生身の少年の身体を改造した
セックスの為のサイボーグ。
試作品であるサイボーグの世話を任された進藤は、
最初は嫌がるものの世話をしていくうちに
サイボーグの少年に温かい感情を
抱くようになり……。
 
BL界に超新星あらわる!
よよよワールド炸裂の
人間×サイボーグBL

表題作錆のゆめ 上

進藤 孝則 / 研究員
聡夫 / サイボークにされた少年

その他の収録作品

  • うたたねの漂着物
  • カバー下

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数17

「可愛い」とは思う。だけどこの上下巻は「しゅみじゃない」。

上下巻+雑誌連載中の『左』も読んでの感想です。
※現在、雑誌で『錆のゆめ 左』、電子書店のシーモアで『錆のゆめ 右』を並行連載されています。

連載時に雑誌でちょこちょこ読んでて、なんかすごいの載ってるけどCannaだしねぇと流してたらすごい売れてビックリした作品。

この内容で、作家インタビューに「育成」というキーワードが出てきた時に思ったことはただひとつ。
闇深いなと。

読んだ方には分かると思いますが、作家様的には「可愛い」と「萌え」がふんだんに詰まったほのぼのBLとして描かれているのですよね。
久間さんから見たとしおさんはあくまで可愛い萌えキャラなんだと思います。
見た目は単なるキャラデザでしょうし、頭をいじったのは「育成」の為のリセットなのでしょう。

だからこそ、タチが悪いな…と私は思ってしまいました。
このお話、としおさんに【元人間】要素が入っていなくとも十分に成り立つ話なんです。
言葉も何も知らないまっさらなショタっ子のサイボーグで十分なんです。
その子を育成していけばいい。
それをあえてこういう設定にしたのは、何故なんでしょうね?

何不自由ない少年を不自由にして、その上で育成する。
それが萌えるんでしょうか?
かわいそうかわいいってやつでしょうか?

ごめんなさい、
私には吐き気がします。


ちなみに続編ではこの上下巻(特に上巻)の出来事などなかったかのように、ほのぼの〜とした2人の日常が繰り広げられています。
としおさんのサイボーグ感も頭に付いてる耳しかもはやありません。
としおさんが何者か知らなければ、ただの微笑ましくて可愛らしい癒し系BLとして読めます。
ますます、単にショタや単にアンドロイドではダメだったのか?という感想がモヤモヤとした澱となって心に底に残るのです。

8

純粋に萌えていいのかが難しい作品

絵柄がかわいくて好みだなぁと思いつつ、あまりに設定がヘビーなのでずっと購入を躊躇っていましたが、レビューで下巻が意外とほのぼのしてるのを知り、やっぱり気になって購入。

としおさんがとにかく痛々しいです。
たいした意味もなく片腕を作り変えられるわ、ケモ耳つけられるわ、顔に拘束具じみたベルトつけられるわ、フル○ンで過ごさせられるわ…。
そして何より、こんな見た目に羞恥心を覚えないほど脳をいじられてしまったことが本当にかわいそうで切ないです。
なんの落ち度もない普通の男の子が、ろくに喋れずまともに思考もできないように作り変えられてしまうなんてひどすぎる。研究所の人たちみんなサイコパスすぎます。
後半にとしおさんがセクサロイドにされる前の描写がありましたが、としおさんがただただ普通のかわいい男の子で、どうしてこうなった…と思わずにはいられませんでした。

攻めの進藤。無表情だけど本当は優しい、実に好みのタイプの攻めです。
最初はとしおさんのことを『面倒で関わりたくない存在』としか思ってなかったのに、一緒に過ごしていくうちにだんだんと愛情を感じ始める様がすごくかわいい。かわいいんですが…。
やっぱりとしおさんの設定がひどすぎて、純粋に萌えるのに抵抗があるというか…。
二人はすごくかわいい…でも…みたいな気持ちが拭えませんでした。
評価が難しい作品だと思います。
でも絵柄がかわいいし、画面のよくわからんシュールなキャラもすごく好きでした。
全体的に見ると間違いなく好みの作品です。買ってよかった。

1

とにかく可愛い!!!

