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椎崎夕 穂波ゆきね
茶鬼
大洋図書での二カ月連続刊行の二冊目は何と二段組み!! 思わずビビって、中々手を出せないでいましたがこれが読んでみると案外スラスラと一気にいってしまえました。 面白く読むためにあらすじも一切見ず、チラ読みも速読も止めてじっくりいきましたが、この作戦は正解。 派手さはないけれど、丁寧に綴られているので二段組になってしまったんだな、と思いますが、 主人公と祖父の関係、 主人公と喫茶店のマスター…
水原とほる 祭河ななを
ネタバレ
祭河ななをさんの絵ははかなげな印象で描かれているけれど、この作品に登場する主人公達はとても強い人達でした。 辛い過去を持ち、それを諦めて受け入れてただ淡々と日常をすごす主人公・直海が、都会からやってきた、やはり心に傷を持つ高校教師の加納と、心を通わせ、互いを必要としていくお話でした。 しかし、決して傷の舐めあいではない。 一見、そんな傷を持ちながらも互いを誉め合って、力づけ会っているそんな関…
沙野風結子 高宮東
「天使憑き」って、天使みたいに清らかな存在ではないんですね。 ただ、天使のような羽があるというだけで、その存在はまるで妖怪!? 喰罪と称して、人間の汚れた魂を栄養分にし、した方もされた方もそれによって快感を得られると言う、何とも幻想的な黒っぽい行為がありますので。 確かそんなモチーフの小説を怪奇小説で見た気がしますが、元来が人であるのに、魂を喰らいつづけると怪物になってしまうことから、人であ…
神楽日夏 高宮東
よかった! ひょっとしてこの作家の神楽さんと自分は相性がいいのか、この作家さんの作品は何故か好きな物が多い気がします。 浮ついてなくて、派手さはないんだけど、主人公達の気持ちとその経緯がしっかりとしていて頭に入って納得させられるからかな? このお話は表題を「骨」と「唇」に分けて出会いと3年後というその姿を通して、しっかりと結末を付けているところが、骨だけだと不安がいっぱいな部分を補っていて、…
秀香穂里 小山田あみ
本編とその後の二部構成になっているのですが、それが面白い展開を見せていてグイグイ引き込まれました! ある殺人事件を巡って、記憶をなくした男とバーの経営者の出会いから、その後の方向はトラウマや心に抱える問題を解決するという流れが、主人公を追い詰めていく姿になっていくとは思いがけない設定に意外性があり、最後まで飽きさせず、ただの甘甘カップル成立でないところが読み応えあります♪ 武田は泥酔してパ…
きたざわ尋子 高宮東
主人公2人も周囲が目を見張る美系で、才能があって、多少訳アリではあるけれどそんなのは大した障害でもなく、 トラブルについてもさほど大きなものではなく 全体がとてもきれいにまとまって、ストーリーとしては物足りなさは感じるけれど、きれいなお話が好きな人には好きかな?な一作だと思いました。 狩谷は世話になった老人にゾンザイな口のきき方をしてやんちゃな面を見せますが、会社が成功しているということ…
水原とほる 新藤まゆり
この本ですが、もし、作家名を隠して読んだら水原作品だって気がつかないかもしれない! 最近ポジティブ受けが多く明るめのお話の傾向があるのですが、これは本当、皆ちょっと心に傷を抱えて、でも前向きに生きている(決して健気ではないが)出てくる周りの人々も口も悪かったりするけれどあったかい人々、そんな夜間診療所の姿が描かれていて、進藤まゆりさんのあっさり目の絵も相乗効果でさわやかな仕上がりでした。 …
本庄咲貴 國沢智
攻め様の強引で鬼畜な姿に一体どうなることやらと思いましたが、素直で真っ直ぐで一生懸命な受けちゃんが大活躍して、思わずラストは甘~く変身していましたww こう考えると、攻め様は過去があるとはいえちょっとオバカ風味? やってやってやりまくられてもメゲないお兄ちゃんに拍手!! この本はストーリーが云々と突っ込むより2人がどうなったか、どうしたか、という部分を堪能するのが楽しめる本でしょうv …
結城一美 小山田あみ
このお話のエンディングは決してハッピーエンドではなく、「あんたそれでいいんかい!」と思わず突っ込んだラストw 受けちゃんの性格の潔さ(?)に、「あんたはこれでいいのよね?」と思わざるえませんね。。。 ところで、この表紙、、、帯に隠れてますけれど、はずしてビックリ!思わずニヤリ、、、してくださいw 中学高校とずっと親友でいた志藤が殺人事件の容疑者として検事の柚木の前に現れたのが、13年ぶり…
藍生有 宮沢ゆら
中身はエロ三昧ですが、ひょっとすると3P初心者向けの安心できる内容かもしれない。 そういう意味では自分には物足りなかったか? 甘さ全面出しでしたので・・・ 叔父の後を引き継いで学園の理事長になった啓。 叔父から預かった鍵は秘密の部屋に通じており、そこで目にしたのは、生徒会による規律を乱した生徒へのおしおき。 思わずやめさせようとする啓に、副会長の暁彦と会長の征人は啓にかわりにおしおき…