Mさんのレビュー一覧

青の疑惑 小説

水原とほる   

あくまでもBL

 整体師の恭は、過去の経験から恋愛には一歩、身を引いていたが、捜査に手段を選ばない一匹狼の九鬼と、笑顔の下に危うさを隠し持つヤクザの跡取り息子・陽介の二人に言い寄られるが、最後の一線を超えないようにやり過ごしていた。
 そんな中、医院の近くで、不審な死体を発見したところから、事件に巻き込まれ――という話でした。

 恭の過去の経験っていうのは、SMちっくな体の関係に溺れて、普通の行為じゃイケ…

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天下無敵の天使サマ 小説

真崎ひかる  蓮川愛 

つれない男に恋をする話

「難攻不落な君主サマ」の続きのお話。
 前作に出てきた、南の孤島にある、護衛のスペシャリスト・SDの養成所にいる天使のように美しい外見をした保健医・石原が出てくるお話。

 天使のように美しい外見とは裏腹に「医務室の女王」と呼ばれる石原を、冷たい扱いにも関わらずにめげずに口説き続けているのは、訓練生の名塚。
 フランス人の母親から受け継いだド派手な美貌で、クラス生から『皇帝』とも呼ばれてい…

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ワイルド・ワイルド・ウエスト 小説

高尾理一  雪舟薫 

休暇中のラブストーリー?

 会社をクビになり、エリートコースを陥落した斎木明紘は、友人に言われるがままに傷心を癒すために、二週間のアメリカ旅行に出た。
 その最中、目印となるものが何もない田舎道で迷い、牧場の柵を壊してしまう。
 そこに現れたのはカウボーイのダグラス。
 ダグラスはいきなり縄で明紘を縛り上げると、「柵を直せ」と迫ってきた。
 当然のことだと思った、明紘は金銭面を負担することを伝えたが、ダグラスに「金…

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かわいくしててね 小説

渡海奈穂  三池ろむこ 

わがまま攻め?

 可愛いものが大好きな垣内は、愛猫のドナと過ごす時間が一番の幸せ。そして、なるべくならばいさかいは避けて生きていきたいタイプ。
 そんな垣内の平和をかき乱すのが、同僚の二本木。
 彼は歯に衣着せぬ物言いで、空気を読まず、ずばずば“本当のこと”を言ってしまう。
 垣内は、二本木のことは認めつつも、もう少し物の言い方だけは考えてほしい、と何度も苦言を呈していた。

 そんなある日、二本木が猫…

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身がわりの恋 小説

真崎ひかる  明神翼 

身代わりは悲しいけれど

 同じ大学に通う拓海に想いを寄せている侑矢は、彼にパシリのように扱われているが、そのことに喜びを見出す日々。
 拓海は、内向的な侑矢とは違い、王様のように話の中心にいた。
 そんなある日、拓海が海外留学することになった出発の前夜、侑矢は「話があるから泊まっていけ」と引き留められた。
 酔いも相まって、夜中に起きてきた拓海に「抱いてほしい」とすがりついてしまう。
 けれど、暗闇の中、侑矢を抱…

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お前に抱かれるなんて聞いてない!~ハマった男はAV男優 コミック

夏原サイケ 

ちょっとエッチな王道BL

 これ、ネットの広告が気になって、電子書籍を買わずに、紙で買ったやつですね。捨てるの大変だけど、紙がまだ好き派です。
 自分の見たい解像度で読めるからね。

 それはさておき。
 この本は、恋人のいない男の人がAVで抜くようになってしまったお話。しかも見ているものが、男の娘のAVで、どちからというと男の娘に感情移入をしていってしまう。
 このままはいけない! と思ったところで、同窓会で今…

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ロープマン コミック

わたなべあじあ 

ギャグだと思って読むもの?

ギャグだと思って読むと◎

 タイトル通りのSMテイストなお話ですが、なぜか縛られているのは攻め。攻め!?
 一応それには、ありきたりなトラウマがあるのですが……ってトラウマに「ありきたり」って表現をするのはシリアス系を読む人には目くじら立てられちゃいそうだけど、そういうくらいの軽いテイストでポンって書かれちゃうノリの本です、という説明が一番、しっくりくる感じです。

 トラウマを持った…

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なんでも屋ナンデモアリ アンダードッグ 2 小説

菅野彰  麻生海 

中途半端な終わり

 小説版はここで終わりだったんですが、ちょっと中途半端で終わってしまいました。

 そもそもこの小説は「ドラマCDの原作として書かれた」というちょっとイレギュラーな話だったと確認して、ちょっと納得しました。

 物語は「なんでも屋なんでもアリ」を開業してからの3人の物語。
 とりあえず、レーベルがBLメインのところだったので、私のブクログはこのカテゴリで放り込んだけど、恋愛要素は特にない…

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パパと約束の花嫁 小説

伊郷ルウ  森原八鹿 

子供がかわいいBL

 阿久田知明は、保育士の資格をもってはいるが今は兄の元で、代行サービスの一員として働いている。
 そんなある日、依頼が入って向かったのは、瀟洒なマンションのペントハウス。そしてそこで待っていたのは、五條龍臣とその甥 未来。
 五條は、未来を置いて出て行ってしまった妹に代わり、未来を育てているのだった。
 知明は、忙しい五條に代わり、未来のベビーシッターとして、雇われたのだった。かわいくかしこ…

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とろけるカラダ 小説

藤崎都  陸裕千景子 

ピュアな恋の話

 兄がパティシエを務めるケーキショップを手伝いながら、大学に通う伊吹は、兄とその恋人(男)の情事を目にしてしまう。
 ショックを受ける伊吹を連れだしたのは、幼馴染みである弘嗣。弘嗣の家に連れて行ってくれ、頭を冷やす時間をくれたのはよかったのだが、そのまま「ずっと好きだった」と押し倒されてしまう。

 混乱する伊吹に今度は、大学教授や人気モデルまで告白してきて……

 という感じの

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