茶鬼さんのレビュー一覧

よそはよそ、ウチはウチ 初回限定版 コミック

北上れん 

いいんだけど、モニョモニョモニョ、、、

母親の再婚で義理とはいえ叔父と甥の関係になった主人公たち。
両親の海外赴任でひとり暮らしの大学生のフミは、その叔父の昴之に頼ったらいいという両親の言葉どおり頼る・・・・どころか!
その35歳ひとり暮らしの昴之の家事をするというバイトをしだし、すっかりオカンになっている。
気ままなひとり暮らしで自分のペースの昴之と、自分のやり方で口うるさく言うフミのこの組み合わせは、最初は雰囲気も悪かったので…

8

いと、うつくし コミック

北別府ニカ 

かわいいファンタジー

どれもかわい目の、ライトなキュンが詰まった作品。
なんだけど・・・かわいいおとぎ話だね、で終わっちゃう残念さがつきまとう。
別にリアルを持ち込むわけじゃないけど、フワフワして地に足がついてないっていうか、だからファンタジーなんだけど、いいのかな?これでって思ってしまって首をひねってしまう。
むしろ、同時掲載の【ゆとりのススメ】のほうが面白いって思っちゃったんです。

小さい頃日本アニメを…

2

望むべくもない コミック

まさお三月 

超ばかっぷるの誕生

誠実な絵柄とストーリーで毎回魅了されるまさお三月作品。
今回も裏切られるどころか、だんだんと盛り上がってキュンキュンが襲ってきて、しまいにはジタバタしてしまうありさま(嬉)
「好き」という気持ちの表現の仕方のそれぞれの違いが生み出すスレ違いストーリーがばかっぷるストーリーになっていく様が胸を掴んで離しません。

小学校の頃からの付き合いの住善と篠元。
大学になってひとり暮らしを始めた吉善…

6

好いたレベルはどれくらい コミック

館野とお子 

大人と子供の流れる時間

10年に出た東京漫画社のアンソロ「女装男子 bitter」に掲載された短編が発端で、それから繋がったシリーズ。
このアンソロ既読なのですが、この作品全然覚えてなかった(大汗)
だけど、そうかーそういう方向へ持っていったのか!と、女装ではなくて”年の差”に着眼点をおいて展開していく。
ここまで的確に”年の差”を共感できるレベルで表現した作品ってないんじゃないかな?って、普段だと社会人と高校生の…

9

心騒がせるキミと コミック

黄上恵理 

潔いエロエロです

ツユだく汁だくのエロエロの印象で、前作は短編集だったためか多少は記憶に残る作品もあったものの、そちらの方が頭に残っている作家さんの、今回は丸っと1シリーズ1冊。
確かに今回もエロエロ三昧。
若干以前より絵が変わったでしょうか?
ちょっぴり阿仁谷ユイジさんをほうふつさせる絵が見られます。
黒ベタ使いが人物以外になくあとはハーフトーンで線が目立つので多少見づらい面もありますが、人物が印象的に写…

2

恋は育って愛になる コミック

木下けい子 

農家が嫁に欲しいなら!こんな男www

木下さんらしいな~と思えた1冊。
実をいうと、農業設定・・・萌えツボなんです!!
肉体を使って汗水流して働く男、真剣に取り組む姿、大好きなんです♪

大嫌いな田舎で、自分に合わないと思っている営業で回らなくてはいけなくて、実に不本意でお先真っ暗な営業が、
田舎に戻ってきて一人で有機栽培農業を頑張っている元同級生に迫られながらも、彼の本気の仕事に取り組む姿勢にほだされて、押されながらも好き…

7

囀る鳥は羽ばたかない 1 コミック

ヨネダコウ 

それは、以降を待て

滅茶好きです!この世界。
ままならないモノを求めて諦めて、でもずる賢く立ち回り、本当は純粋な心を心の奥底に封印したビッチなヤクザ。
関係して登場する人物たちも全部好き。
だけど、どうして「神」にしないかというとそれはこれが1巻だから。
さあ、駒は出揃いました。それがどう動いてどう作用して、どんな結末になるのか。
全てが明らかな動きを見せるのはきっと、これ以降だからと思ったからです。

10

千年の虜~執事・柊~ コミック

青海信濃 

時を越えての固い絆

戦国の世から続く主人と家老の家柄の主従関係が、武士の時代の終焉とともに、主人と執事という立場になってもなお続くその主従を超えた永遠の愛。
といったものがテーマでしょうか?
1作目に続き、再び初代はじめ何代目かのそれぞれの執事・柊とご主人様の関係が描かれた1冊。
一応このシリーズはこれで終わりだそうで、、、
しかし、初代が幕末・明治から始まるとして、現代21世紀が十八代ということは・・・?

4

ライアテア コミック

崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵) 

本当の自分を取り戻すライアテア

やっと、やっとこの本が単行本になってお目見えしました。
初掲載はCannaの創刊号。
草食な雑誌に岡田屋作品、なんて斬新な!とその行方を見守っていましたが、どうにも作品の経過と共に作者さんと編集の隔たりがあったようで、そのラストは線だけの完成していない原稿用紙でした。
作者さんの魂の分身ともいえる作品がこうして他社に移ったとはいえ加筆修正されて、本になる。こんな嬉しいことはありません。
そ…

6

助手席なら空いている コミック

藤本ハルキ 

ここで会ったが100年目

って別に恨みの話でないのですが、高校時代親しかった友人がホモでないかと意識した途端避け初めてそれ以来疎遠になり、偶然タクシードラバーと客として14年ぶりの再会を果たす二人のお話が表題。
過去の感情に再び火を付けて燃えちゃった二人のあれこれの変遷ストーリーは、また、やけぼっくいに火とも表現いたしましょうかwww

タクシードライバーの藤平が偶然乗せたのは高校時代の同級生・津森。
藤平は、津森…

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