葡萄瓜さんのレビュー一覧

聖誕祭 東京心中(5) コミック

トウテムポール 

今回もまた素直じゃない

まず、未読の方の為に一言。

「帯と表紙はネタバレの超訳ですので
とりあえず安心して本編にどうぞ」
ある意味正解ではあるんですが
ネタバレとしては両者ともに
正確ではないのですよ。

今回も相当うねうねとした進行に
なっております。
合わない方には徹底的に合わないでしょうが
運悪く相性が合ってしまった方には
途中で止めたくともとりあえず区切りを
つけないと終われないという…

6

青を抱く 小説

一穂ミチ  藤たまき 

甘くて辛口

読み重ねてみると思うのですが、
この方の作風は基本的にBLの軸から
意識的に半歩ずらした所に軸がある様な
手応えです。
ヤングアダルト小説の一つの流れと思って
対峙すると案外響き易いのかも知れません。
登場人物達の在り様もそう言う視点で見ると
腑に落ちやすい様な気がします。

率直に言えば辛口のジンジャーエールの
様な味わいです。
それなりの甘味もあるけど刺激も辛味もある。

4

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

ひとひねり

一人称小説に慣れている方ならおそらく
この話のノリは楽について行ける方では
ないかと思われます。
ただし登場人物との相性が悪ければ
かなり難航するでしょう。
その点に関しては運と縁ですねと言って
片付けるしか評者にはできません。
合わない所にわざわざ固執しなくても
よろしいでしょうし。

前作よりは心持ち甘みが増した感じは
致しますね。
ただまあ、甘味料の甘味ではなく
素…

2

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

最後のひとさじ

多分、この一冊に期待すべきは
蜂蜜の様な甘さでもシフォンケーキの様な
柔らかさでも綿飴の様な口どけでも
ない様な気がします。
甘さは確かにある訳ですがそれはどちらかと言えば
チーズケーキの甘さと言うべきであり、
しかも使われているチーズは一寸捻って
ゴルゴンゾーラチーズだったりします。
と、承知して読んでみると美味しい一冊です。
さりげない癖が思わぬ所で引っかかるので
万人向け…

3

孤独な鷹は人恋しくて コミック

黒岩チハヤ 

言っちゃあなんですが

あの作品でこの方を知っている身ですので、
色眼鏡が外せなくなるんじゃないかと言う
懸念が実はありました。
読み進めたらそういう懸念は何処かの彼方に
吹っ飛んで行きましたけどね。
ある意味きちんとした王道ものですので、
馴染める方には胃にもたれない程度の
美味しい一皿になる事でしょう。
あえて軽みを持たせた様な感じの箇所もあるので、
そこが一寸癇に障る方もいるかもですね。

続…

2

ライド・ガイ・ライド 小説

塔栄のりこ  三貝みさき 

視点を変えて

心象を求めずに欲の展開と割り切って
読み進めた方が良いのかも知れない一冊です。
肉弾戦をそのまま文字に落とし込んだら
こう言う感じになるのでしょうね。

そもそもこの一冊、ハーレクインラブッシックの
一冊であると言うには装丁からして異質なのです。
第一の帯を外しても第二の帯を外しても
結局本体の装丁で逃げ道が塞がれて
いるのですから。
観念してそう言う風に読まざるを得ないのです…

4

Dear,クレイジーモンスター コミック

motteke 

いかにも当世流

この作品を完全にフィクションとして読める方は
良い意味で浮世離れされているかと拝します。
カバーをどう読み取るかで視点はかなり変わるで
しょうね。

当世の環境・感情を取り込んで成立している故の
迫力はおそらく否めないでしょう。
そう言う意味合いでは下手な創作より嫌悪感の方が
先に立つだろう諸刃の剣でもあります。
正直評者も黙殺しかけました。
それでもなお最後が気になったと言う…

3

王子のかわいい獣 コミック

甲羅まる 

カバー下は是非に後から

カバー下はネタバレ要素を濃厚に含みます。
是非本編を読んだ上でご確認を。

正直、ここまでやるかと言うぶっ飛んだ
展開ですので下手な理屈で読み解くのは
やめて疾走感だけ味わっておくが吉かと
思われます。
電子書籍だからと言う加減のぶっ飛びでは
ございません。
次元を超えていると確信しているからこその
ぶっ飛び加減と評者は受け止めました。

実はこのシリーズ、派生した部分も

4

お手を拝借 コミック

佐久本あゆ 

結構しっかり

こう言うお題発展作品はどうしてそうなったと言う
過程がしっかり判らないと萎えるものです。
かと言って説明口調に詳しく描かれてもそれはそれで
萎えてしまうと言う実に厄介な宿業を背負っています。
その点では本作はかなり健闘し、良い形に導いて
いると評者は感じます。
さりげない様ですが無駄な伏線がないんですね。
良い意味でシンプル。
多分これ以上足しても引いても破綻する絶妙な調和。
レ…

3

先輩は僕の顔がお好みではないようです。 コミック

矢成ぱと 

予定調和

色々奇想天外な切り口をさりげなく展開しようと
言う気配が行間から漂う…読者としては少し萎え
かもですね。
だからラブコメとして美味しい要素が揃っているのに
何となく居心地が悪くてため息も出る訳で。
ある意味このレーベルの特色を前に出した代表作と
言えなくはないのですが、消化不良の感は否めません。
さりげないけど即物的なんですね。
BLじゃないけどそれっぽいんだよと言われて
差し出…

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