表紙が印象的で気になって上下買ってみたら凄くストーリー性のある内容でした。ロボット受けなんてなかなか無いのでとても新鮮な感覚で読ませていただきました。

そして、とにかくとしおが可愛い!!最初は目が死んでだけど進藤のことを意識し出したところから目がちょっとキラキラしてて凄く可愛かったです笑

進藤も最初は全くとしおに興味が無い様子でしたが、だんだんとしおのことを気にかけてるようなところが好きで面白かったです笑

可愛い世界観だけどちょっと暗いところもある、みたいな感じで読んでて楽しかったです(*^^*)

個人的にこの作品は本当に買って良かったなと思いました!

3

ほわほわした絵柄、独特で不思議な世界観

としおの世話をするうちに深く関わって戻れないところまで来てしまった、常識人で冷たい進藤さん。

淫語を教えるくだりがおもしろい。おいんいん、い〇ぽ(笑)ようちえんだったり、作中にちょいちょいはさまれるシュールなシーンがツボでした。

としおの人間時代や現在のアホさが描かれたり、まさに救いようがない姿で本当に苦しい

としおが見る夢の中で2人は幸せそうでエッチもしていて、現実との違いに切なくなります。

ショタっぽくてあんまり…と思っていたとしおも
読み進めるうちに かわいくて仕方なくなりました

0

怖いけれど美しい

 本来サイボーグものはあまり好みではないのですが、この作品は元々人間だった少年を弄ってサイボーグ化したという点に惹かれて読みました。なので、萌える以前にまず薄気味悪い背徳感みたいなものがずっと付き纏ってきました。それは決して悪い意味ではなく、むしろそれだけこの作品に影響力があるというプラスの意味で捉えています。セクサロイド化するにあたって非常に器用に脳を弄ってあるようで、「相手の言うことは理解できる」「話す能力は乳幼児レベル」「性行為に対する羞恥心や抵抗感は全くない」、少なくとも最初はこのようなスペックです。言葉を発するのがままならないという設定には驚きました。そこまで退化させる必要性はあったのでしょうか…。また、サイボーグ感を出すためだけに左腕を失う羽目になったのも悲し過ぎました。あまり不自由さを感じているような描写はありませんでしたが、元々普通の少年だった子が、病気でも何でもなくただ悪趣味な大人達の欲望を満たすためにこうも造り替えられてしまう切なさに、胸が痛かったです。

 進藤との清い関係は、強引な性行為への嫌悪感が全く失われているといっても、心の奥底でというか、感覚的にやはり聡夫の中で尊いものだったのかなと感じました。何もしてこないから安心というよりも、自分に真摯に向き合い知識を授けてくれることに、本能的に人間としての喜びを感じ、そこから好意に繋がったのかなという印象です。濡れ場なんてなくてもいいから、とにかく見守りたくなる2人でした。聡夫の頭の中のイメージが可愛らしい絵で表現されていたのも、この作品独特の雰囲気を作るのに一役買っていたと思います。読んで良かったと思える作品でした。

0

可愛いけど不気味

この上巻が出た時は、カバーイラストや絵は可愛いけどあらすじで躊躇して購入見送りしていたのですが、下巻が出て、改めて気になったので上下巻をまとめて購入して一気読み。

これ、冒頭から結構、胸糞な設定で、上巻だけの初出時点で読んでいたら、多分、途中までは、読んだことを後悔したと思う。
さすがに、まったく生身の状態の人間を、こんな事のために、こんな風にしてサイボーグ化するのは受け入れ難い。
それでも、進藤の性格付けと、この淡白な絵の雰囲気と、としおの夢世界の切なさにおまけして萌一つ。

0

KAWAIIの一言で成り立つ世界

なんといってもかわいい!
背景までぜんぶかわいい!

しんどう(攻め)もとしおくん(受け)も良い子なので、読みながらあああ…ってなります。

ほんわかしつつも上巻はやや悲しい漫画です。
しんどうは多分ちょっと潔癖。

あんまり深ことを考えずに雰囲気を楽しみたい(そして癒やされたい)人にお勧めできる一冊!

