茶鬼さんのレビュー一覧

黒衣の公爵 -美しき暗殺者- 小説

剛しいら  珠黎皐夕 

既読の方も未読の方もワクワクしちゃう一冊♪

丁度この「黒衣の公爵」シリーズを読もうとしていた矢先のこのスペシャル版。
本編を先に読むか、これを先に見るか、迷ったあげく、この美麗イラストマンガに惹かれて先読みです!!
大丈夫、自分は本編シリーズ未読ですがこれからを期待させてくれるようなおいしいところどりの構成。
マンガも上手い具合にはしょって、美麗なイラストに胸撃ち抜かれます!
登場人物の紹介や、各シリーズのあらすじが珠黎さんのイラス…

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白の輪舞曲 下巻 小説

音羽井廉  ぷりん&海こんぶ 

ヘタレ天使と健気ツンデレ男子の物語なのでした。

上巻からの続きです。
娼館からさる貴族に身受けされ、キースがヘタレている隙に買われていったレイテナ。
キースとイリヤが追っていたカルト集団のミサを追及する先でレイテナに再会。
レイテナな自分を卑下するあまり連れないそぶりをしてしまい、キースはレイテナに辛い仕打ちをしてしまい、と、二人はことごとく食い違ってしまう。
そして潜入したミサの教会で見た真実とは・・・

キースは輝神、いわゆる天…

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白の輪舞曲 上巻 小説

音羽井廉  ぷりん&海こんぶ 

ゴスエロのエロエロです♪

昨年発刊になった新レーベル・タナトス文庫の第一弾小説『闇に小夜曲』のスピンオフ。
『闇~』で主人公だったイリヤと対で地上の活動をしている輝神のキースと、その話の中では悪神に殺されてしまったレイテナのその運命を綴るお話になっております。
ゴスエロがテーマだけに、再びエロエロに、喘ぎがものすごい登場しております!
ってか、喘ぎはイリヤの恋人アーシェが頑張っている気も・・・(汗、)

19世紀…

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椿の下で 小説

火崎勇  佐々木久美子 

思わせぶりが沢山で苦労しますわな

最初にこの本をパラパラっとしてすぐに気が付いたこと。
イラストが少なっ!冒頭2ページと最後1ページのみ。
ページ都合だったんでしょうか?
今回も火崎さん特有の謎解きな展開を含ませて、俺様でヘタレな攻めさまが受けちゃんを翻弄いたしました。

光美は年上で幼馴染の克己がオーナーである、今はラブホになっている「宵月」というホテルで、同じく年上で幼馴染の勝男と働いています。
克己の祖母が切り盛…

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酔っぱらったらものにしろ 小説

樹生かなめ  ジキル 

BL史上最強の酒乱!

続編が最近出たので、本編をば。
最初このジキルさんのイラストを見て、??と思ったのですが、野々村の色っぽい顔がそれにぴったりで納得いたしました。

野々村は全くアルコールに免疫のないゆえ、たった少量で意識がなくなり数々の奇行をしでかすのです。
同期で入社した色男の伍代が気に入らなくて歓迎会の席で絡むんですが、酔っぱらった野々村を嫌がりもせず家に連れ帰ってくれたことから見る目が代わり、どんど…

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幾千もの夜の秘めごと 小説

華藤えれな  梨とりこ 

アラブだけどやっぱり華藤えれな

華藤さん、初めてのアラブものだそうです。
傲慢、俺様、金持ち、媚薬、陰謀、砂漠。
アラブものの条件は揃えていますが、やっぱり華藤流になっていて、それはいい意味での裏切りでした。
ただ、読んでいてこれは時代は一昔前、現代じゃないじゃないか?って思えるような設定に、ムムムム、、、
国家を賭けた武装勢力争いに、簡単に切り抜けて平定するラストにムムムム、、、
そんな甘さはありますが、初ということ…

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利息は甘いくちづけで 小説

いおかいつき  國沢智 

やくざ骨抜きになる

04年プラチナ文庫で発行されていたものに、同人作品を一本入れた新装版での登場です。
ちょっと「リロード」のシリーズが続いて飽きてきていたので、少し古い作品でしたが却ってこれが新鮮で、とても楽しく読めました。
舞台が大阪で、二人とも関西人なので大阪弁の会話がポンポンと軽妙にやり取りされておりますが、自分が関西人でないのでこれが正しいのかどうかは不明。

個人で事務所を構えない流し(?)の闇金…

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酔っぱらってもお前だけ 小説

樹生かなめ  ジキル 

洗濯機を抱く男

『酔っぱらったらものにしろ』の続編。
これもまさか続編が出るとはと思いながらも、発売が延期になっており待ちに待ったのものなのでした。
しかし、あれ以上何を進展させるのかな?と思っておりましたら、”そこかよ!!”な部分に行きました。
本当に樹生氏の作品はどこに飛んでいくかわからない、暴れ馬というか鳥居●ゆきな部分があって(笑)ハラハラさせられます。

すったもんだを経て晴れて恋人になった国…

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発情 小説

岩本薫  如月弘鷹 

本当に発情してるよ!

先日この続編で兄編を読んで、中々に面白かったので早速弟編を読んでみました。
次の『欲情』も発情しまくってましたが、これも攻め様の事情で発情しまくっていて、帯の「岩本香最高のエロスラヴ!」っていうのも嘘じゃないなと納得いたしましたよ。

高校の数学教師の立花は存在感が薄くちょっと野暮ったくて、気が弱いことから生徒にもちょっと軽んじられ、他の教師からも嫌な役目をおしつけられたりの、冴えない教師。…

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二人暮らしのユウウツ 不浄の回廊 2 小説

夜光花  小山田あみ 

ヤンチャツンデレが冴えわたってました♪

まさか”2”が出るとは思っていなかったこの「不浄の回廊」
帯には「俺が好きなんて言葉言うのはおまえ限定なんだよ」というのを見て、そういえば前作”好き”とか”愛してる”って言葉が一切西条の口からは出てこなかったな~と!
そっか、ラブラブであろうけど、そこまで言わせる何かがあるのだな、と期待しました。

同居後、相変わらず歩はコンビニのバイトでおバカで天然なまま、西条も不遜で口は悪いけど、エチ…

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