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10/138(合計:1371件)
井戸ぎほう
葡萄瓜
理の道筋より感覚で色々切り拓いている 作品です。 だから賛否が割れるのも当然でしょう。 かと言ってこの作品について行ける事が 是とは評者は思っていません。 若さの暴走と言うのは瞬間の出来事だからこそ 懐かしんだりも出来るものですから。 完全な虚構として捉えるなら闇もぶっ飛びも 大歓迎です。この作品には説教臭さが 混じっていないのでそういう意味では 愉しめるでしょう。 良い…
三島一彦
この方がこの作中要素をパーツとして 活用する事は過去に結構ありました。 しかし、この作中要素を軸に据え、 ある意味で落とし所のない話を押し出して きたのは、既に10年を超えた商業活動歴の 中では初めてでしょうね。 おそらくタッチも意図的にある程度変えて いるのだろうと思われます。 ただ、評価に迷いますね。 確かに新境地です。ですからそこも加味した上で 考えるべきだとは承知し…
淡路水 逆月酒乱
BL作品に他のジャンルの要素を取り込むと 言うのは容易い様でいて実は難易度が 高かったりします。 ですので忌憚なく言ってしまえば…破綻無く 途中でツッコミを入れる事無く読み通せるだけでも かなりの儲けものだろうな、と。 この一冊はそう言う意味では端正なのだろうと 評者は受け止めています。 その中でロマンスを変な方向にぶれる事無く 展開した筆の力を愛でたいですね。 視点を転じ…
鈴木ツタ
評者には珍しくネタバレ的な文言を今から口走ります。 一巻とか三巻とか言わずとりあえず五巻計画で 参りましょう。 なんでしたら十年計画でもよろしゅうございますが? (あとがき参照) 一番素直そうに見える人物でさえ何処ぞに 胡散臭いというか浮世を取り込み損ねた感が あると言う。 傍観するにはとても美味しい相関図でございますね。 進んで巻き込まれたくはありませんが。…
新條まゆ
前巻をレビューした責任から筆を執りますが…。 何処まで掘り下げて何処へ向かいたいのかが 見えない迷走振りに、正直瞑想しそうになりました。 前巻は辛うじてBLである必然性が見えていたので 先行き次第と期待したのです。 ですが、いくら少女漫画媒体掲載と言う建前が あるにしても、少女漫画文法の裏返しを そのままBLでございと持ってこられては…。 BLを香り付け程度に用いるという方…
黒岩チハヤ
よくある腐男子本に落ちかける…と見せかけて 見事に一本背負いを決めて来る手腕に舌を巻いて おります。 ネタ本にしてしまうなら必要以上の疾走感も 必要なのでしょうが、腐男子と言う属性を 素材として活かすのなら時折もどかしくなる程に 緩やかなのが丁度良いかなと。 必要以上に美化せずかと言って極端に走らずと 言う筆の運び方には好感が持てますね。 一点気になる所を。 作中のあの固有…
小松
描線と内容のバランスから考えると 評価はかなり割れてしまうだろうと 拝察します。 こう言っては何ですが単発1時間ドラマの 詰め合わせみたいな作品集ですので あまり構えて読まない方が良いのかも 知れません。 何しろ作品以外の所では恐ろしく寡黙な 作者さんの様ですので、その分作品に 色々注ぎ込んでおられる筈。 と、言う事は、隠れ伏線がある可能性も ある訳です。そう言うものは血眼に…
平眞ミツナガ
描き下ろし作品が表題作と言うのは、 正直判断に困ります。 ある意味ネタのお蔵出しで、そして ネタバレ要素満載だからです。 だからそこを避けて評者の信条通りに どうレビューしようか大変迷います。 この一冊は、この作者さんにしては 結構踏み込んでいる作品ではないかと 感じています。 だから余計に判断が難しい部分が あるのですね。 ある意味ファンアイテムに近い位置の 一冊です…
真東砂波
作中の空気は相変わらず疾走感にあふれております。 それに伴い色々変化がみられる箇所がございます。 …とは言え、その変化を是とするか非とするかは 読み手次第でしょうけどね。 評者は「まあ程好くてよろしいんじゃないですか」と とりあえず濃いめのブラックコーヒーを飲んでおります。 ほぼ1年1冊のペースでこれから展開にお付き合い するとして、じゃあ後何年かかるのか。 色々端折るのも有り…
たなと
正直、面喰っております。 この作者さん、こんなに饒舌で恥ずかしい程 直球な作風だったっけ?と。 で、そう言うとっ散らかってる状況下に 昨今流行りの題材など混ぜ込まれますと、 常の評者なら残りをパラパラ漫画程度に 確認してページを閉じてそれっきり…と 言う感じになるのです。 ところがこの作者さんはそこが素直じゃない。 そう来たらこう言う所ではまず落とさないだろうと 言う所で落とす…