2

作画がかわいいだけに

ただただエロイ子が見たかっただけなの(´;ω;`)ウッ…
設定だけ見るとやたら萌えるじゃないか。
作画もひどく可愛いじゃないかwwグフグフw
邪な心で本を開いてゴメンナサイ。

攻の務める会社で実験されている
セクサロイドの制作。
男に犯される淫らなアンドロイド。
実はコレ、脳と身体をいじられた生身の少年。
なぜ少年は自らの体を差し出したのか。
記憶を失い、考えることを忘れた少年が何を思うのか。
攻との出会いで少しずつ”人”を取り戻している少年が、
この後どうなるのか。
ていうか、何故五体満足の腕まで切り落とされてるのか・・・・

脳をいじられている故に~なところが救いといえば救いなのかというところですが
今の段階ではまだ救いが少ない。
攻の存在が救いと言えるのかどうなのか。
少しずつ心を取り戻したとして、幸せな顛末は待っているのか。
バッドエンドも面白いとはおもうものの、
やっぱりハッピーエンドで終幕してほしい。

ドロドロのエロエロを期待して読み始めた作品ですが
思いのほかストーリーに重点を置いた作品。
次巻が出るまで大事に保管します。

8

上巻の評価はどうしても中立

 設定が怖すぎて購入をためらっていたのですが、ちるちるでも他サイトでも評価が高かったので買ってしまいました。正直を言うとレビューを書くこともどうしようかとかなり迷っていたのですが、やっぱり書いておこうと思います。

 初めて読む作家様なので、この作風や絵柄がデフォルトなのかは分からないのですが、インタビューで「メルヘン」と仰っていたように、サイボーグの少年の脳内はメルヘンに描かれているし、淡々としたストーリーの描き方とも相まって独特の世界観に感じるのだろうと思うのですが、背景が真っ白なコマも多くて、それはメルヘン感を出すためというより、私には手抜きに見えてしまいました。 
 改造、サイボーグ、闇の組織、と突飛な世界を描いているのに、突出した見た目のものはサイボーグの少年の姿のみで、その他の人物はみな一様に平凡な容姿に平凡な服装で、たまに描かれている背景の部屋、家具、建物などもすべて平凡なため世界観がちぐはぐな印象です。
 サイボーグの少年の拙い話し方や、赤面する顔などとても可愛いらしいのですが【元は人間の少年を改造したサイボーグ】という恐ろしい設定が、大きな塊になって喉の奥につかえているようで、それが苦しくて萌えるどころではありませんでした。少年が無邪気で無垢なほど苦しくなります。
 少年に絆されてゆく進藤も含めて、みんなが少年のことを一様に「アレ」と言うのにもぞっとしました。「人間としてノーリターン」「もう人間じゃない」。だから「アレ」。
 そんなサイボーグの少年をもっと楽しめるセクサロイドにすることを任された進藤が「(少年に)必要なのはモラルと一般常識だ」って…ダーク過ぎます。そんなもの覚えたら、この少年の目覚めかけた心はどうなってしまうのでしょう。
 
 少年がサイボーグになった理由がまたひどすぎます。私は自分がどうなっても助けたいと思える人がいるので、大切な人が死ぬのを救うためならまだ究極の選択としてギリギリありだと思いますが、この少年の場合は違う。他に幾らでも方法はあるのにこんな姿にされてしまったのです。ダークに次ぐダークな展開です。
 ここまでダークな設定なのに一見それを感じさせないメルヘンな描き方が久間先生の【よよよワールド】なのだとしたら、その良さってなんなんだろう?と考えてしまいました。お話はまだ上巻なのでその答えは下巻にあるのだと思います。メルヘンで包んだ倫理を問う問題作をどのように終わらせるのか興味があります。
 サイボーグになった経緯を聞いて「救いようがない」と感じた進藤に、少年を救うことができるのだろうか?「人間としてノーリターン」な少年が救われる姿とは?読んでいる間ずっとつかえていた喉の奥の塊は取れるのか、それともそのまま残ってしまうのか…下巻を待ちたいと思います。

 下巻で評価がまったく変わる可能性のある作品なので、上巻の評価はどうしても中立になってしまいます。

18

迷宮のリコリス

ayaayac様
コメントありがとうございます。
今まさに、下巻のレビューを書いていたところです!!
なんてよいタイミング。
よかったら読んでください^^
ayaayac様のレビューも拝見しました。役ボ連打は無理でしたが、大変共感しました。

ayaayac

こんにちは。
「恐ろしい設定が大きな塊になって喉の奥につかえている」まさに!
ほのぼのとした日常が描かれていても恐ろしい設定を忘れることができず、その塊に心を押しつぶされてしまうような作品でモヤモヤしていました。
でもリコリスさんが「少年が無邪気で無垢なほど苦しくなります。」と同じことを感じていらしたことに少しだけ安堵できました。


