ポッチさんのレビュー一覧

群れ落ちる白い花 コミック

つくも号 

R18、かつショタものではあるが。

作家買い。
今作品は電子で単話でも読めたようですが、そちらは未読。つくも作品の、しかもR18ですと?ということで発売日を楽しみに待っていました。

つくも作品なので当たり前と言えばあまりに当たり前ですが、ショタものです。苦手な方はご注意ください。

短編集で、表題作『群れ落ちる白い花』のほかに3つの単話が収録されています。表題作は一番最後に収録されているので、収録されている順にレビューを…

6

愛を食べて生きている 下 コミック

芽玖いろは 

伏線の回収がやや甘いが。

「愛を食べて生きている」の下巻。

上巻はカナメに焦点が当たった感がありましたが、下巻では「イオリ」という人物に焦点を当てて描いています。

イオリの過去が胸糞です。
大人の、イオリが住まう施設の大人たちの価値観がすべての世界。
そこでイオリたち子どもは、まさに管理されている。
都合のいいように。まるでそれは、さながら動くおもちゃのように。本誌中では「家畜」という表現を使っていますが…

4

愛を食べて生きている 上 コミック

芽玖いろは 

繊細な絵柄と、そこはかとなく漂うシリアスな空気がベストマッチ。

作家買い。
芽玖先生作品はすべて読んでいますが、今作品はかなり上位に食い込む素敵な作品でした。
先生の描かれるそこはかとなく漂うダークで繊細な絵柄が大好きなのですが、さらにその絵柄にストーリーがぴったりマッチしている感じがします。そして、今作品もそのイメージを損なうことのない、そんな作品でした。

上下巻同日発売になった今作品ですが、ぜひ上下巻まとめて買われることをお勧めします。上巻だけだ…

3

STAYGOLD それから。 2 コミック

秀良子 

最高。

あー。
読後感、まずこの一言に尽きる。

先生、大好きですー!

何なの、これ。
もう「最高」しか出てこない。
どれだけ言葉を重ねてレビューを書いても、この作品の素晴らしさは書ききれない気がする。

ずっとコウのことが好きで。
身体を重ねて、でもその恋心が成就することはなくて。
そして赴いた先で自分を好いてくれる吉田さんと出会って。

という、前巻からの続きから。
吉田…

16

獣のごちそう、非常食 コミック

田中森よこた 

不器用な攻め×健気受け。

作家買い。
田中森さん作品の『獣のごちそう』のスピンオフ。
前作未読でも理解できないことはないかと思いますが、それでもやっぱりそちらから読まれた方が最後のシーンで爆笑できますので、未読の方は是非。

『獣のごちそう』の受けちゃん・スウのことが好きで、でもスウには振られちゃったオオカミ仲間のダイヤのお話です。ダイヤ救済のお話ですが、ダイヤに拾われ「非常食」としてそばに置いておかれているハッカ…

5

レトリック コミック

山田ノノノ 

最高。

山田さんの新刊は、『跪いて愛を問う』と同じくDom/Subユニバースもの。
『跪いて~』のスピンオフ作品、というわけではありませんが、『跪いて~』の攻め・悠生の従兄弟が今作品の受けちゃんという繋がりがあります。ちょびっとではありますが悠生は重要なキーパーソンとして登場していますので、思わずニヨニヨしながら読んでしまいました。

山田さんてとってもきれいな絵柄を描かれる作家さまですが、その美麗…

16

光が死んだ夏 3 コミック

モクモクれん 

「オカルト」だけでも、「恋愛もの」だけでもなく。

『光が死んだ夏』の3巻目。
3巻目、ということで、前巻が未読だと理解できません。そちらから読まれることをお勧めします。前巻までのネタバレを含んだレビューです。ご注意ください。






光とヨシキ。
小さな村で、幼馴染としていつも一緒に時を刻んできた二人。
が、光が山で死に、そして光の「中」に何かが入ってきてー。

というお話。

光の中にいる「もの」。それが何かを知…

3

シャングリラの鳥III コミック

座裏屋蘭丸 

言葉に尽くせないほどの萌えが、ここにはあります。

待ちに待った「シャングリラ」の3巻目。
2巻が刊行されたのが2020年の10月なので、実に2年半越しの続巻ですが、その年月の長さなんてなんのその。待ってました!という言葉がしっくりくる、そんな新刊です。

さて。
フィーとポアロのその後は…?
という部分が勿論軸になっているわけですが。

フィーの身体に入ったタトゥー。
ちらりと描かれるフィーの回想。
そして、小鳥ちゃんたちとの会…

11
非BL作品

本橋兄弟 5 コミック

RENA 

今巻も最高。

『本橋兄弟』も早いもので5巻目。

今巻は、要司さんが本橋兄弟の参観日に行ったり、バイト以外無趣味の貴也、趣味を探し始める、といったお話が収録されています。

今シリーズは基本的に1話読み切りのお話なのですが、それらがきちんとつながっていく展開になっていて素晴らしいです。要司さんの相も変わらず激重な貴也への愛情とか、そんな要司さんと貴也の絡みを覗き見て萌え爆発させるともちゃんとか。このとも…

2

銀のエンジェル コミック

碗島子 

ガランのお話。

作家買い。
椀さん作品の「金のエンジェル」のスピンオフ。「金の~」の受けちゃん・マウのよき仕事仲間のガランのお話です。前巻は「金」を「きん」ではなく「かね」と読むタイトルでしたが、さて今作品の「銀」は何て読むのか?と思っていたらですね、「ぎん」ではなく「しろがね」と読むのであります。




潔癖症かつ不感症という、恋人を作るにはなかなかハードな癖を持つガランは、ある日、9年前に人から…

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