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トウテムポール
葡萄瓜
まず、未読の方の為に一言。 「帯と表紙はネタバレの超訳ですので とりあえず安心して本編にどうぞ」 ある意味正解ではあるんですが ネタバレとしては両者ともに 正確ではないのですよ。 今回も相当うねうねとした進行に なっております。 合わない方には徹底的に合わないでしょうが 運悪く相性が合ってしまった方には 途中で止めたくともとりあえず区切りを つけないと終われないという…
一穂ミチ 藤たまき
読み重ねてみると思うのですが、 この方の作風は基本的にBLの軸から 意識的に半歩ずらした所に軸がある様な 手応えです。 ヤングアダルト小説の一つの流れと思って 対峙すると案外響き易いのかも知れません。 登場人物達の在り様もそう言う視点で見ると 腑に落ちやすい様な気がします。 率直に言えば辛口のジンジャーエールの 様な味わいです。 それなりの甘味もあるけど刺激も辛味もある。 …
一穂ミチ 竹美家らら
一人称小説に慣れている方ならおそらく この話のノリは楽について行ける方では ないかと思われます。 ただし登場人物との相性が悪ければ かなり難航するでしょう。 その点に関しては運と縁ですねと言って 片付けるしか評者にはできません。 合わない所にわざわざ固執しなくても よろしいでしょうし。 前作よりは心持ち甘みが増した感じは 致しますね。 ただまあ、甘味料の甘味ではなく 素…
多分、この一冊に期待すべきは 蜂蜜の様な甘さでもシフォンケーキの様な 柔らかさでも綿飴の様な口どけでも ない様な気がします。 甘さは確かにある訳ですがそれはどちらかと言えば チーズケーキの甘さと言うべきであり、 しかも使われているチーズは一寸捻って ゴルゴンゾーラチーズだったりします。 と、承知して読んでみると美味しい一冊です。 さりげない癖が思わぬ所で引っかかるので 万人向け…
黒岩チハヤ
あの作品でこの方を知っている身ですので、 色眼鏡が外せなくなるんじゃないかと言う 懸念が実はありました。 読み進めたらそういう懸念は何処かの彼方に 吹っ飛んで行きましたけどね。 ある意味きちんとした王道ものですので、 馴染める方には胃にもたれない程度の 美味しい一皿になる事でしょう。 あえて軽みを持たせた様な感じの箇所もあるので、 そこが一寸癇に障る方もいるかもですね。 続…
塔栄のりこ 三貝みさき
心象を求めずに欲の展開と割り切って 読み進めた方が良いのかも知れない一冊です。 肉弾戦をそのまま文字に落とし込んだら こう言う感じになるのでしょうね。 そもそもこの一冊、ハーレクインラブッシックの 一冊であると言うには装丁からして異質なのです。 第一の帯を外しても第二の帯を外しても 結局本体の装丁で逃げ道が塞がれて いるのですから。 観念してそう言う風に読まざるを得ないのです…
motteke
この作品を完全にフィクションとして読める方は 良い意味で浮世離れされているかと拝します。 カバーをどう読み取るかで視点はかなり変わるで しょうね。 当世の環境・感情を取り込んで成立している故の 迫力はおそらく否めないでしょう。 そう言う意味合いでは下手な創作より嫌悪感の方が 先に立つだろう諸刃の剣でもあります。 正直評者も黙殺しかけました。 それでもなお最後が気になったと言う…
甲羅まる
カバー下はネタバレ要素を濃厚に含みます。 是非本編を読んだ上でご確認を。 正直、ここまでやるかと言うぶっ飛んだ 展開ですので下手な理屈で読み解くのは やめて疾走感だけ味わっておくが吉かと 思われます。 電子書籍だからと言う加減のぶっ飛びでは ございません。 次元を超えていると確信しているからこその ぶっ飛び加減と評者は受け止めました。 実はこのシリーズ、派生した部分も …
佐久本あゆ
こう言うお題発展作品はどうしてそうなったと言う 過程がしっかり判らないと萎えるものです。 かと言って説明口調に詳しく描かれてもそれはそれで 萎えてしまうと言う実に厄介な宿業を背負っています。 その点では本作はかなり健闘し、良い形に導いて いると評者は感じます。 さりげない様ですが無駄な伏線がないんですね。 良い意味でシンプル。 多分これ以上足しても引いても破綻する絶妙な調和。 レ…
矢成ぱと
色々奇想天外な切り口をさりげなく展開しようと 言う気配が行間から漂う…読者としては少し萎え かもですね。 だからラブコメとして美味しい要素が揃っているのに 何となく居心地が悪くてため息も出る訳で。 ある意味このレーベルの特色を前に出した代表作と 言えなくはないのですが、消化不良の感は否めません。 さりげないけど即物的なんですね。 BLじゃないけどそれっぽいんだよと言われて 差し出…