(※以下は下巻を読んでのネタバレになりますので無視してくださって結構です)






私は救いを求めて下巻まで読んで、としおさんはほのぼの幸せそうにしているものの、恐ろしい設定は未解決なままで、作者さんが何を描きたかったのか掴み切れませんでした。
リコリスさんなら見いだせる光があるかもしれない、どう感じられるか拝見したいと思っています。
自分が辛いと思う作品のレビューをねだるのは失礼だと十分すぎるくらい承知していますが、もし下巻を読む機会があったらレビューを書いていただけると嬉しいです。

長文で勝手なお願いをしてすいません。

せつな怖カワイ過ぎ。

近頃のBL界、おかしくないですか?
レベル高過ぎっていう話ですよ。

私は雑誌は買わないので、BL本は好きな作家さんの新刊を買うか、
ちるちるさんのランキングに上がるような話題作を吟味して買うか、
もしくはジャケ買いすることになります。←いや〜最近はこれが多くて、
こちらもそうでした。って感じだったのですが。

しかし。そんな軽い入り口から入るような作品ではなかった。
世界観が違和感のないレベルで構築されており、見せ方が新しい!
だって、ドロドロかつメルヘンとか。

人体を使い、その思考をコントロールするか失わせて、
人間に有益なサイボーグを作るという設定は、
BLに限らず様々なジャンルで借用され創作されてきました。
人間の精神世界を、暗部も含めて深く表現するには
適している設定しれませんが、BLはエンターテイメントです。
萌える前に生理的な嫌悪が先立っては本末転倒。
普通は。
……で、こちらが萌えるんです!

『頭いじる』なんてことが行われているアングラな研究施設。
まだ試作段階であろうサイボーグ、無垢で体はエロい聡夫くんに、
様々なことを教え込むはめになった、やる気のない施設職員の進藤。
ストーリーはこのふたりにフューチャーして、
それ以外は断片的に仄めかすに留め進んでゆきます。
(まだ上巻だからかも知れませんが)

・身体検査
・淫語を覚えさせる
・社会性と羞恥心を教える…
といった具合にミッションが進むにつれ、
心を触れ合わせていくふたりに、
じりじりとせつながらせられた上に激萌え。

検査のために口を開けろといわれれば、
検査が済んでも開けっ放しの聡夫くん(だって閉じろって言われてない)。
たれた涎を、みっともない、パーだ、といいつつぬぐってあげる進藤。

『ち○ぽ』も『おち○○ん』も言えないけど、
『しんどお』はなんとか頑張って発音したい聡夫くん。
発音できた聡夫くんをほめる進藤 with スマイル(すごく珍しい)
頭なでなでされてほめられてパァーってなる聡夫くん。
発音時の舌の動きを指でさわらせて教えるっていうシチュエーション。

青姦がミッション(うぉい!)の日に外をただ散歩するふたり。
後任に引き継ぎたい進藤に、離れたくない聡夫くん。
押し問答?の最中、進藤に突然キスして笑う聡夫くん…

同僚からの聞き取りによるアンケート。
サイボーグに対して好意的に思うところを『答えたくない』進藤……

主が留守で冷えた部屋。
寒がりな進藤のためにストーブを点けておいてあげたい聡夫くん………

合間にはさまれる、
聡夫くんの願望がみせる夢がカワイイ…いや、せつな過ぎる…………

萌えというよりせつなさが上回りますが、
しっかりエンターテイメントしてると思います。
とはいえ、やっぱりダメっていう方もそれなりにいらっしゃるはず。
もっと地雷の少ない設定で同様の作品を描くこともできたはずですが、
敢えてそうされなかった、チャレンジングな久間さんに神を捧げます。
漫画大好きなので、軽んじていたつもりは毛頭ないのですが、
ああ、やっぱり漫画だって『作品』と呼ぶにふさわしい
表現手法のひとつなんだなぁと意識させられました。

聡夫くんの件の首謀者は進藤の血縁らしい、という火種もあるし、
『もう人間ではないし 戻ることもできない』と語られている以上、
一筋縄ではいかないこと必至の下巻。
私には思いもつきませんが、どうかふたりが幸せになれますように。
久間さん、お願いです……!

16

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