茶鬼さんのレビュー一覧

なにがあっても君が好き 小説

樹生かなめ  雪舟薫 

究極の愛、再び!

この「萌」評価ですが、
BLには超絶ありえないだろう、多分史上初主人公の顔が登場しないお話の続編が出た!という驚きと(笑)
しばらくお休みしていた雪舟薫さんのイラストが復活した喜びと
そんなもので上乗せされた評価かもしれません。

ひょっとしてね、
ブタゴリラの寿杏ちゃんが超ダイエットに成功して100㎏を下回る体重になったとか、整形してぱっちり二重のかわいいお顔になったとか
・・・多…

7

龍の苦杯、Dr.の無頼 小説

樹生かなめ  奈良千春 

想定外てんこ盛り

作中で「想定外の出来事が起きるのは人の世の常なのか、、、」という文が何度も登場するように
今回はその「想定外」に巻き込まれた姐さんの奮戦記がメインになっておりました!
そもそもどうしてそんな事になってしまったのか?

始まりはね、いい雰囲気だったんですよ。
シリーズももう26冊ですし、何年にも渡って続いているけど作中の時間はそんなに経ってない(驚)
ついついサザエさんのような永遠に歳と…

7

新宿退屈男 秘匿の恋情 小説

愁堂れな  奈良千春 

男の友情とツンデレさん

もうこのシリーズ、スピンも入れて9冊目になるんですね!
友紀のお兄さんの件が落着して、早乙女の家の問題が発生して、一応メインの人物のあらましなんかは明らかになったんですが、シリーズとしての終着点は一体どこにあるのかな?と常々思っていたわけで。
仲間がいっぱいいるわけだから、その分だけストーリーはできるわけで
その仲間が織りなすという部分で他社の「スナイパーシリーズ」とたまに混同したりしちゃう…

6

忍姦~蜜戯の策~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

そそるエロス

冒頭から始まる、草(忍)が露見したことで捕えられた恋した人に、領主がこらえきれなくなった感情を爆発させて行われる、凌辱でありながら少し色合いが違う交わりに一気に引き込まれる物語。

時は戦国。
読んで行けばその設定は皆様ご存じの魔王が天下布武を行ったあれやこれやが重なるそれらをパラレル風にしたものと思われます。
全部で3部からなっているのですが、そうした史実に近い流れを取っているために、こ…

11

賭けはロシアで 龍の宿敵、華の嵐 小説

樹生かなめ  奈良千春 

藤堂のベールがはがれる巻

『龍の求愛~』で眞鍋との抗争に姐さんの核弾頭爆発で行方をくらました藤堂、、、
の辺りから藤堂がロシアンマフィアの愛人(?)として現れた『龍の憂事』辺りまでの藤堂の動向が、そして彼の抱える色々なモノが見える巻となりました。

藤堂の姿も、彼に執着するウラジーミルにしても、まさに樹生作品に欠かせない
「ろくでなし」男かもしれません。
のらりくらりと流されているようで、その実は流されてはいない…

5

龍の愛妻、Dr.の悪運 小説

樹生かなめ  奈良千春 

姐さんの嫁指南

前作『龍の愛人、Dr.の仲人』で、姐さんの活躍によりロシアンマフィアのウラジーミルから桐島の元へ無事戻った藤堂
という所のその後の平定話というのでありましょうか?
きな臭さはあれど、姐さんが主人公の本作ですからそこはかなり、ホームコメディ的な展開になっていたような気がします。

何せ藤堂がのらりくらりとボンクラなのか腹にいちもつあるのか本当なのか嘘なのか、とてもわかりにくい人でありますので…

4

天狗の恋初め 小説

高尾理一  南月ゆう 

またもや今回もごちそうさまさまんさ

もうね、ネタばれでも何でもないですよね♪
そう、ややこ!ややこですよ、ややこ(←くどい?)
とうとう産まれましたでぇー♪
2巻でもこれでもかっていうくらい甘くてごちそうさまなのに、3巻目もまだまだ継続中。
いや、さらにその糖度は上がって糖尿にな、、、らないですよ。これが。
もう、いくらでもおかわりできます。
剛籟坊と雪宥とそして新たに生まれた2人の子供の六花と。
かわいーのなんのって…

11

いつかじゃない明日のために 小説

高岡ミズミ  円陣闇丸 

根なし草、根が生える

04年のラキア新書版の新装文庫化。
同人収録の『手を繋いでともに歩こう』と書き下ろし『恋の痛手』が新収録のようです。
歳の差、再会モノですね。


母親を亡くし、遺された家に一人で住むフリーターの直哉には、子供の頃2年間だけ一緒に暮らした基継との別れのシーンを夢に見るほど忘れられない人。
そんな彼と10年ぶりの再会をして、強引に一緒に暮らし始めるのですがといった始まりです。


3

ロクデナシには惚れません 小説

李丘那岐  ヤマダサクラコ 

オヤジと呼ぶにはまだ若く、しかしオヤジな30歳

李丘さんの刑事モノ。
そしてイラストは久々のサクラコさんで登場人物の雰囲気がとってもよく出ていました。
読み終えて、刑事モノだけに情もありながら、題名がロクデナシだけに軽妙な軽さも備え持ちなかなかにバランスのよい作品という印象を持ちました。
最近の作風から比較してもその軽さにアレ?これって”喰らえシリーズ”っぽい雰囲気を持っているのかな?なんてうっすら感じながら古い作品?なんて思ったほどに、…

10

制服と王子 小説

杉原理生  井上ナヲ 

高校生と寮モノは苦手だけど。。。

正直申して、高校生モノの小説は苦手の傾向があります。
高校生のかわいい系のコミックは耐性がついて萌えを感じるようになったものの、まだまだ小説は苦手。しかも寮モノも若干苦手。
なので好き作家さんかよほど興味を惹かれなければ読まないのですが、
今回も迷いました。
題名がベタだったし、でも刹那系雰囲気系で割と好きな作家さんであったので清水の舞台から飛び降りてみました。(怖くても肝試しはしたい、ホ…

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