茶鬼さんのレビュー一覧

鬼哭繚乱 小説

宮緒葵  嵩梨ナオト 

怖すぎるほどの愛

執着愛を描かせたらすごい!という評価が定着しつつある作者さんの新刊は・・・
「鬼!?」
犬→蛇→犬ときて今度は鬼ですよ!
パラレル戦国時代を舞台にした今回のお話は、その戦国設定が鬼になりうるにJUSTなシチュエーション。
対するお相手は愛から生まれた桜の精霊。
そんなファンタジーな設定は、その鬼(と言っても人間だが)の持つ人間臭さとの対比が見事にされていたと思われます。
そして、結末は…

7

キスの誘惑 蕩ける身体 小説

水杜サトル  御景椿 

双子攻めのシンデレラストーリー。あんり様様

最近、面白みのないタイトルしか付けられなくてごめんなさい。
脳内、アイデアが枯渇してます(w)
さて”どちらにも決められない”がお約束の(?)双子モノ、主人公を次々を襲う不幸から守る王子様な攻め様たち、というシンデレラストーリー。
受け子ちゃんが、自らの運命を開拓するのではなくて、与えられた境遇を甘んじて受け、それを見かねた王子様たちが道を切り開いてやり、それに順じて選択するという、受身型の…

0

恋する箱庭 小説

松幸かほ  せら 

しまった!

前作が面白くて結構よかったので、次もとチャレンジしてみました。
・・・ごめんなさい、撃沈しました・・・
ちょっと不幸があっても、健気な主人公。
不幸といってもさほどのものではなくて、それは過去から現在につながる布石であり、
読み終えてみれば、いわゆる”運命の出会い”があって、再会があって、最後はすべて幸せに終わるという、全てがあま~い(内容も展開も)つくりは、自分的苦手作品の何者でもなかっ…

2

緑水館であいましょう 小説

谷崎泉  楢崎ねねこ 

カメレオン受け!?

GUSHの谷崎作品は、可愛かったり楽しかったり、他のレーベルの作品にくらべて非常にとっつきやすいですよね♪
今回はペット絡みの恋の始まりなんですが、なんと!爬虫類♪
普通犬とか猫なんで、こんな視点がとても新鮮です。
爬虫類好きの人は結構マニアの人が現実にも多かったりするのですが、ここに出てくる受けの会社員も爬虫類が大好きでカメレオンを6頭も飼ってます。
爬虫類好きが爬虫類顔してるとは限らな…

3

諸行無常というけれど 小説

谷崎泉  金ひかる 

キス魔から始まるストックホルム♪

最初読み始めたときに、この作品は「夜明けはまだか」みたいな感じのちょっと遅々とした展開の作品になるのかな?という予感がしました。
しかし、
こちらは1冊でまとまっております。
主人公達に隠された謎と、巻き込まれた出来事によりどんどんと面白くなっていく♪
最初、コメディなのかな?と思ったらそんな雰囲気も含めつつそうでもない。
かといってシリアス一辺倒でもない。
単に主人公のちょっとやる気…

2

恋愛独占法 小説

桐嶋リッカ  元ハルヒラ 

天然アホの子の魅力とは?

学校の友人二人に同時に告白されて、どちらにも決めきれない!
なら3人でいいじゃないか。
若気のいたりと言いますか、”性少年”な3Pモノでありました。
この話の場合、こういう受けの子に非常にドS心を掻き立てられます♪
頭は作品のストーリーから逸脱して、主人公受け子がもっと悲惨な目にあって死ぬまでボロボロになる場面を妄想しますw
それが彼のキャラの魅力というのでしょうか?
もしくは、彼が下…

2

ステップブラザー 小説

大鳥香弥  小椋ムク 

最高のパートナー☆

この作家さんは「幻の恋人」以来読むのが2冊目ですが、多分ムクさんイラストだったら手にとらなかったのでは?というくらい表紙イラストに惹かれました。
文章や展開はまっすぐで濁りがなく、とても素直な、という印象です。
題名がズバリ!まんま義兄弟というのはダイレクトすぎるのですが、お話を読むと、
「兄弟で、最高の恋人で、ずっと人生を一緒に歩むパートナー」
が結末だけに、意外にもこれはいい題名選択だ…

1

二次元恋愛の実践法 小説

犬飼のの  香林セージ 

一筋縄でいかない主人公たち、な、?

ゲイでオタクの腐男子と、イケメンゲーム会社社長の組み合わせ。
『三次元恋愛の攻略法』で主人公の桃木が好きだったのに振られてしまった社長の柿本が主人公になったお話で、振られた夜の話から入ります。
このお話、つらつらと読んでいくと、攻めと受けの間に価値観や生き方の違いがあるものの、攻めにぐいぐいと引っ張られて、中盤までの展開ではこのままうまくいくのか?
受けの成長物語で終わるのか?と思ったりもす…

4

伯爵と俺様 小説

水月真兎  小路龍流 

ヴァンパイヤと言う名の個人限定ヒーロー

水月さんの手にかかるとヴァンパイヤもこうなるのか!
とても500年以上も生きていたヴァンパイヤと思えない現代への順応力と、何故かヴァンパイヤという名前のヒーローのような(笑)新手のヴァンパイヤが表現されていて、
そして水月さんらしい、勢いでドドドドーと攻めていく展開で、独特の世界がジェットコースターのように繰り広げられていましたw
そういう点で、情緒にはちょっと欠けるか?ロマンティックなヴァ…

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甘い指、熱い唇 小説

神楽日夏  みなみ遥 

ティーンズ向け?

イラストがみなみ遥さんのショタっぽい絵と、ピンクのカラーからも甘いお話だな、というのは一目瞭然だったのですが、作家さんが好きなので読んでみました。
して、その結果・・・
うう~ん、、、ティーンズというかお子様向きの少年少女小説を読んでいる気分になりましたorz。。。
悪くはないんですよ。
すごくまっとうで、真っ直ぐで、嫌な人は一人も登場しなくて、かわいらしくて、甘くて、正統派なんではありま…

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