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三好ひろみ
葡萄瓜
読者としてあえて苦言を呈するならば、 カラーページに描かれた部分に該当する 物語が収録されていない事。 折角のオヤジ受け単行本なのですから そこまで徹底して欲しかった、と今更 我儘を言ってみます。 全編構成のバランスがとても良いですね。 理不尽なエロが一切無い訳ですが、 その理由の開陳に対しても一切無駄と無理が ない。そして説明臭くない。 だからすんなり入りこめた上での爽快…
Guilt|Pleasure
第一巻で読み手毎に評価が分かれた理由を、 第二巻を読み終えた今評者は自分なりに 噛み締めております。 起承転結構成で物語の大筋を分類するならば 第一巻はまさしく起の部分であり、この第二巻は 承の部分に当たるのでしょう。 転では無く?そう、転では無く。 ここまで引っ張ってきた紡ぎ手です。 そう易々と手の内を開陳するとは思えない。 限りなく転に近い手応えですが、あえて承と 受け止め…
SHOOWA
通読して心に遺るものがある作品ではあるものの、 さてそれを言語化しようとするとかなり悩んでしまう 一冊です。 乱暴に一括りで感想を言うならば、各話の主人公が 同時に狂言回しでもある訳なんですよね。 いっそ会話が無い展開だったら恋模様がより一層 くっきり浮かび上がったかも知れない。 言葉が介在する事によって何かを隠そうとする様な 作用が働いているのでは、と思えます。 森へとつながる…
宝井理人
空気を読む、と言う物言いが世間の流行から 暗黙の義務に転じて久しくなりますが、 人間そう簡単に杓子定規に対応できる様には 出来ておりません。 本来のこのお二方はとても熱い方々なのでしょう。 それを押し留めているのが何かというのは次巻で 明らかになる予定なのでしょうが、もしかすると 秘密のままの方が物語を深める為には良いのかも 知れません。 その際テンカウントは繰り返されるのでしょ…
実らない事を前提にロマンスを描くのは かなり難しいのだろうな、と読み解きつつ 思っておりました。 その上で各話を成立させた作者様方の力量に 舌を巻きつつも、読者としてはどうしても 物足りなさを感じてしまう。 全体的に無難に収まってしまってる感じ。 メリーバッドまでは行かないもう一つの王道と 言う感じに留められて、そこから先を考えるのが むしろ難しかったりする。 単発短編集となら…
ヨネダコウ
確かにメロドラマの様な大仰な嵐は見受けられません。 だからと言って安心して読み進めると読者は多分 突き落とされるでしょう。気恥ずかしさの大嵐に。 当世の言葉を借りれば正に「爆発してなさい」としか 言い様のない遣り取りが山も谷も無い状態で展開されて いる訳です。いっそ水引を直径10メートルの玉状に 巻き取ってぶつけて祝福したくなる様な、そんな恋模様。 BLと銘打ちながらここまである意味…
麻生ミツ晃
通奏低音としてあるのは典型的な「普通の人」の悪意。 それを一切ひよらず研ぎ澄ませた上で、悪意の中に 潜んだ弱さを表に引きずり出して逆転劇を構成する。 その合間を縫ってきちんと向かうべき所に向かったから こそ実った想い。 フィクションとして読める様に演出された要素は、 実はさり気なく日常に転がっているものかも知れない。 劇的ではないけれど、相応な悪意をはらませながら。 そしてそれ…
三島一彦
余裕こいてガンガン攻めてゆく姿勢…と 思いきやケモノかつ健気と言う攻め。 受けに対しての姿勢は強引な一面もあるの ですが、それは一途の裏返しであり まどろっこしい手段を効率的に省いている だけにも見えます。 貪欲にネット含む今の御時勢を取り込みつつ 今に流されず、三島流にきちんと落とし込んで 展開を破綻させていないのは流石かと。 リア充って何なんでしょうね。 諸々に必死じゃ…
よねやませつこ
まず、この作品をきっちり成立させた作者さんと 編集さんに拍手を贈りたく思います。 え?そう言う風に褒めといて何故☆2つなのか? それは簡単です。 この作品が読む人によっては評価が確実に分かれる 作品だろうからです。ですので敢えて☆2つ。 BLでないと物語が成立しない部分はあるのです。 しかし語られるものは実は少し前の少年漫画に 流れていたものに限りなく近かったりします。 そう…
率直に言えばどのケースも一途なだけで 驚く程の病みではないかな、と言う印象です。 一途が過ぎて突き抜けたという場合も見受けられますが、 それをもって病みと言うならば納得かなと。 究極の寸前と言う感じでしょうか。 どのケースにしても好きな気持ちを標榜する側には それなりの理が通っていて、そこに一切のブレは 感じられません。 それを受け止める側がどう解するかによって ラストシーン…