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35/42(合計:417件)
あすま理彩 樹要
M
いわゆる下剋上です。 下僕のように大学時代から、和紀に従っていた元部下の岩瀬が自分の上司になって、和紀のプライドを粉々にして、激しく蹂躙した、という話。 いやまぁ、あれですよね。 話の内容はさておき。 和紀のツンデレっぷりが素晴らしい話だったように思います。 ハタから見れば、とんでもない扱いしかしてなかったし、されてる側自身も、そうだとはわからなかったんですが。 酷く…
ひちわゆか 如月弘鷹
最終的に、ものすごく後味が悪いところで終わりましたが、物語としてはよかったです。 今回の話は、貴之と柾の関係、というよりは、ミステリー要素の方が大きかったかなー……と思います。 ミステリーとしての部分は、他の「ミステリー小説」とかと比べたら、イマイチはイマイチだったんですが、それはそもそもにして本職のミステリー作家さんたちと比べたらまずいよなー……と、思うわけです。 もう2ひねり…
あさひ木葉 樹要
ノリが、どちらかというと、完全に男の人向けの小説だったような気がしてならないのですが…… というか、この小説読んで思ったんですが、あんまりBLに「触手」とかって出てこないですよね? 男性向けの小説には割とよくあるアイテム(?)なのに、そういえば、BLではないなーということを再確認。 それから、もう一つ思ったのが、なんていうか直接性器の名前を口に出させることも少ないんですよね、実は…
五百香ノエル 金ひかる
なんというか…… いきなり時間がサリヤが帰ったところまで飛んだので、一瞬迷子になりましたが、ちゃんとその間のことも、後々ちゃんと振り返ってくれているので、迷子から無事、復帰できました。 なので、時間軸がわからなくなることはないかな、と思います。 今も昔も、政治に対して全く興味はないが、実はこれからの政局?(と言っていいのかしら?)で一番重要なところを担ってたイリ。 そんなイリ…
火崎勇 明森びびか
静かで、優しい話だったと思います。 高校時代憧れていた人が、同僚として異動してきた…… でも、その同僚は当時が別人のようにサボり魔になってしまっていて。 理由を尋ねると、「俺には俺の役目があるから」と。 どうやら、石動にはそうせざるを得ない理由があるようで…… というような話。 <ここから先、ややネタバレ含みます> 石動がサボっていたのは「他…
七篠真名 亀井高秀
高野透が公園で出会ったのは、金髪の少年で、その金髪の少年は高野がサーファーだったことを知っているようで…… というところから始まるお話。 家に帰れない、という少年を家に泊めてあげると。 目覚ましを止めて、会社に遅刻させられたり。 背中に辞表を貼られていたり…… と散々な毎日を送ることになるが、次第に高野は少年のいる生活に慣れていく……。 そして、ひょんなことから、…
神奈木智 紺野キタ
ネタバレ
この作者様の作品は、基本的には穏やかな話ですよね。 実は、その秘密は、誠人にとっては、驚く様な展開なんですが、そんなに大波乱もなく、静かに物語が終わっていきます。 ここから先はネタバレですが、多分、この物語のラストには好き嫌いがはっきり別れそうな気がします。 個人的には、前向きなサヨナラは、有りだと思っているので、割と嫌いじゃない終わり方だったんですが、人によってはちょっと……っ…
久我有加 松本花
疲れた男と、必死に生きて苛立ちを隠せない少年の初々しい恋物語……というやつかな? 一時期は小説家として一世を風靡して、栄光と挫折を一度に味わった誠は生きる気力もなく、ただ惰性で生きていた。 そんな誠の前に現れたひなびた小料理屋に不似合いな、容貌の整った青年と小学生くらいの少年の二人連れ。 しばらく二人は店に通ってきていたが、ある日突然、その少年を「あんたの息子や」と紹介される。 …
鹿住槇 宮本佳野
切ない感じの物語で、小早川は物語の感じから、仕事のできる人なのか、と思ったらそうでもなくて。 もう、ただただ小早川は情けないだけの人で、でもきっと、それがどうしようもなく、可愛いんだろうな……と、真田に同情。 すっごくテイストは大好きでした! 小早川は毎週、100分かけてセックスフレンドである真田の元に通っていたのだが、「恋人ができたから」と真田に一方的に関係の終焉を告げられ…
李丘那岐 やしきゆかり
いい! って単純に思える話でした。 春也が功誠を想う思いが、真っ直ぐで、すっごく健気で。 でも、それは、功誠に対してだけのことじゃなくて、全てに対して一生懸命で、健気なのが伝わって来て。 割と、好きな人に何かの条件の変わりに抱かれる……って、悲観的なシチュエーションにありがちだと思うんですが、この春也は、そうであるのに、何故かすごく前向きで……。 「また抱きたいって思えるように…