ofnoticeさんのレビュー一覧

背中合わせでキスを 小説

安曇ひかる  三池ろむこ 

ありがち設定を実に巧みに読ませる技がスゴい!

『臆病なサボテン』で安曇ひかるは「買い」だ!と断言したワタクシ、
さっそくまとめ買いしてみました。

この方、本当に筆が達者だなと思う。
テーマは幼馴染&再会という、ありがちなものですが、
それをいろいろなディテールやエピソードを織り込んだりして
最後まで読ませる技はなかなか。

また相当な意地っ張りが好きなのかなとも。
ただ「臆病なサボテン」と違い、今回は登場人物が増えたぶん、…

1

どうして涙が出るのかな CD

かわいい森川さん(はぁと)

原作未読のまま(原作どこへしまったか忘れた)BLCD突入。
最初、「あれ?これもしかして森川さん???」

異様にかわゆい帝王が聞けます。
状況説明は…描かれていない、というよりも、
テンポが速すぎて状況を飲みこむ前に先に進んでしまう感じ。

さらに、遊佐さんが面白い役どころにいたゆえに、
ただの脇役で終わってしまった感がちょっともったいなかったw
幼馴染ものはグダグダ感強いドラ…

0

ひそやかに恋は 小説

桜木知沙子  山田ユギ 

エーーッ!?途中まで面白かったのに!

北海道の小樽が舞台です。
とはいっても、観光地として有名な運河のほうは描写がなく、
よくありがちな田舎の風景が目にしみる。

育児放棄に等しい母親と、小さな妹を抱え孤軍奮闘する高校生、涼哉。
彼はその生い立ちから環境にもなじめず、誰かと打ち解けることもしない。
でも、同級生の岡嶋に秘かに思いを寄せている。
そんなある日、涼哉はたまたま行った札幌で、ひょんなきっかけから
リッチそうな…

1

シナプスの柩 II CD

ヒールのあり方。

原作未読、「Ⅰ」から続けて聞いてみました。
この作品、外科医モノという変わったジャンルではありますが、
ものすごいベタな王道っぷりを感じるんですよ。

トラウマや囚われの身、記憶喪失や幼児退行、
パーツパーツだけを取るとありがちなもの詰め合わせって感じです。
そこを補っていると思われるのは幼児退行した水斗を引き取って
一緒に暮らそうとする樋口の苛立ちっぷりですね。
思い通りにならず…

2

ゴールデンビート 小説

小川十子  麻生ミツ晃 

動作を文章化することの難しさ

読みやすさは買えます!
展開はきわめてマンガちっくですが、頭をコミックモードに変えればなんということはない。
キャラがあんまり自分のタイプじゃなかったのが致命傷だったぐらいかなー。

金髪でいかにも今時のチャラい介護ヘルパー(攻め)と対照的にガチガチに堅物な医師。
ヘルパーの桐島、もう一つの顔は「凄腕のダンサー」です。
つくづく動作や音楽を文章化するって難しいと実感する作品でした。

2

鏡の中の九月 小説

榊花月  木下けい子 

設定の妙と攻めのチャラさが魅力。

「つめたい花」では展開よりも、ビートニク的なキャラクターに魅力を感じまして、
またまたいっちゃいました榊先生。

で、今回は本屋の店員と取次店の営業という異色な組み合わせです。
う~ん、まず本屋の日常業務描写が面白い!

本屋の店員が出てくるBL作品はほかにも多々ありますが、
それを丁寧に描写したものってあまりないような。
BL小説読んでレビュー書きまくっているみなさんはさぞかし書…

2

影鷹の創痕 小説

水原とほる  立石涼 

鉄板の安定感、能ある鷹は爪かくす?

テーマ的には地雷な人も多いでしょう、痛い&変態&3Pですが
つくづくうまい作家さんだなぁ~と思います。
ストーリー運びに破綻がない!うぅむ。

エロエロもの、しかもキワモノ系だと
「あれー?ストーリーがどこへすっとんでいっちゃうのぉ~!?」
という作品さんも少なくないなかで、抜群の安定感。
いや、ピアッシングだの二本挿しだのガンガン出てくるのに安定感ていうのも変か。
そこにラブもき…

5

スペアの恋 小説

椎崎夕  陵クミコ 

ご都合展開すぎwしかしなぜか許せるw

BL界にはおよそ偶然とは言い難い「ご都合すぎる」展開が数多くありますが、
コレはもはやご都合が露骨すぎて笑えてしまうレベルです。

図式化すると…
受けが玄関先で倒れていた→隣の家で面倒見てもらう→隣んちのチビがなついたから
(すでにこのあたりでかなり香ばしいw)→隣んち無愛想すぎ→でもチビが受けに懐いたんでガキの面倒見てくれとか→なにげに隣んち、過去にいろいろあったらしく→実は受けもゲ…

3

ここでは密やかに CD

ストーリーはわかりにくい、しかし!雰囲気で買い。

原作未読。
最初、脚本が盛大に失敗していて、ストーリーさっぱりわからないのか!?
と思っていましたが、原作の評価を見るとそうでもなさそうです。
序盤から中盤までは、とにかくわかりませんw
序盤はセレブと売春高校生か?ふーん…と思いきや、
なぜか吸血鬼(笑)
いや、笑っちゃうんだけど吸血鬼。
しかし、それが終盤になって、笑ってもいられなくなります。

すんげぇ耽美ストーリーでビック…

3

アレキサンドライト 小説

山藍紫姫子 

山藍先生の筆が若い!

旧版はいつぞや読みましたが、角川版の大幅加筆してあるものを。
山藍先生はBL(当時は耽美と呼ばれていた)黎明期からその名を知られた作家さんです。
初期は欲望のドロドロと猟奇的ともいえるほどのエロスに、「小説JUNE」の中でも
抜きんでたものがありましたけどねー。

山藍先生は独自の特濃エロ世界を持ちながらも、
時代のトレンドに合わせて進化している作家なのダ!ということがよくわかる一冊。…

10
PAGE TOP