むつこさんのレビュー一覧

真空融接 コミック

びっけ 

名作だ

とりあえず一番先に刊行されたものを読んでみました。
面 白 い !!
設定の面白さもさることながら、その設定に負けてないストーリーがきちんとある。これが一番大事なんだよね。SEX PISTOLSシリーズと似てる。設定もストーリーの中身もぜんぜん違うけど、設定の面白さにしっかりストーリーがついてるという意味で。
シリーズ、順番に読みたくなりました。

エッチな場面はないけど、生きるために不可欠とされ…

6

彼岸過迄 コミック

水城せとな 

やっぱ水城さんは凄い

ずっと読みたかった絶版作品なんですが、やっと読めました。
それだけで満足だったんですが、中身にも大満足。
絵は古いけど、世界観は最近の水城作品に繋がるものがある。
曇りのないまっさらなハッピーエンドじゃなく、必ず鬱的なものを組み込んだ結末。これが好きか嫌いかで、水城作品に対する評価は180度変わんだろうなと思いました。私は好き。大好きです。

『彼岸過迄』
陰間茶屋っていろんな作家さんが題材にして…

0

EGOISTE(2) 小説

かわいゆみこ  石田育絵 

素晴らしかった

一巻も面白かったけど、二巻は更に面白かったです。
上質の人間ドラマでした。
ラストが阪神大震災で、非常に感慨深かったです。この地域でこの時代を描くなら、絶対に欠かせない未曾有の大災害。

主役二人の関係が変化し、気持ちも変化していく。その様子がとても切なく、同時にとても優しいです。

受けの浮気はたまげた。
浮気相手は別の人のほうが良かったな、親友を浮気相手にするのはモニョモニョする…と思ってたん…

3

甘い運命 小説

高遠琉加  麻生海 

ごちそうさまでした

海がいなかったら、この二人は結ばれなかったんだなと、しみじみ思いました。
子供が登場する作品って大好きなんですが、その取り扱い方を間違ってると一気に地雷になります。
さすが高遠琉加さん、本当に素敵な「子はかすがい」モノでした。

キュンキュン切なくて、なにげないシーンでちまちま泣かされて、どうしようもなかったです。
エピソードを重ねることによって積み上がっていく信頼関係が愛しい。
恋愛と関係ない部…

2

唇にキス 舌の上に愛 ~愛と混乱のレストラン 3~ 小説

高遠琉加  麻生海 

完璧

なんかもうすでに、私の書きたいことがみなさまの手によって全部書かれてるー!熱いレビューを読んでると、やたら嬉しくなってニヤケちゃいます。
自分がめちゃくちゃ気に入った小説って、とにかく味わい尽くしたいもんで。そのための最後のデザートが、他の方のレビューを読むことだなと思います。しかも尽きないデザート。
料理を比喩にもってきたのはもちろんこの小説が美味しい小説だから!です。
空腹時に読むとヤバい。

4

美女と野獣と紳士 ~愛と混乱のレストラン 2~ 小説

高遠琉加  麻生海 

俺様攻めがへこたれる瞬間

本編をキュンキュン胸痛めながら読んで、あとがきで「そうそう、そこがツボなんだよ~!」と思わず高遠琉加さんに話しかけてしまいました。
いわく「俺様攻めが反省するのは楽しいですね!」
そう、楽しいんだよ。
キュンキュン心が痛いんだけど、快感でもある。
俺様攻めって「徹底的に貫く」か「途中思いっきりヘタレる」か、どちらかがあって魅力が増すと思う。たまに物凄く中途半端に「デレ」がくる俺様攻めがいるんだけど…

3

愛と混乱のレストラン 小説

高遠琉加  麻生海 

焦らしが上手いです高遠さん

もう何回読み返したか分かんないです、この小説。
何回読み返しても、最初ひたすら険悪で衝突ばかりしてる二人に焦れ焦れさせられる。
でもこの焦れ焦れは、のちの萌えへと繋がる素晴らしい焦れ焦れなので、存分に焦れ焦れを味わいましょう。
たまらないのが、堅苦しい受けの殻が少しずつ破れていく瞬間の数々。
チラリと覗く受けの弱さ、最初攻めは違う解釈で眺めている。受けの弱さ脆さにサド心が刺激されるのは、この攻めが…

2

MIKADO―帝〈後編〉 小説

かわいゆみこ  東条ひかる 

このやるせなさ、どうしてくれよう…

読み終えたときの虚脱感というか、このどうしようもないやるせなさ、何とかならんもんでしょうか。
どんどん崩壊に向かっていく、巨大マフィア。過酷な運命に翻弄される、若い四人の兄弟に胸が痛くて仕方なかったです。
父親の早すぎる突然の死の影響が大きすぎました。

三人の男兄弟に実力がなかったわけじゃなく、基盤をしっかり築き上げるだけの時間がなかったんだなと。
あと10年この父親が踏ん張ってくれてたら、
イ…

3

MIKADO―帝〈前編〉 小説

かわいゆみこ  東条ひかる 

名作

最初の50ページで、世界観の虜になりました。
もったいないから読むのをやめたくなるほど面白かったです。
息づまるような悲しい展開、皮肉な運命。男三人女一人の四人の兄弟の性格づけの完璧さと、複雑に絡み合う互いへの心理。
残虐なマフィアのボスである父親の人間らしい面には、人物造型の上手さを感じました。
敵である人間が味方で、敵側にも複雑な心理模様があって…なんだろうなぁもう…。

『ゴッドファーザー』…

0

きみがいなけりゃ息もできない CD

やっぱイイ!

大好きなこの小説が福山さんと小西さんの声によって語られること、ホントに嬉しかったです。
キャスティング完璧。
福山さんが、キャラづくりを微妙なバランスで取っていることに感動しました。
そうそう、ルコちゃんはこうでなきゃ!
無茶苦茶なことを言いながら必死で攻めに食らいついていくところにキューンと胸が締め付けられました。

プロットについて改めて思ったんですが、これはルコちゃんの成長物語じゃなくて、攻…

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