あさだ2枚さんのレビュー一覧

えんどうくんの実験ノート 上 コミック

ハヤカワノジコ 

飢えたケモノ

津田の飢えたケモノっぷりが読めるかと思いきや、案外そうでもない実験ノート。むしろ津田のまーくんが見られる。そしてグズグズっぷりを千葉ちゃんに突っ込まれる始末。まぁ外野がどうこう言う話でもなくない?って気はしますけどね。この年頃、自分が主役で当たり前なんで可愛くもある。この年頃、もっとケモノでも良いんじゃないかとも思う。
観察日記は繰り返し読んだ記憶があるのに、こちらは意外と忘れていた実験ノート。…

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えんどうくんの観察日記 コミック

ハヤカワノジコ 

八の字

長らく単行本が出ていないハヤカワノジコ先生。Twitterはたまにですが更新されていて、イラストも見られるので安心させてもらってます。
ハヤカワノジコ作品は高校生ぐらいに読むのが一番刺さる気がする。何者かになりたがってる多感なお年頃に。「くらやみにストロボ」のレビューでも書きましたが、この青春の煌めきにのけぞるようになってくる前に。
今そんなことを言ってますが、発売当時はそれこそ擦り切れるほど…

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ロスタイムに餞を コミック

ココミ 

4年

絶賛が多かったので、かつ別れた人たちの話が大好きなので、珍しくかなり前のめりに読んだ作品でした。いや〜よかった。

まず、商業BLに"別れた人たちの話""倦怠期の話"が少ないので、まだまだブルーオーシャン。恋愛漫画全体で見てもそうかな。作品の冒頭でBLに、男と男に限らない話だと牽制されてるように、こんな経験したことある人はままいるだろうという恋愛の話でし…

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夏の子供 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

子供のうちに

夏の終わりにふさわしい読書です。
10年ぶりぐらいに読んだかと。あの頃はこの登場人物に目線が近かったはずが、もはやあの人物の年齢を……うん、時が経つのは早い。

久留米みたいなタイプの攻めに弱い。「夏の塩」ではまだまだ大人しかった彼が、ひとたびそうなるともうずっぶずぶで。塩で久留米の「高校生ン時に好きだった女の子にねだられたんだよっ。」ていうセリフがあるんですけど、「好きだった」って言うとこ…

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夏の塩 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

夏の終わりに

「夏の塩」「夏の子供」セットで読みましょう。何故だかもっとBL未満な作品だと記憶違いをしていました。塩は確かにまだまだ序章ですが、子供ではしっかり甘いBLになります。塩の前半は話の雰囲気を掴み損ねて波に乗れませんでしたが、塩後半から止まらなくなりました。面白かった。
塩では魚住くんがまだまだ人ならざるものの雰囲気で。妖精か、あるいは妖怪か。

当時のBLはこういう話が少なかったのだと思います…

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あちらこちらぼくら(の、あれからとこれから) 2 コミック

たなと 

根が明るい人間

我慢しきれなくて単話で買っちゃったりしましたが、まとまって読むのは違いますよ!!!そりゃあもう!!!

ぶっちゃけこの2人のアレそれの想像が難しいなとか生々しいかなとか思ってたのですが……高校の友達らしい友達期間をしっかりたっぷり見せていただいたので、なんかね、なんとも言えない…親しい友人のソレ?を覗き見する感覚?とも違うようなもにゃもにゃ……でも2人の予習したり中断したり再チャレンジしたりの…

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あちらこちらぼくら(の、あれからとこれから) 1 コミック

たなと 

坊やだからさ

レビュー書いてなかったことに気づき2巻発売に再読レビューです。たなと先生大好きなので、そういう作品は初読の熱い思いを勢いに任せて書いた方が面白いレビューになるから勿体無い。

たなと先生大好き!といいつつ作品群の中では「あこぼ無印」は(もちろん神評価ながら)上位ではなく、「スニレ1,2」「PF」なんかが大好き…と思っていたらう〜〜〜んじわじわいい!マンガワンでは一般漫画のつもりで読んでたから自…

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モニュメンツメン・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一 

冬カボチャ王

サムの登場シーンが少なく、特に中盤どうにも萌えたりないからシリーズで初めて神評価をつけないでおこうかとすら思ったのに、終盤畳み掛けるように心を抉ってくるからホントどうしたもんかと。前と次を繋げるための巻という感じでしたね。

個人的にはジェイソンの行動はまったくもってダメだし、解雇相当だと思います。そしてそういう登場人物の理解不能な行動が出てくる話はおおかた気に入らないんですけど、この件に関し…

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マジシャン・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一  冬斗亜紀 

アブラカタブラ!

アブラカタブラで達する作品を初めて読みました。コメディだよこんなの。"マジシャン"だからと気づいたのはこの1冊の中におまじないの言葉がいくつか出てきたからです。アブラ・ファッキン・カタブラ

「ウィンターキル」を読んでから読むことをオススメします。「クリスマスの航路」の主役もチラッと登場。
相変わらず面白くて神評価ですが、ジェイソンがホワイトボードを見た時の反応がどうもし…

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モネ・マーダーズ 小説

ジョシュ・ラニヨン  門野葉一  冬斗亜紀 

タキシードスーツにFBIの防弾ベスト

ウィンター・キルを並行して読むと幸せになれます。自分は先にウィンター〜を読んでいたのでこちらを読んだ後すぐに読み返しました。今読み返したら神評価にしておけばよかったと後悔。

1巻の最後のセリフで湧き上がっていたらサムに…ケネディに奈落に突き落とされる。ええいジョシュ・ラニョン先生の攻めはいつも煮え切らないわね!攻めと書いてしまいましたが、今回サムは年下にお尻を差し出す側です。それなのにセック…

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